痛みを感じる人

「あれ?こんなところにあざがあったっけ?」

と、知らない間になぜかあざができていたり、パソコンの使い過ぎなどで肩こりを感じる人も少なくないでしょう。私たちの体は、何らかの原因により体の痛みを感じることがあります。

今回は、体の痛みについて、なぜ痛みが起こるのか、痛みが起きている部位はどういう状態なのかを紹介いたします。

 

「肉ばなれ」ってどんな状態なの?

筋肉は壊れにくい

筋肉の中には、結合組織性の筋膜が複数あり、1本1本の筋線維の外側には「筋内膜」があり、さらにはそれらが束になった筋線維を覆う「筋外膜」に包まれています。このように何重にも包まれているため、筋肉は非常に強いものであり、壊れにくい構造になっているのです。

なぜ肉ばなれが起きるのか

しかし、激しいスポーツを行っているアスリートやはもちろんですが、普段運動をしていなかった人が無理なトレーニングを行うと「肉ばなれ」を起こしてしまうことがあります。

限界を超えた強さで引っ張られたり、大きな力が筋肉の一部分に集中すると、その筋膜は耐えることができずに切れたり避けたりすることもあります。しかも、筋膜には血管や神経がたくさん走っているため、筋膜に傷がつくと出血や痛みが同時に伴います。この筋膜に傷がついた状態のことを「肉ばなれ」といいます。筋断裂よりは少し経度なケガですが、ふくらはぎが肉ばなれを起こすと松葉づえが必要になるほど歩くのが困難になります。

肉ばなれを起こしたら安静にすること

肉ばなれは全身で起こりますが、特に下半身では起こりやすいケガです。本当に軽い症状であればテーピングを巻いて固定することで治すことができますが、肉ばなれを起こしてもトレーニングや試合を行うのは一部のアスリートだけ。一般人は基本的には肉ばなれを起こしてしまったら、肉ばなれが治るまでは安静と休養をするようにしましょう。

どんな時に肉ばなれを起こす?

どういった動作を行ったときに肉ばなれを起こすのかというと、実はこれはよくわかっていないのです。普段とは違う動きをしたり、無茶な動きをすると起こりやすいのかというと、走だとは言い切れません。むしろ、筋肉の使い方によるものだという研究が進んでいます。

例えば、筋肉の中の一部分はすごく使われているけれども、その他の部分は全く使われていないといったアンバランスな力が筋肉にかかった時には、筋膜が着れやすくなる傾向があるといえます。

おそらく、寒い日や疲労が残っている時に起こりやすいということから、筋肉の調整力の低下が関連しているでしょう。

肉ばなれを起こさないようにするには

  • 栄養をしっかり摂ること
  • 疲労をきちんと回復させること
  • 気温に気を付けること

が重要だと考えられます。

 

「打ち身」ってどうやって起こるの?

打ち身とは

簡単に言うと、体に強い衝撃で何かが当たることで毛細血管が破れて、皮下出血や内出血が起きる現象のことをいいます。

打ち身にはいろいろな種類があります。

  • 表面がヒリヒリと痛い状態
  • 筋肉の内側がズキズキと響いている状態

などがあげられます。

表面が痛い打ち身は、皮膚の近くが内出血している状態です。筋肉の内側から痛い場合は、強い打撃が深部にまで伝わり、筋肉の中で損傷が起きてしまった状態です。実は、この仕組みは筋肉痛と同じで、筋肉痛の研究の一環として、鉄の球を落として筋肉をわざと痛めてその後の回復過程をみるという実験が行われることもあるのです。

打ち身を早く回復させるには

筋肉痛と同じ仕組みということは、打ち身を早く回復させるには筋肉痛と同じようなことに注意すればいいということです。痛みがしばらく残るようであれば、ストレッチをして血行を良くするのが一番です。しかし、強いマッサージはさらに打ち身をひどくさせてしまうことがあるので避けましょう。

同じ痛みを繰り返すと痛みを感じなくなることも

バレーボールやサッカーなどの手足でボールを受けたり、殴られたり蹴られたりする格闘技では、練習を続けるうちに痛みを感じなくなることがあります。(もちろん強く衝撃を加えられたら痛いですよ)筋肉に限らず、人間の体には刺激が強くかかるところでは、結合組織が発達するという特徴があるのです。わかりやすくいうと、イボやタコです。最初は柔らかかった部分の皮膚が繰り返しこすれることで皮が厚くなったり、皮膚の下の結合組織が多くなったりして、強い衝撃から体を守るために強くなっているのです。

打ち身に強い筋肉をつくるには

結合組織の他にも、血管も出血しにくいように強くなることがわかっています。これは、「加圧トレーニング」でも同様のことが見られますが、ある程度の圧を書ける場合、最初は筋肉の血流が止まってしまったり弱くなったりします。

しかし、皮膚や結合組織や血管が厚くなることで、皮下出血や内出血が起こりにくくなり、打ち身に強い筋肉になるといえます。

 

「肩こり」のメカニズムって?

肩こりってどういう状態?

一般的には、繰り返される緊張によって筋肉の中の循環が悪くなり、硬い状態になると考えられています。弱い緊張がずっと続くことで、筋肉の中の血行が悪くなり、代謝物が溜まってしまいます。肩こりは長引くことが多く、たまった代謝物がなかなか出て行かない状態が続くため、治りにくいという特徴もあります。肩こりを解消するには、マッサージやストレッチで血行を良くして、緊張をほぐすのが一番でしょう。

肩こりを防ぐには

肩こりを防ぐ一番の方法は、「負担のかからない姿勢でいること」です。首等では特に重いパーツで、これらを1つの僧帽筋という筋肉だけでささえているわけですから、疲れてくるのも当然といえるでしょう。ボーリングの球1個分の重さがある頭が前に倒れていると、かくんとならないように保つ力が必要になるわけです。

長時間のデスクワークを行っている人は、あまり頭を下げずに、首の真上に置くように意識することで、筋肉の緊張の度合いもずいぶんと変わるでしょう。

日本人は肩こりになりやすい?

「肩こりは日本人特有」と聞きますが、実はそんなことはありません。欧米人の間では確かに肩こりについての話題はあまりないですが、これは日本人ほど同じ姿勢で仕事を続ける習慣がないからだと考えられます。海外では、しばらく仕事をすると、「お茶の時間」だと席を立つのが割と当たり前に行われているのです。日本ではこれは難しいですが、欧米人はこのようにブレイクタイムをいれることで疲れがたまらないように習慣づけていたのかもしれないですね。

体のメカニズムから考えると、欧米人は肩こりにならないということはいえません。しかし、筋肉の観点から考えると、欧米人は僧帽筋から背中にかけての筋肉がアジア人よりも発達し、頭の骨格も小さいため、解剖学や生理学的な要因からも欧米人は肩こりが少ないと言えるかもしれませんね。

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