「ダイエットをしたいけれども、胸が小さくなるのが嫌。」

「年齢を重ねてきたらいつの間にか、胸が垂れてきた…。」

このような悩みをもつ女性は少なくないと思います。

その悩み、あきらめていませんか?しっかりと行動することによって解決できるのですよ!

じつは、すでに垂れてしまったおっぱいをいかに効率よくバストアップさせるか…

という研究をしているのは女性だけではありません。

むしろ、女性よりもバストアップについての知識は、とある男性のほうがあるかもしれません。

すでに垂れてしまった胸に悩んでいる人、バストアップを効率よく行いたい人はこの記事を読んでみてください!

 

女性よりも知識が豊富な男性とは⁉

さて、前述しましたが、胸について女性よりも知識が豊富な男性というのは「ボディビルダー」の方のことです。

ボディビルダーにとって、胸、

つまり大胸筋は筋肉を綺麗に見せる上で非常に部位のため、いかに自分の大胸筋をバストアップ(といったらなんかおかしいですが笑)して、

綺麗に見せられるかということに関して研究に研究を重ねて日々努力をし続けているのです。

つまり、ボディビルダーのバストアップ方法を知ることができれば、

効率的にバストアップをすることができるのではないか?ということにつながります。

とはいっても、ボディビルダーのようなガッチガチに固まった胸を目指したいという人は少ないでしょう。

しかし、だらしなく垂れてしまった乳になりたいという人はいないはず…。

そこで、ボディビルダーが普段行っているトレーニングメニューの理論を女性用のちょっと簡単にしたものに置き換えて効率的にバストアップを行う方法をご紹介いたします。

 

垂れ乳の原因はこれだ!

まず、バストアップのメニューを行う前に女性の胸の構造を考えてみましょう。

バストアップに限らず、トレーニングはしっかりと自分の筋肉を理解してから行うのと、

まったく知らない状態で行うのでは効果に違いが出てきます

胸の構造を自分自身で把握してから効率的なトレーニングを行えるようにしましょう。

まず、人間には骨格があります。胸の部分の骨格というと肋骨ですね。

この肋骨の上に大胸筋という大きな筋肉があり、その上にバスト(脂肪)が乗っています。

バストになる部分のほとんどは乳腺と脂肪でできています。バストの脂肪はなんと9割にもなります。

その上に皮膚が覆っています。

バストが大きい人は、乳腺が多い人なのです。

そして、この乳腺と大胸筋をつないでいるのが「クーパー靭帯」です。

このクーパー靭帯がバストの重みにより延びてしまったり、

走った時の上下に揺れる衝撃により切れてしまうこともあり、

これが垂れた乳になってしまうひとつの原因です。

他の原因としては、バストを覆っている皮膚が加齢によりたるんできてしまうや、

エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンが加齢や生活習慣の乱れにより、

ホルモンバランスが乱れてしまいバストにハリを与えることができなくなるということもあげられます。

もちろん、バストを支えている土台の筋肉が衰えるということも垂れ乳の原因となります。

クーパー靭帯の伸びや切れによるものが垂れ乳の原因ということは聞いたことがある人もいると思いますが、

前述したように垂れ乳になってしまう原因は一つだけではなく多くの要因が重なって垂れてしまうのです。

ちなみに、クーパー靭帯がもしも切れてしまった場合ですが…完全に元に戻すということはできないようです。

その代わり、トレーニングをして筋肉を鍛えたり、ストレッチやマッサージをすることで、

完全にとはいきませんが、垂れてしまった乳を元に近い状態まで戻すことができます

垂れ乳については、年齢が上がれば上がるほど気になってくるようですが、

とくに出産をして授乳が終わった後に胸が垂れてしまったような気がするという人が多く、

その後どうにかして戻したいと考えるようです。

「垂れた乳をどうにかして戻したい!」

そういう気持ちが少しでもあるのであれば、

トレーニングをして効率的にバストアップをしていきましょう!

 

トレーニングが垂れ乳に効く理由とは

疑問をもつ女性垂れ乳になる原因を知ったことで、改善策も明確になってきたとおもいます。トレーニングを行う上で、

原因や仕組みを知っているからこそ、改善策を探すことができるのです。

では次に、なぜトレーニングをすることが垂れ乳を戻すのに効果的なのかということを考えていきましょう。

垂れてしまった乳をバストアップさせるために、トレーニングが効果的な理由は大きく分けて2つです。

この2つをしっかりと理解することでバストアップサプリや補正下着よりもトレーニングが圧倒的に効率が良いということに気づくでしょう。

 

トレーニングが垂れ乳に効く理由①血流が改善される

バストにハリがなくなると、垂れたように見えてしまいます。

加齢や生活習慣が乱れると、

ホルモンバランスが崩れてしまいます。ホルモンバランスが崩れると、

乳腺と脂肪の割合が変化し、バストにハリが無くなってしまい、

バスト自体が垂れてしまうか、もしくは脇側や背中に流れてしまいボディラインの崩れにもつながってしまいます。

女性のバストのハリについては、先に説明した通り、エストロゲンという女性ホルモンが関係しているため、

いかにこのエストロゲンを増やせるかということが重要になります。

トレーニングには基礎代謝を向上させる効果がありますので、

体温が上がります。そして、基礎体温が上がるということは、

血流を滑らかにするという効果もあるのです。

冬になってくると、

冷え性の人の手先足先が冷たくなりますよね。

それは体温が低くなることで血流が悪くなり、

手先足先が冷たくなってしまうのです。

血流を滑らかにするということは、

体温を上げてエストロゲンの分泌を促すことにつながります。

つまり、トレーニングを行うことで、

乱れてしまったホルモンバランスを整えて、

エストロゲンを分泌させ、

バストにハリを持たせることで垂れ乳を元に戻す効果があるということなのです。

 

トレーニングが垂れ乳に効く理由②土台になる筋肉を固められる

バストは、大胸筋という大きな筋肉に支えられているということはすでに紹介していますので、

大胸筋をしっかり鍛えることで垂れ乳を解消するということに有効だということはもうおわかりですよね!

バストアップだけではなく、

デコルテも綺麗にしたいと考えるならば大胸筋のトレーニングのついでに小胸筋も鍛えていきましょう。

首筋からデコルテ、バストへと続くラインを鍛えることで、

若い頃のような綺麗な身体を取り戻すことができると思うと、

つらいと感じてる人でもトレーニングをすることが楽しくなるでしょう。

トレーニングをすることで、垂れたバストやおなかを若い頃の姿に戻していきましょう。

これは決して無茶なことではありません。

あきらめずにコツコツと続けていけば良いのです。

あきらめてしまったらそこからは老いていくだけです。

 

バストアップができる垂れ乳におすすめのトレーニングメニュー

なぜバストが垂れてしまうのか、なぜトレーニングがバストアップに効くのかが分かってきたところで

垂れてしまったバストを元に戻す効果が期待できるトレーニングをご紹介いたします。

継続していくことで徐々に垂れ乳に効果が現れます。

通常のトレーニングを行う時でもいきなり重い負荷のものをやろうとしても筋肉が耐えきれずにそのトレーニングができなかったり、

支えきれずにケガをしてしまうということもあります。

そこで、最初から無理なトレーニングを行うのではなく、徐々に筋肉をつけていき、

負荷はそれに合わせてだんだん増やしていきましょう。

バストアップのトレーニングをするときにも、

もちろん同じことが言えます。初めから無茶をしてけがをしてしまっては元も子もありません。

無理をせずに、

少しずつ階段を上っていくつもりで1歩1歩上っていきましょう!

 

合掌ポーズ

これはヨガでも行われるポーズなのですが、

しっかりと大胸筋を鍛えるためには意識することが多いので簡単そうに見えるけれどもちょっと難しいのでゆだんしないでください(笑)

合掌ポーズのやりかた

  1. 床にあぐらの姿勢で座ります。
  2. 足を腰幅程度に広げ、姿勢をピンと伸ばします。この時おなかを引き締めるように意識してください。
  3. 胸の前で両手のひらを合わせて、合掌のポーズを作ります。この時、ひじが下がってしまうとバストアップのための効果が無くなってしまいますので、バストポイントよりもひじを下げないように注意してください。(胸の前でまっすぐになるようにすればOKです)
  4. 口から息をゆっくり吐きだしながら、両手を15秒くらい押し合います。この時に腕に力を入れてしまうと、大胸筋ではなく、上腕二頭筋の筋力がアップしてしまいます。腕ではなく、大胸筋にしっかりと力が加わっていることを確認しながら行ってください。
  5. 4の状態を15回を1セットとして、1日に3セット行うようにしてみましょう。

一見簡単そうで楽に思えるかもしれませんが、

15秒耐えることもなかなか大変で、これを15回。

さらに1日に3セットということは45回行いますのでひじの位置が下がってきてしまうことがあります。

できれば鏡を目の前において自分のひじの位置を確認しながら行ってみると良いでしょう。

合掌ポーズで得られる効果

  • 合掌ポーズを繰り返し行うと以下のような効果が期待できます。
  • 大胸筋を鍛えることでバストをしっかりと支えることができる
  • おなかを引き締めるくせが付き、正しい姿勢をとれるようになる
  • 大胸筋を鍛えて厚みが出ることで、バストの形が綺麗になる
  • 姿勢がよくなるため、猫背が改善される
  • 基礎代謝が向上して、カロリー消費のしやすい身体になる

合掌ポーズのポイント

合掌ポーズを行う時には、おなかを引き締めることが重要になります。

姿勢をよくしないとおなかを引き締めることができません。身体の中心に意識をもっていき、

上から引っ張られているような感覚を覚えて下さい。

普段からこの姿勢を保つことができると、

なんと基本のカロリー消費量が20%もアップするともいわれています。

そのくらい、現代人は猫背で姿勢が悪い人が多いのです。

 

 

プッシュアップ

プッシュアップとはつまり「腕立て伏せ」ですので、誰もが一回は行ったことがあると思います。

しかし、この腕立て伏せが案外くせもので、誰でもできると思っているかもしれませんが、

正しい姿勢、正しいやり方で行わないと、

本来鍛えたい筋肉ではなく他の筋肉に負荷がかかってしまいやすいメニューなのです。

正しいフォームをしっかりと体に覚えさせてください。

プッシュアップには、両手の幅を狭めて負荷を上げたり、

身体を斜めにして鍛える筋肉の部位を変えたりしますが、

今回は最も基本的なプッシュアップのやり方を学んでいきましょう。

プッシュアップをするときには身体を一直線にすることを意識してください。

トレーニングをはじめたての人は、ついつい楽をしたがってしまい、

おしりを上げてしまうことが多くみられます。

しかし、効果的なプッシュアップを行うためには、この「一直線にすること」が重要です。

プッシュアップのやり方

  1. 腕立て伏せの姿勢をとり、腕は肩から手首までまっすぐ伸ばして手の平と足先で身体を支えます。
  2. 手の平の位置は、肩幅よりも少し広めに(1.2倍程度)にしましょう。ひじは広げすぎずに身体の45度程度に保つようにします。肩からかかとまでが一直線になるように、おしりが上がりすぎたり体を反らしすぎたりしないようにしましょう。トレーニングはこの姿勢を崩さないでください。
  3. ひじを曲げてゆっくりと下げていきましょう。おなかには少し力を入れて引き締めます。肩甲骨が内側に寄っていくイメージでできる限り深く体を下ろして胸部を地面に近づけます。息を吸いながら体を下ろします。
  4. 次にゆっくりと床を手で押してひじを伸ばしていきます。身体は一直線に維持しておきます。肩甲骨が外側へ開くようなイメージで動かしていきましょう。床を押す時には息を吐きだしてください。
  5. この動作をまずは15回を1セットとして1日3セット行ってください。できるようになったら回数を少しずつ増やして行きましょう。

プッシュアップで得られる効果

プッシュアップでは、

合掌ポーズと同じような効果が得られます。

しかし、合掌ポーズよりもより負荷を強めて行うことができますので、

合掌ポーズが簡単になってしまい、負荷が足りないと感じた時にはプッシュアップに移行すると良いでしょう。

プッシュアップは腕立て伏せという名前で呼ばれることが多いので、

腕に効果があるものだと思っている人が多いでしょう。

もちろん腕にも効果はありますが、

じつは大胸筋にもとても効果的なトレーニングなのです。

プッシュアップは自宅で気軽にできる自重トレーニングですので、

垂れ乳になる前に、すでに垂れてきてしまって慌てている人も今日から行ってみてください!

プッシュアップのポイント

  • 身体が曲がらないように、肩からかかとまで一直線にしましょう。
  • 床に置く手の幅や、手首の向きで効果が異なってきますので、手の幅と手の向きには注意してください。
  • トレーニングをはじめたてで、普通のプッシュアップだと一回もできないという場合は、まずはひざ付きプッシュアップにしてみてください。負荷が減るので簡単にできるようになります。

 

 

ダンベルベンチプレス

プッシュアップよりもさらに負荷を与えられるのが、ダンベルやウエイトを使ったトレーニングです。

自宅にダンベルやウエイトがないという人は、ペットボトルでもかまいません。

水や砂を入れて代用してトレーニングを行ってみましょう。

ダンベルベンチプレスでは、大胸筋の上部にあるデコルテに差し掛かる部分をしっかりと鍛えることができます。

綺麗なデコルテを作りたいという人、

バストをしっかりとあげて安定させたいという人は是非ダンベルベンチプレスを取り入れてください!

ダンベルベンチプレスのやり方

  1. 両手にダンベルをもって、トレーニングベンチにあお向けに寝転がります。足はしっかりと地面につけるようにしましょう。両足をトレーニングベンチに乗せるやり方もありますが、基本的には地面につけます。肩甲骨を寄せた状態で胸をはり、肩幅に両腕を開いて胸の上にまっすぐ伸ばします。両手の平は足の方を向くようにしましょう。これがスタートのポジションです。
  2. ひじをゆっくりと曲げて、息を吸いながらダンベルを下ろしていきます。上腕と床が平行になるぐらいまでを目安に行いましょう。さらにダンベルを下ろすことで、大胸筋をよりストレッチすることができます。下ろしすぎて大胸筋や腕を痛めないように注意しましょう。
  3. 大胸筋の収縮を意識し、息を吐きながら、再びゆっくりとダンベルを胸の前に持ち上げていきます。
  4. ダンベルの往復20回を1セットとして、1日に3セット繰り返しましょう。

ダンベルベンチプレスで得られる効果

ダンベルベンチプレスでは、

胸の上部をしっかりと鍛えることができます。

デコルテがきれいになり、バストアップだけではなくボディラインを整えることができます。

大胸筋とつながっている三角筋などにも効果があるため、

外側からしっかりと持ち上がっているような魅力的なバストを作ることができます。

大胸筋のトレーニングを行う時には、いつも大胸筋にしっかりと効いているかを意識してください。

また、トレーニングを行った後には、ストレッチなどで疲れた身体をリラックスさせてあげることも、筋肉にハリを持たせるポイントになります。

ダンベルベンチプレスのポイント

  • ダンベルベンチプレスを行う際には、胸をしっかりと張って背中に少し空間ができるくらいにしましょう。
  • 息を吸う時は鼻から、息を吐くときは口から吐き出します。
  • 腹式呼吸を意識して行うことでさらに効果がアップします。
  • ダンベルを持ち上げるときには、ダンベルがくっつくぐらいしっかりと寄せていきましょう。

 

まとめ

さて、今回は女性にとっては気になるであろう「垂れ乳」に効果のあるトレーニングについてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

一度垂れてしまったバストを元の位置に戻すのには時間がかかります。

一朝一夕で戻るなんてことはありません。これはどんなトレーニングでも同じことです。

今回紹介したトレーニングの中でも、

ダンベルを使用したトレーニングは、ボディビルダーを目指している人が実際に行っているトレーニングでもあります。

つまり、バストアップ(大胸筋に対して)に非常に効果的であるということがわかるでしょう。

確実に効果を出したいと思うならば、このような種目を継続的に行っていく必要があります。

また、バストの多くは脂肪でできていますので、しっかりと食事をとることも必要になります。

ダイエットを考えている人であっても、

極端に肉や炭水化物を減らすということはせずに、しっかりと栄養をとるようにしてください。

綺麗なボディラインをつくるため、そして若い頃のようなバストを手に入れるためにも、

加齢に対して後ろ向きな考えではなく、

続けていくことで効果が得られるという前向きな姿勢で取り組んでいきましょう!

 

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