【プロトレーナー直伝】胸痩せを防ぐダイエットのコツやトレーニング方法
ダイエットしたいとは思っていたとしても、胸の脂肪が落ちてしまうと悲しいですよね。胸から痩せていくと感じる方もいます。

しかし、トレーニングの方法によっては胸のサイズダウンを抑え、気になる部分を引き締めることも可能。そのためにはなぜダイエットで胸から落ちていきやすいのか、胸をそのまま維持して痩せるにはどうしたら良いのかについて知ることが大切です。

胸は脂肪が落ちてしまうのは嫌だからダイエットを諦めているという方も今回ご紹介する方法で効果的なダイエットに取り組んでみましょう。不要な贅肉がついているところをしっかり引き締めることができれば胸も強調され、より女性らしいボディラインに近付いていくことができます

なぜ胸から痩せてしまうの?

なぜ胸から痩せてしまうの?
そもそも、なぜダイエットをすると胸から痩せてしまうのでしょうか。大きな原因は次の3つです。

胸の脂肪は燃焼されやすい

胸の中に詰まっているのは脂肪です。脂肪といえば、ダイエットの敵でもありますよね。
気になる部分の脂肪を燃焼させるために様々なダイエットに取り組んでいることでしょう。

減らしたい部分の脂肪がなかなか減らないのに胸の脂肪が落ちやすいのは、胸は心臓に近く、温かいからです。脂肪は温かいほど燃えるので、どうしても落ちやすくなってしまいます

また、脂肪は固いと燃えにくくなるのですが、胸の脂肪はとてもやわらかいですよね。これも燃焼されやすい理由の一つです。

栄養不足により女性ホルモンが減少する

ダイエットを効率よく行うためには、適度な食事制限をすることが大切ですが、やり過ぎると栄養不足に陥り、女性ホルモンが減少してしまう可能性があります。
女性ホルモンとは、女性らしい体を作るために重要な役割を果たしているものであり、中でも「エストロゲン」という女性ホルモンが大きく影響しているのです。

つまり、エストロゲンが不足するとバストが小さくなりやすいともいえます。例えば、日本の食卓で登場することが多い大豆系の食品には「大豆イソフラボン」と呼ばれる栄養素が含まれているのですが、この成分の化学構造が女性ホルモンであるエストロゲンと似ているため、食事などで取り入れると体内でエストロゲンと同じような役割を果たしてくれるのです。

極端な食事制限で摂取する大豆イソフラボンが減った場合には、このような理由からバストが小さくなってしまう可能性があります。

参考: 内閣府 食品安全委員会:大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A

ダイエット方法が相応しくない

間違ったダイエット方法を行ってしまうと、それが原因で胸が小さくなったり、垂れてしまうことがあるので注意しておきましょう。

胸は「クーパー靭帯」と呼ばれるものによって支えられています。このクーパー靭帯はゴムのような弾力性を持っていますが、揺れの衝撃にそれほど強くなく、伸びてしまうことがあるのです。

場合によっては切れてしまうことがあり、仮に切れた場合には元には戻りません。伸びたり、切れる際には痛みを感じることはないので、日常生活の中で気づかないうちに少しずつクーパー靭帯が負担を受けている可能性もあります。

ダイエットで行う運動によっては胸が大きく揺れるものもありますよね。これによってクーパー靭帯が伸びてしまった場合にもバストのハリ低下につながる恐れがあります。
歳を重ねるとバストが垂れ下がりやすくなってしまいますが、その原因の一つが日常生活などでクーパー靭帯に負担がかかり、伸びてしまうということです。

行っているダイエット法で胸が大きく揺れていないか確認してみましょう。ジョギングやランニングなど胸が上下に揺れる系の運動中心に取り入れている方は特に注意が必要です。

ダイエットによる胸痩せを防ぐコツ

ダイエットによる胸痩せを防ぐコツ
ダイエットをした際に胸が痩せてしまうのを防ぐために効果的な方法を見ていきましょう。
代表的なのは次の4つです。

腹式呼吸を意識する

胸の脂肪を燃焼させないためには、腹式呼吸を意識するように心がけてみましょう。普段私たちが無意識に行っている呼吸は胸式呼吸と呼ばれるものであり、肺の上部分に空気を入れています。
一方で、肺の下部分に空気を入れるのが腹式呼吸です。

腹式呼吸はダイエットに効果的とされている呼吸法であり、お腹にある横隔膜と呼ばれる筋肉をしっかり使うことができます。
この筋肉を腹式呼吸で刺激して鍛えることにより全身の代謝がアップし、基礎代謝アップが期待できるのです。

基礎代謝のアップはダイエットに欠かせません。

また、腹式呼吸をすると胸にある大胸筋を鍛えることにもつながります。

大胸筋を鍛えることを重視する

先述した大胸筋というのは、胸の土台ともいえる筋肉です。胸痩せを防ぐためにはこの土台をしっかり鍛えてあげる必要があります。筋肉なので、筋トレでしっかり刺激しましょう。

土台がしっかりしていればその分、胸の脂肪も落ちにくくなります

運動時にスポーツブラを着用する

効果的にダイエットを進めていくために運動を実践している方も多いのではないでしょうか。
しかし、運動する際に普段と同じブラジャーをつけている方もいるはず。これもダイエットが原因の胸痩せに繋がってしまう理由です。

胸を支えているクーパー靭帯が伸びたり切れたりすると胸に悪影響があるとご紹介しましたが、運動で胸が揺れたりするとクーパー靭帯に大きな負担がかかります。

通常のブラジャーは日常生活で胸が揺れたりするのは支えてくれるものの、運動などの激しい動きには対応していません。そこでおすすめなのが、スポーツブラの着用です。
スポーツブラは運動時に装着することを前提として作られたものであり、胸が必要以上に揺れるのを防いでくれます

栄養バランスの良い食事をとる

ダイエットの基本はバランスの良い食事をとることです。様々な栄養素を幅広く取りましょう。また、胸のことを考えると次の3つの栄養素はしっかり摂取したいところです。

タンパク質

胸の土台となる大胸筋を作っているのはタンパク質です。タンパク質は次のような食材に豊富に含まれています。

  • 大豆
  • チーズ

タンパク質が不足すると大胸筋を鍛えるのが難しくなるので注意しましょう。

イソフラボン

先述したように、大豆に含まれている大豆イソフラボンには女性ホルモンと似た働きがあります。ふくよかな胸を目指すためにも取り入れてみましょう。おすすめは次のような食材です。

  • 納豆
  • 豆腐
  • 油揚げ
  • きなこ
  • 味噌

日常生活で取り入れやすい食材に含まれているのは嬉しいポイントですね。ただ、大量に摂取しすぎないように注意しましょう。
これは、女性ホルモンと似た働きをすることをすることによって乳がんの発症リスクを高める可能性なども報告されているからです。

一日当たりの上限値は70~75mgとされているので、それ以下を目安にしておきましょう。
ちなみに、50gの納豆1パックで65mg、豆腐は二分の1丁で55mg程度の大豆イソフラボンを含んでいます。

参考:(PDF)内閣府 食品安全委員会:食べ物に関するミニ知識、その他[PDF]

ボロン

特にキャベツに豊富に含まれているミネラルの一種です。
こちらも女性ホルモンであるエストロゲンの濃度を高めてくれます。ただ、熱に弱いので生のキャベツを取り入れるようにしましょう。

キャベツ以外だと以下の食材にも含まれています。

  • ブドウ
  • リンゴ
  • 海藻類

キャベツや海藻類はカロリーも糖質も低く、ダイエット中に向いている食材ですよね。リンゴやブドウはカロリーが極端に低いとは言えないので、食べ過ぎるとかえって太ってしまう可能性もあるので注意しておかなければなりません。

胸痩せしにくいトレーニング方法をご紹介

胸痩せしにくいトレーニング方法をご紹介
ダイエットする際に胸痩せを防ぐにはどのようなトレーニングが効果的なのでしょうか。
おすすめの方法を4つご紹介します。

いずれのトレーニングもそれほど難しいものではないので、実践してみてくださいね。

慣れるまでは無理をすることなく、自分のできる範囲で試してみましょう。ある程度トレーニングを行い、筋肉がついてきたら少しずつ負荷を上げていくのがポイントです。
筋肉を鍛えてからもずっと同じ負荷にしていると効果が弱くなるので注意してみてくださいね。

ヨガでねじりの運動

ヨガは心をリラックスさせる働きがあり、ホルモンバランスを整えるのにも役立ってくれます。

また、姿勢の悪さを改善する働きも期待できるので、普段から姿勢が悪いと感じている方などはお風呂上りに実践してみましょう。
身体をねじる運動をすることによってお腹の引き締め効果も期待できます。

  • 1.両足を伸ばした状態で床に座る
  • 2.足をクロスさせ右足のくるぶしを左ももの外側に立てて置く
  • 3.左足のかかとを左ももの裏につける
  • 4.右肘を立てておいた左膝に引っかける
  • 5.ゆっくり息を吐きながら腰を右側にひねる
  • 6.3秒ほどキープして息を吐きながら元に戻る

左右それぞれ5回から始め、慣れてきたら回数を増やしていきましょう。

足をうまく活用することによって上半身をしっかりひねることができます。背中が丸々ないように注意しましょう。また、骨盤をしっかり立てるのもポイントです。

難易度

★☆☆

膝立ちプッシュアップ

膝立ちプッシュアップ
腕立て伏せは大胸筋を鍛えるのに効果的な運動です。ですが、筋肉が足りなくて1回も腕立て伏せができないという方もいるはず。そこでおすすめなのが膝をついて行う腕立て伏せ(プッシュアップ)です。

この方法なら女性でも実践しやすいので試してみてくださいね。

  • 1.四つんばいになったら両手は肩幅よりも広げる
  • 2.頭の先から膝までが一直線になるようにお尻を落とす
  • 3.胸を張り肘は外側に曲げようにしながら体を沈める
  • 4.胸が床に触れるくらい落としたら元の姿勢に戻る

3+4×10回を1セットとして3セット行いましょう。
手のひらと膝だけを床に付け、足首はクロスして床から離すと更に効果的です。

難易度

★☆☆

ダンベルプレス

ダンベルプレス
本来はダンベルを使ったトレーニングではありますが、女性の方は500mlのペットボトルに水を入れてベンチプレスをしてみましょう。大胸筋を鍛える効果があります。

トレーニングベンチがあればそれを使い、ない場合は床で行います。

  • 1.両手にペットボトルまたはダンベルを持ち、仰向けに寝る
  • 2.天井に向かって両腕を伸ばして胸を張ったら肩甲骨を寄せる
  • 3.大胸筋を意識しながら両手をゆっくりと広げ、ペットボトルを床に近づける
  • 4.素早く2の姿勢に戻る

8~12回を1セットとし、3セット行います。
トレーニングベンチがある場合は3で肘を曲げて胸の高さまでペットボトルを下ろしましょう。

チューブフライ

チューブフライ
トレーニング用のチューブを使った方法です。
なお、チューブは100円ショップで取り扱っている場合もあります。強度が高めのチューブを使うのがポイント。
大胸筋を鍛える効果が大きく、効率も良いです。

  • 1.チューブを背中に回し、左右の手でそれぞれチューブの端を持つ
  • 2.肘が曲がらないように注意しながら腕を前に閉じる
  • 3.あご引き、大胸筋を収縮させる
  • 4.ゴムの張力を感じながら元に戻る

2~4を10回1セットとして3セット行いましょう。反動を利用するのではなく、大胸筋をしっかり使うことが大切です。
また、大胸筋は上部・下部・外側・内側の4つの部位で構成されています。床と水平にチューブを引っ張るやり方だと上部と下部の大胸筋への影響が小さいので、引っ張る腕の角度を少しずつ変更してみましょう。

斜めにしたりするのも効果的です。

難易度

★★☆

胸痩せを防ぐマッサージもおすすめ

胸痩せを防ぐマッサージもおすすめ
胸痩せを予防するための方法として、マッサージも試してみてはどうでしょうか。
これは胸をマッサージする方法ではなく、バストアップのために効果的なマッサージです。

やり方は次の通り。お風呂の中や入浴後など、体が温まっているタイミングで行ってみてくださいね。

  • 1.肩や背中をマッサージし、リンパを流すイメージで胸に寄せる
  • 2.左右20回程行う
  • 3.お腹も同様にマッサージし、リンパや贅肉を胸に寄せる。20回ほど行う
  • 4.左右の手を交互に使い、バストを下からすくい上げるようにして持ち上げる
  • 5.バストの上、中央に親指以外の4本の指終わって、ワキに向かってマッサージ

一連の流れをセットにして、1セット行いましょう。早く行っても意味がありません。
皮膚の下の贅肉やリンパをしっかり胸に流すようにイメージしましょう

トレーナー藤野からのダイエット成功アドバイス

トレーナー藤野からのダイエット成功アドバイス
引き締まった体に加え、女性らしいバストが実現できるとボディラインがとても美しく見えます。ダイエットに取り組んでいる女性は、ただ単に脂肪を落としたいわけではなく、痩せて魅力的なボディラインになりたいと考えているはず。
何も考えずにダイエットをしてしまうと胸まで痩せてしまい、女性らしい体から遠ざかってしまうので注意しましょう。

食事制限だけのダイエットはNG

ダイエットというと食事制限ばかり考えてしまう方もいますが、食事制限だけを行うとどうしても胸が痩せやすいです。胸痩せを防ぐためにはご紹介してきたように大胸筋を鍛えることが大切
食事制限だけのダイエットでも体重を減らすことは可能ですが、気づいた時には胸がしぼんでいたということにならないようにしましょう。

大胸筋を鍛えると基礎代謝もアップするので、かっこいい胸が作れるだけでなく脂肪を燃焼しやすい体を目指せます。できるだけ胸の脂肪を落とすことなく、その他の部位の脂肪・贅肉を退治したいという方も基礎代謝アップを目指してみてくださいね。

多少小さくなるのは仕方がないと考えよう

もともとバスト周りにかなり脂肪がついていた方の場合、ダイエットが成功すると少なからず引き締まります。胸のサイズを1mmも変えることなくその他の部位を引き締めようと考えるのはなかなか難しいことです。そのため、少し胸が小さくなってしまったからといって慌てず、総合的なボディラインでみてみましょう。胸が多少小さくなっても他の部位が引き締まっていれば、美しいボディラインになります。

ポイントを知っていれば胸痩せは防げる

ポイントを知っていれば胸痩せは防げる
ダイエットをする以上、胸痩せするのは仕方がないことだと考えていた方もいるでしょう。しかし、ダイエットをした際に胸痩せするのにはご紹介してきたような原因があり、効果的な対策もあります。

それぞれのポイントをしっかりおさえた上でダイエットに取り組めば女性らしいボディラインに近付いていくことができるので、ぜひ実践してみてくださいね。

もし、ポイントを守ってダイエットしているのに胸痩せが目立つようであれば何か間違ったダイエットを行っている可能性もあるのでもう一度おさらいしてみるのがおすすめです。

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http://bodyke-live.com/wp-content/uploads/2019/08/prevent_bust_down_top-1.jpghttp://bodyke-live.com/wp-content/uploads/2019/08/prevent_bust_down_top-1-150x150.jpgBodykeLIVEトレーニングダイエットしたいとは思っていたとしても、胸の脂肪が落ちてしまうと悲しいですよね。胸から痩せていくと感じる方もいます。しかし、トレーニングの方法によっては胸のサイズダウンを抑え、気になる部分を引き締めることも可能。そのためにはなぜダイエットで胸から落ちていきやすいのか、胸をそのまま維持して痩せるにはどうしたら良いのかについて知ることが大切です。胸は脂肪が落ちてしまうのは嫌だからダイエットを諦めているという方も今回ご紹介する方法で効果的なダイエットに取り組んでみましょう。不要な贅肉がついているところをしっかり引き締めることができれば胸も強調され、より女性らしいボディラインに近付いていくことができます。なぜ胸から痩せてしまうの?そもそも、なぜダイエットをすると胸から痩せてしまうのでしょうか。大きな原因は次の3つです。胸の脂肪は燃焼されやすい胸の中に詰まっているのは脂肪です。脂肪といえば、ダイエットの敵でもありますよね。 気になる部分の脂肪を燃焼させるために様々なダイエットに取り組んでいることでしょう。減らしたい部分の脂肪がなかなか減らないのに胸の脂肪が落ちやすいのは、胸は心臓に近く、温かいからです。脂肪は温かいほど燃えるので、どうしても落ちやすくなってしまいます。また、脂肪は固いと燃えにくくなるのですが、胸の脂肪はとてもやわらかいですよね。これも燃焼されやすい理由の一つです。栄養不足により女性ホルモンが減少するダイエットを効率よく行うためには、適度な食事制限をすることが大切ですが、やり過ぎると栄養不足に陥り、女性ホルモンが減少してしまう可能性があります。 女性ホルモンとは、女性らしい体を作るために重要な役割を果たしているものであり、中でも「エストロゲン」という女性ホルモンが大きく影響しているのです。つまり、エストロゲンが不足するとバストが小さくなりやすいともいえます。例えば、日本の食卓で登場することが多い大豆系の食品には「大豆イソフラボン」と呼ばれる栄養素が含まれているのですが、この成分の化学構造が女性ホルモンであるエストロゲンと似ているため、食事などで取り入れると体内でエストロゲンと同じような役割を果たしてくれるのです。極端な食事制限で摂取する大豆イソフラボンが減った場合には、このような理由からバストが小さくなってしまう可能性があります。参考: 内閣府 食品安全委員会:大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&Aダイエット方法が相応しくない間違ったダイエット方法を行ってしまうと、それが原因で胸が小さくなったり、垂れてしまうことがあるので注意しておきましょう。胸は「クーパー靭帯」と呼ばれるものによって支えられています。このクーパー靭帯はゴムのような弾力性を持っていますが、揺れの衝撃にそれほど強くなく、伸びてしまうことがあるのです。場合によっては切れてしまうことがあり、仮に切れた場合には元には戻りません。伸びたり、切れる際には痛みを感じることはないので、日常生活の中で気づかないうちに少しずつクーパー靭帯が負担を受けている可能性もあります。ダイエットで行う運動によっては胸が大きく揺れるものもありますよね。これによってクーパー靭帯が伸びてしまった場合にもバストのハリ低下につながる恐れがあります。 歳を重ねるとバストが垂れ下がりやすくなってしまいますが、その原因の一つが日常生活などでクーパー靭帯に負担がかかり、伸びてしまうということです。行っているダイエット法で胸が大きく揺れていないか確認してみましょう。ジョギングやランニングなど胸が上下に揺れる系の運動中心に取り入れている方は特に注意が必要です。ダイエットによる胸痩せを防ぐコツダイエットをした際に胸が痩せてしまうのを防ぐために効果的な方法を見ていきましょう。 代表的なのは次の4つです。腹式呼吸を意識する胸の脂肪を燃焼させないためには、腹式呼吸を意識するように心がけてみましょう。普段私たちが無意識に行っている呼吸は胸式呼吸と呼ばれるものであり、肺の上部分に空気を入れています。 一方で、肺の下部分に空気を入れるのが腹式呼吸です。腹式呼吸はダイエットに効果的とされている呼吸法であり、お腹にある横隔膜と呼ばれる筋肉をしっかり使うことができます。 この筋肉を腹式呼吸で刺激して鍛えることにより全身の代謝がアップし、基礎代謝アップが期待できるのです。基礎代謝のアップはダイエットに欠かせません。また、腹式呼吸をすると胸にある大胸筋を鍛えることにもつながります。大胸筋を鍛えることを重視する先述した大胸筋というのは、胸の土台ともいえる筋肉です。胸痩せを防ぐためにはこの土台をしっかり鍛えてあげる必要があります。筋肉なので、筋トレでしっかり刺激しましょう。土台がしっかりしていればその分、胸の脂肪も落ちにくくなります。運動時にスポーツブラを着用する効果的にダイエットを進めていくために運動を実践している方も多いのではないでしょうか。 しかし、運動する際に普段と同じブラジャーをつけている方もいるはず。これもダイエットが原因の胸痩せに繋がってしまう理由です。胸を支えているクーパー靭帯が伸びたり切れたりすると胸に悪影響があるとご紹介しましたが、運動で胸が揺れたりするとクーパー靭帯に大きな負担がかかります。通常のブラジャーは日常生活で胸が揺れたりするのは支えてくれるものの、運動などの激しい動きには対応していません。そこでおすすめなのが、スポーツブラの着用です。 スポーツブラは運動時に装着することを前提として作られたものであり、胸が必要以上に揺れるのを防いでくれます。栄養バランスの良い食事をとるダイエットの基本はバランスの良い食事をとることです。様々な栄養素を幅広く取りましょう。また、胸のことを考えると次の3つの栄養素はしっかり摂取したいところです。タンパク質胸の土台となる大胸筋を作っているのはタンパク質です。タンパク質は次のような食材に豊富に含まれています。肉 魚 卵 大豆 チーズタンパク質が不足すると大胸筋を鍛えるのが難しくなるので注意しましょう。イソフラボン先述したように、大豆に含まれている大豆イソフラボンには女性ホルモンと似た働きがあります。ふくよかな胸を目指すためにも取り入れてみましょう。おすすめは次のような食材です。納豆 豆腐 油揚げ きなこ 味噌日常生活で取り入れやすい食材に含まれているのは嬉しいポイントですね。ただ、大量に摂取しすぎないように注意しましょう。 これは、女性ホルモンと似た働きをすることをすることによって乳がんの発症リスクを高める可能性なども報告されているからです。一日当たりの上限値は70~75mgとされているので、それ以下を目安にしておきましょう。 ちなみに、50gの納豆1パックで65mg、豆腐は二分の1丁で55mg程度の大豆イソフラボンを含んでいます。参考:(PDF)内閣府 食品安全委員会:食べ物に関するミニ知識、その他ボロン特にキャベツに豊富に含まれているミネラルの一種です。 こちらも女性ホルモンであるエストロゲンの濃度を高めてくれます。ただ、熱に弱いので生のキャベツを取り入れるようにしましょう。キャベツ以外だと以下の食材にも含まれています。ブドウ リンゴ 海藻類キャベツや海藻類はカロリーも糖質も低く、ダイエット中に向いている食材ですよね。リンゴやブドウはカロリーが極端に低いとは言えないので、食べ過ぎるとかえって太ってしまう可能性もあるので注意しておかなければなりません。胸痩せしにくいトレーニング方法をご紹介ダイエットする際に胸痩せを防ぐにはどのようなトレーニングが効果的なのでしょうか。 おすすめの方法を4つご紹介します。いずれのトレーニングもそれほど難しいものではないので、実践してみてくださいね。慣れるまでは無理をすることなく、自分のできる範囲で試してみましょう。ある程度トレーニングを行い、筋肉がついてきたら少しずつ負荷を上げていくのがポイントです。 筋肉を鍛えてからもずっと同じ負荷にしていると効果が弱くなるので注意してみてくださいね。ヨガでねじりの運動ヨガは心をリラックスさせる働きがあり、ホルモンバランスを整えるのにも役立ってくれます。また、姿勢の悪さを改善する働きも期待できるので、普段から姿勢が悪いと感じている方などはお風呂上りに実践してみましょう。 身体をねじる運動をすることによってお腹の引き締め効果も期待できます。1.両足を伸ばした状態で床に座る 2.足をクロスさせ右足のくるぶしを左ももの外側に立てて置く 3.左足のかかとを左ももの裏につける 4.右肘を立てておいた左膝に引っかける 5.ゆっくり息を吐きながら腰を右側にひねる 6.3秒ほどキープして息を吐きながら元に戻る左右それぞれ5回から始め、慣れてきたら回数を増やしていきましょう。足をうまく活用することによって上半身をしっかりひねることができます。背中が丸々ないように注意しましょう。また、骨盤をしっかり立てるのもポイントです。難易度★☆☆膝立ちプッシュアップ腕立て伏せは大胸筋を鍛えるのに効果的な運動です。ですが、筋肉が足りなくて1回も腕立て伏せができないという方もいるはず。そこでおすすめなのが膝をついて行う腕立て伏せ(プッシュアップ)です。この方法なら女性でも実践しやすいので試してみてくださいね。1.四つんばいになったら両手は肩幅よりも広げる 2.頭の先から膝までが一直線になるようにお尻を落とす 3.胸を張り肘は外側に曲げようにしながら体を沈める 4.胸が床に触れるくらい落としたら元の姿勢に戻る3+4×10回を1セットとして3セット行いましょう。 手のひらと膝だけを床に付け、足首はクロスして床から離すと更に効果的です。難易度★☆☆ダンベルプレス本来はダンベルを使ったトレーニングではありますが、女性の方は500mlのペットボトルに水を入れてベンチプレスをしてみましょう。大胸筋を鍛える効果があります。トレーニングベンチがあればそれを使い、ない場合は床で行います。1.両手にペットボトルまたはダンベルを持ち、仰向けに寝る 2.天井に向かって両腕を伸ばして胸を張ったら肩甲骨を寄せる 3.大胸筋を意識しながら両手をゆっくりと広げ、ペットボトルを床に近づける 4.素早く2の姿勢に戻る8~12回を1セットとし、3セット行います。 トレーニングベンチがある場合は3で肘を曲げて胸の高さまでペットボトルを下ろしましょう。チューブフライトレーニング用のチューブを使った方法です。 なお、チューブは100円ショップで取り扱っている場合もあります。強度が高めのチューブを使うのがポイント。 大胸筋を鍛える効果が大きく、効率も良いです。1.チューブを背中に回し、左右の手でそれぞれチューブの端を持つ 2.肘が曲がらないように注意しながら腕を前に閉じる 3.あご引き、大胸筋を収縮させる 4.ゴムの張力を感じながら元に戻る2~4を10回1セットとして3セット行いましょう。反動を利用するのではなく、大胸筋をしっかり使うことが大切です。 また、大胸筋は上部・下部・外側・内側の4つの部位で構成されています。床と水平にチューブを引っ張るやり方だと上部と下部の大胸筋への影響が小さいので、引っ張る腕の角度を少しずつ変更してみましょう。斜めにしたりするのも効果的です。難易度★★☆胸痩せを防ぐマッサージもおすすめ胸痩せを予防するための方法として、マッサージも試してみてはどうでしょうか。 これは胸をマッサージする方法ではなく、バストアップのために効果的なマッサージです。やり方は次の通り。お風呂の中や入浴後など、体が温まっているタイミングで行ってみてくださいね。1.肩や背中をマッサージし、リンパを流すイメージで胸に寄せる 2.左右20回程行う 3.お腹も同様にマッサージし、リンパや贅肉を胸に寄せる。20回ほど行う 4.左右の手を交互に使い、バストを下からすくい上げるようにして持ち上げる 5.バストの上、中央に親指以外の4本の指終わって、ワキに向かってマッサージ一連の流れをセットにして、1セット行いましょう。早く行っても意味がありません。 皮膚の下の贅肉やリンパをしっかり胸に流すようにイメージしましょう。トレーナー藤野からのダイエット成功アドバイス引き締まった体に加え、女性らしいバストが実現できるとボディラインがとても美しく見えます。ダイエットに取り組んでいる女性は、ただ単に脂肪を落としたいわけではなく、痩せて魅力的なボディラインになりたいと考えているはず。 何も考えずにダイエットをしてしまうと胸まで痩せてしまい、女性らしい体から遠ざかってしまうので注意しましょう。食事制限だけのダイエットはNGダイエットというと食事制限ばかり考えてしまう方もいますが、食事制限だけを行うとどうしても胸が痩せやすいです。胸痩せを防ぐためにはご紹介してきたように大胸筋を鍛えることが大切。 食事制限だけのダイエットでも体重を減らすことは可能ですが、気づいた時には胸がしぼんでいたということにならないようにしましょう。大胸筋を鍛えると基礎代謝もアップするので、かっこいい胸が作れるだけでなく脂肪を燃焼しやすい体を目指せます。できるだけ胸の脂肪を落とすことなく、その他の部位の脂肪・贅肉を退治したいという方も基礎代謝アップを目指してみてくださいね。多少小さくなるのは仕方がないと考えようもともとバスト周りにかなり脂肪がついていた方の場合、ダイエットが成功すると少なからず引き締まります。胸のサイズを1mmも変えることなくその他の部位を引き締めようと考えるのはなかなか難しいことです。そのため、少し胸が小さくなってしまったからといって慌てず、総合的なボディラインでみてみましょう。胸が多少小さくなっても他の部位が引き締まっていれば、美しいボディラインになります。ポイントを知っていれば胸痩せは防げるダイエットをする以上、胸痩せするのは仕方がないことだと考えていた方もいるでしょう。しかし、ダイエットをした際に胸痩せするのにはご紹介してきたような原因があり、効果的な対策もあります。それぞれのポイントをしっかりおさえた上でダイエットに取り組めば女性らしいボディラインに近付いていくことができるので、ぜひ実践してみてくださいね。もし、ポイントを守ってダイエットしているのに胸痩せが目立つようであれば何か間違ったダイエットを行っている可能性もあるのでもう一度おさらいしてみるのがおすすめです。ボディークライブは、プロのトレーナーが執筆・監修した確かな情報だけをお届けします。ダイエットに悩んでいる方、ボディメイクが好きな方、健康な生活を送りたい方必見!