骨格標本

筋肉の太さが個人によって差があるように、骨の太さも人によって個人差があります。細かいことを言うと、骨の密度も人によって異なりますよね。

では、骨の太さによって筋肉はつきやすい・つきにくいということはあるのでしょうか?

今回は、骨の太さと筋肉の関係性について見ていきましょう。

 

骨の太いからといって筋力が高いとはいえない

最初に覚えておきたいのは、骨の太さがそのまま骨の強さにはならないということです。

例えば、黒人は欧米人やアジア人に比べて骨密度が高いという研究報告があります。決して太いわけではありませんが、骨自体は強くて硬い骨とのことです。

細くて硬い骨格に筋肉がつくと、コンパクトでありながらも質のいい腕や足ができるというわけです。だから、陸上のアスリートには黒人が多く、非常にパフォーマンスの高い結果を残しているということもいえるのです。つまり、骨が太いから筋肉がつきやすい、骨が太いから筋力が高いとは一概には言えないでしょう。

骨・筋肉・脂肪の成長には共通点が多い

骨の太さが直接筋力には関係はないと言いましたが、骨と筋肉、脂肪の3つは起源としてはとてもちかいものがあります。そもそも、柔らかさやどんな性質があるかは異なりますが、全て同じ細胞の塊からできているものですので親戚のような関係です。

そのため、運動によって骨がどの様に変化や成長を遂げるかという問題と、筋肉がどのように成長して太くなっていくのかという問題は、共通点がかなり多いといえます。骨格ががっちりしている人は、なんとなく筋肉質であることが多いですよね。これもこういった理由からいえるのでしょう。

 

筋肉の細胞が骨になることがある

ちょっと話がそれてしまいますが、筋肉から取った細胞を試験管の中でどのような成長をするのかという研究がありました。この研究では、筋肉から取った細胞なのに骨に変化したのです。

「進行性骨化性繊維異形成症」という、成長と共に筋肉が骨になってしまう病気もあります。200万人に1人という確率で発症する難病で、漫画のブラックジャックでも取り上げられたことがあります。

このように、骨と筋肉の発達は関係性が高いといって間違いないでしょう。

 

骨密度と筋力の相関性とは

骨密度と筋力に関しては、2つの相関を調べた研究が発表されています。この研究では20代~60代までの人を対象に調べた研究で、筋力が高い人は骨密度も高いという結果が出ました。この結果から考えると、筋力だけが強くなって骨はもろいということはあまりないといえます。

筋肉や骨が強くなっていく成長期には、骨格がしっかりしている人ほど筋肉も付きやすいということですね。

昔から言われている「成長期にはカルシウムをしっかり摂ること」ということについて、ちゃんとした理由が判明したのはここ数年かもしれませんが、正しいことであったわけです。

これから成長期を迎えるお子さんは、是非骨も筋肉もどちらもしっかりと鍛えていきたいところですね。

 

小話:ボディビル業界では…

ちょっとした豆知識ですが、ボディビルの世界では、細い骨格にたくさんの筋肉がついている方が評価は高くなります

骨格が太い人よりも、メリハリがあるように見えるのは細い骨格だからかもしれません。

体の見栄えからいうと、細くて強い骨の上にしっかりとした筋肉がついているのが理想なのかもしれないですね。

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