トレーニング

「良いカラダ作りのためには、インナーマッスルを鍛えるのが良い」

という言葉をよく耳にしますが、何となく「体の中心?」とか「体の内側の筋肉?」というイメージはあるものの、実際はどんなものなのかがわかっている人は少ないのではないでしょうか?

以前より何度かお話していますが、トレーニングは鍛えている部分を意識することで効果が何倍にもなります。インナーマッスルがどういうものなのかこの機会に知っておきましょう!

ズバリ!インナーマッスルとは

一般的には「外から触れられない筋肉」と定義されています。その中でも、エクササイズの分野でのインナーマッスルというと、「体の深いところにある部位で、姿勢を維持したり関節のポジショニングのための筋肉」のことをいいます。

つまりは、パワフルな運動や大きな動きをするための筋肉ではなく、関節がずれたりせずに正しい位置で動くようにキープしたり、立ったり座ったりという姿勢をキープするために働いている筋肉のことです。

 

インナーマッスルが注目されたのは

元々、インナーマッスルという言葉は使われていなくインナーマッスルという言葉自体が新しい言葉なのですが、最初に注目されたのは野球選手がよく動かす肩の外旋筋群という部位が注目されたのがきっかけでインナーマッスルが知られるようになりました。

とくにピッチャーはボールを常に投げていますが、この時に使うのは内旋筋であり、まったく逆の働きをする筋肉のことです。逆の筋肉なら関係ないのでは?と思うかもしれませんが実は大きな関係があります。

ボールを投げる際の肩を内旋する動作では、大胸筋と広背筋という上半身の大きな筋肉が共同して動いているため、ものぐそく強い力が発揮されます。しかし、その分肩に負担がかかりやすく、肩関節が抜けないようにと外旋筋群が関節をしっかりと支えているのです。

もしも、この外旋筋群が弱くなってくると、ピッチャーはボールを投げるたびに肩が正しい位置からずれてしまい、最終的には肩を壊してしまいます。そこで、ピッチャーは外旋筋群のインナーマッスルをきたえるために、チューブトレーニングなどを始めて鍛え始めたのがインナーマッスルに注目が集まるきっかけで、1990年代はじめのことです。

 

ダイエットにインナーマッスルが効くのはなぜ?

前項で肩周りの外旋筋群について述べましたが、ダイエットと肩はあまり関係ないですよね。ではなぜダイエットにインナーマッスルが注目されたのかというとインナーマッスルは肩だけではなく、骨盤周りの大腰筋、腸骨筋、脊柱起立筋(多裂筋)、中腎筋といった多数の部位にも存在しているのです。

インナーマッスルがしっかり働くことで安静時の代謝も増え、太りにくい体質になり脂肪も落ちやすくなるというメリットが多くあるため、ダイエットに効くというわけです。

 

健康状態をよくするためにもインナーマッスルが重要

ダイエットもそうですが、姿勢や関節のポジショニングをしっかりと保つことで、健康状態をよくしよう!というトレンドも生まれました。

インナーマッスルは、姿勢を正す(保つ)ために常に使われている筋肉のため、日常生活をしているだけで使われています。立ってるだけでも使われているわけですから24時間常にどこかしらのインナーマッスルが使われているといっても過言ではありません。

もしも、インナーマッスルが弱くなってしまったらどうなるかというと、まっすぐな姿勢を保つこともできなくなり、良い健康状態を保つこともできません。

インナーマッスルを鍛えるのは難しい?

立っているだけでも使う筋肉ということは、私たちは意識しないうちに使っている筋肉ということがいえますので、この部分を鍛えるのはなかなか難しいとも言えます。日々使っている筋肉ではありますが、いざ「大腰筋を使ってみて」と言われても、多くの人はどの様に動かせばいいのかわからないでしょう。

まずは、ピッチャーがチューブを引くトレーニングを行ったように、特定の動作をして筋肉の目を覚ますことから始めましょう。

どのインナーマッスルを鍛えると自分の理想のカラダになれるのかというのは、トレーナーと相談して決めると良いでしょう。

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