正しい知識を身に着けることは一生ものの財産となる
世の中には、健康になる方法、体を綺麗にする方法、体を鍛え上げる方法、ダイエットをする方法など、さまざまな情報があふれています。本や雑誌だけではなく、インターネットを通じて世界中の情報を集められる便利な世の中ですから、いつでもどこでも簡単に情報を手に入れることが可能です。
しかし、それらの情報は本当に正しいものなのでしょうか?いま手に入れた情報は、どのような発信源からの情報なのでしょうか?
今回は、是非とも皆さんに覚えておいてほしい「正しい知識の大切さ」と、「健康で綺麗な体になる方法」についてご紹介いたします。
Contents
一生ものの正しい知識とは
ボディラインを整えたり、健康になるためには、脂肪と筋肉の両方が必要だと何度かお話ししてきています。多くの女性は、現状の自分の体に満足していなくて、「もっとやせたい」と考えているようですが、ほとんどの女性が必要以上にやせる必要はないのです。一般的に、太っているかどうかの目安としての体重や体脂肪率、BMI値がありますが、どこにどれだけの脂肪の量がついているかというのは数値だけではわかりません。実際にその人を見てみないと、見た目は細いのにもかかわらず、筋肉が少ないために体脂肪率が30%を超えているという人もいるくらいなのです。逆に、筋肉は脂肪よりも比重が大きいため、見た目がぽっちゃりしている人よりも体重が多いという人もいます。
とはいっても、太っていると悩んでいる人は少なくありませんので、あえて脂肪燃焼をした方がいい目安を挙げてみると、「腕や背中、太ももなどの体全体に脂肪がついていて、おしりよりもおなかまわりの脂肪が気になっている人」は脂肪燃焼をした方が良いでしょう。しかし、もしも全体的に脂肪が多くついていて、おなかまわりについた大きな脂肪に悩んでいるとしたならば、体全体のどの脂肪から落ちるのかをコントロールするのは難しいため、食事管理で体全体の脂肪を落としつつ、平行してトレーニングを行うことで、筋力の維持をしたさらに向上をすることができます。
もしも、「体全体にはそこまで脂肪はないけれども、おなかがぽっちゃりとでていて気になる」というくらいならば、むやみに食事制限をして脂肪を落とすことに執着しない方が良いでしょう。おなかに気を取られすぎて、丸みのあるきゅっとしたおしりや、美しいと思わせるボディラインを作るための脂肪まで落としてしまう可能性が大です。ただやせている人というのは、残念ながら魅力的な体とはかけ離れてしまいますし、健康だとはいえません。
そもそも、理想のボディラインを目指す以前に、「増量する人」「減量する人」「現状を維持する人」の食事の量は異なるのが当たり前ですが、食事の質や管理に関しては、老若男女問わず重要なものです。それにもかかわらず、世の中に蔓延しているダイエット知識やウソか誠かわからないような健康食品に振り回されて、結果として不健康な食生活を送ってしまっている人が多いのが現代社会です。特に、ダイエットに関して女性は厳しい目線になりがちで、新しいものがでたらすぐに飛びついて挑戦してみるものの、一瞬はやせるけれども結果的にリバウンドを繰り返してしまうという人は少なくありません。
トレーニングを行う人が陥りがちな食に関する間違いや、一生ものの正しい知識をしっかりと覚えていき、今後のトレーニングに活用してみてください。
頑張ってもやせない理由とは
人がやせるかやせないのかは、運動量の多さでも、厳密な食事管理でもありません。簡単に言ってしまえば、摂取カロリーと消費カロリーの差で決まってくるのです。消費カロリーよりも摂取カロリーの方が少なければ必ずやせていきます。また、「夜に食べすぎてしまって1kgも太ってしまった」と、体重計に乗ってどんよりしている人もいますが、消費カロリーよりも摂取カロリーが1日上回ったくらいで、すぐに脂肪になるということはありません。最低でも1週間くらいは様子を見てみましょう。といっても、毎日1kgずつ太っていくぐらい暴食を続けていたら絶対に太りますので、あくまでも1日だけで判断するのはやめましょうということです(笑)
また、ダイエット食として人気の高い「ささみ」ばかりを食べていたとしても、消費カロリー以上にささみを食べていたらやせることはありません。なぜささみがダイエット食として人気が高いのかというと、「脂質が少なくたんぱく質が豊富」なためです。食事管理をしている人にとって計算しやすい食材でもあり、それなりの量を食べても脂質が少ないため脂肪に変換される量は牛肉や豚肉に比べて少ないのです。量を食べられるということは、それだけ満腹感を得られやすいため、ダイエットをしている人に重宝されています。しかし、ささみならばいくら食べても大丈夫なのかというとそうではありません。
ささみに限らずですが、「これを食べていればやせられるという食材は無い」ということを覚えておきましょう。
栄養不足になってはいけない
前述したささみは、ダイエット食として人気ですが、実は落とし穴もあります。それは「栄養不足」です。ささみや鶏むね肉の「白いたんぱく質」は、鉄分が少ない食材のため、そればかりを食べていると鉄分不足に陥ってしまい、疲れが出やすくなります。トレーニングをしている人にも人気が高いささみですが、ささみだけを食べ続けて摂取カロリーが大幅に減少すると、疲れやすいうえに栄養不足になってしまいます。
体が栄養不足を感じた時に、「今体は鉄分が不足しているよ!」と教えてくれればいいのですが、残念ながら体は「もっと何かを食べるべき(おなかがすく)」というあいまいなサインしか出してくれません。こうなると、人は何かを食べたいという衝動にかられますが、何を食べたら正解なのかが分からないので、とにかく何かを食べようとします。しかし、本当に不足しているもの以外を食べても体は満たされず、ただ単におなかが満腹になるだけなのです。必要な栄養素が補えていないと、さらに食べ続けてしまい暴飲暴食に陥ることも…。
これまで、「消費カロリーよりも摂取カロリーが少なければやせる」と何度もお話ししてきていますが、それだけではなく「質や栄養素にも配慮する」ことができて、はじめて健康的に減量することができるのです。たんぱく質には、鶏むね肉や白身魚のような鉄分の少ない「白いたんぱく質」もあれば、かつおやラム肉、レバーといった鉄分が多く含まれる「赤いたんぱく質」もありますし、豆腐や納豆といった植物性のものもあります。たんぱく質ひとつでもこのように種類がありますので、食事の際はいろいろな種類の食材を食べて、まんべんなく栄養素をとるようにしていきましょう。
たんぱく質の過剰摂取は体に毒になる
トレーニングをしている人の多くは、「筋肉をつけたい」という理由でたんぱく質をしっかりととるようにしていると思いますが、勘違いしてほしくないのが「たんぱく質を大量にとれば、筋肉は自動で大きくなるわけではない」ということです。
筋肉のためにはたんぱく質が必要
というのは決して間違いではありませんが、とにかくたんぱく質をとればいいという思い込みにつながってしまい、たんぱく質の過剰摂取をしてしまっている人が多くいらっしゃいます。摂取されたたんぱく質は、体内で分解され、アミノ酸になり、この栄養素が筋肉や体のあらゆる部分の源となるのです。ところが、一回の食事に含まれるたんぱく質を分解できる能力というのは限度があります。もしも、それを超えるたんぱく質を摂取したとすると、過剰分のたんぱく質の分解は内臓への大きな負担になってしまうのです。
豆腐や納豆もダイエットや健康の強い味方とされています。大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンの「ストロゲン」に似た働きをするため、女性の美容や健康にも良いといわれてきました。しかし、大豆たんぱく質の過剰な摂取は、ホルモンバランスを狂わせてしまうという面もあります。大豆たんぱく質をとりすぎてしまった女性が月経不順になってしまったという研究報告もあります。
また、大豆の皮は体内で分解されにくいという特性があるため、たくさん摂取すると内臓への負担が増してしまうのです。さらにいうと、豆は自然界を生き抜きための毒素も蓄えていて、この毒素が、たんぱく質やミネラルの吸収を妨げています。そういった点で考えると、大豆食品を食べるならば、「発行している大豆」がおすすめです。大豆や大豆食品は、食べすぎには気を付けたいところですね。また、豆乳も注意が必要です。たとえば、カフェラテを飲むときに、ダイエットのために牛乳を豆乳に変更する人がいますが、ソイラテのほうがヘルシーというのは実はただの思い込みなのです。
もう一つ、たんぱく質の過剰摂取で注意したいことがあります。それは、体内の酸性・アルカリ性の度合いを示すphバランスです。肉や魚、卵といったたんぱく質は酸性食品であるため、これらを過剰に摂取すると、体内が酸性に傾いてしまうのです。すると、体は血液のphを通常の状態に戻そうと必死になります。カルシウムはアルカリ性のため、すばやく体のphバランスをとるために骨からカルシウムを抜き出してしまうこともあるのです。しかし、その分骨や体全体に負担をかけていることになります。健康のためには酸性とアルカリ性のバランスも重要なのです。
- 筋肉をつける=たんぱく質をたくさん食べる
- ささみをたくさん食べる=筋肉がつく
というのは完全に思い込みだということを忘れず、肉や魚を食べるにしても適度な量にとどめ、生野菜や海藻、きのこ類などのアルカリ性食品を一緒に食べることが大切です。世間一般で「体にいい食品」「ダイエットにおすすめな食品」といわれているものをそのまま鵜呑みにせず、なぜその食品が体にいいと言われているのか、なぜダイエットにおすすめと言われているのか根拠をしっかりと知って見極めて食べていきましょう。
おなかが空いていないのに食べるのは人間だけ
動物は、本来空腹時以外に食事をするという習慣はありません。人間だけが、おなかが空いていないのにもかかわらず「目の前に食べ物がある」「周りの人が食べている状況」「ランチ(ディナー)タイムになったから」といった理由で食事をします。このような思い込みや習慣で食べ続けていると、摂取カロリーは簡単に消費カロリーを上回ってしまいます。
現代の日本人の多くはいつでもどこでも手軽に食品を食べることができる環境にいます。この環境に慣れてしまっているため、空腹の感覚が感じ取れないという人が増えてきています。もしも、「おなかが空いたから食事をする」「おなかがいっぱいになったから食べるのをやめる」という、動物本来の感覚を取り戻すことができれば、ダイエットやリバウンドの苦しみからは解放されることでしょう。
食事は1日3回。これは基本中の基本ですが、しかしこの回数にとらわれていませんか?
トレーニングをしているから、とにかく食べなくてはいけない。食事の内容もさながら、食べ続けなくてはいけないと思い込んでいませんか?
人気のパンケーキやお菓子があるから今食べたい。このような誘惑に負けていませんか?
空腹でもないのに、余分なものを食べてしまうというのは引き締まった体を手に入れたいと考える人にとっては今すぐにやめておきたい習慣です。
もし前日や朝ごはんを食べすぎている場合は、エネルギーは十分に蓄えられていますので、お昼ご飯の時間にはおなかが空いていないでしょう。しかし、空腹ではないのに「食事は1日3回」という思い込みにより、通常通りの量を食べたとすると明らかに食べすぎです。また、食事をしっかりととっているのに、さらにおやつなどの誘惑に負けてしまって間食している場合はさらに摂取カロリーが増えていきます。
では、おなかが空いたらいつでも食べていいのかというと、そういうことではありません。夜遅くに食事をとると、食べたものを睡眠中に消化することになります。本来、睡眠は体を回復させるために必要なことなのですが、睡眠の前に食事をすることで、回復できるはずなのに逆に消化するためにエネルギーを使ってしまうため、疲れがとれなくなってしまうのです。時間が遅くなくとも、睡眠の直前に食べるということはできるだけ避けておきたいですね。また、「夜は少なめの食事が良い」と言われているのは、太るからだけではなく、体の負担を減らすためなのです。寝起きが悪い人は、夜に食べすぎていないかを疑ってみてください。
まずは、食事の前に「本当におなかが空いているのか?」ということを自分に問いかける習慣をつけてみましょう。おなかが減った時に、減った分だけ食べれば、エネルギーを過剰に摂取してしまうということはありません。もしも少々食べすぎだと感じたら、次の食事との間隔を調整するようにしましょう。
この感覚がつかめるようになってから、何をどのように食べればいいのかというステップに進みましょう。
運動の過大評価と食事の過小評価を今すぐやめよう
ダイエットをしたいという人を見ているとよく感じることですが、「運動に対する過大評価、食事に対する過小評価」をしている人の多いこと多いこと…。たとえば、ランニングを1時間したとしましょう。汗だくになって帰ってくるとたくさん運動をした気分になりますよね。しかし、1時間程度のランニングで消費できるのはなんと菓子パン1個分ほど。ランニングの後に、菓子パンとジュースでも摂取した日には、残念ながら消費カロリーよりも摂取カロリーが上回ってしまうのです。
とくに脂肪を落としたい!と考えている人は注意が必要です。「こんなにも運動をしているし、食事もほとんど食べていないのにま全然やせないのは何で⁈」と思った人、それは運動の過大評価と食事の過小評価による、理想と現実の差による結果なのです。ついつい自分に都合よく解釈してしまいがちですが、現実をしっかりと見てください。自分が行っている運動はどのくらいカロリーを消費できるのか、自分がとった食事はどのくらいのカロリーを摂取するのか。それを知ることが大切です。
また、自分に都合よく解釈をせず、客観的にみられるようにするためにも、食の知識や体のメカニズムを正しく理解することというのは非常に重要なことなのです。ただやせるだけならば、食事管理で達成することもできます。何度もお話ししているように、摂取カロリーよりも消費カロリーを多くすればいいだけなのです。しかし、きれいなボディラインを作りたい、健康的な体を手に入れたいと考えているならば、食事管理だけではなく、トレーニングを欠かさないようにしていきましょう。
続けられない食事管理はリバウンドが潜んでいる
たとえば、期間限定で食事制限をして一気にダイエットを行ったとしましょう。そうすると、その期間はいったんはやせられることでしょう。しかし、その食事ルールが厳しすぎた場合は、本当に期間限定になってしまい続けることが困難になるでしょう。そして、その先には…リバウンドという地獄が待っています。そのため、食事内容や食事習慣を見直す時には、ダイエット期間が終わっても続けられるのかどうかということがポイントになります。
たとえば、「お酒を毎晩飲むのをやめたいけれどもなかなかやめられない…。週末の晩酌は楽しみのひとつだからやめたくない」という場合は、「すべてのお酒をやめる」というルール決めをするのではなく、「週末の晩酌をするためにも、平日のお酒を控える」というルールならばできるのではないでしょうか?
他にも、「昼食と夕食の合間の間食がどうしてもやめられない…」という場合は、間食をスナック菓子からフルーツに代えるなど、「変えたくない習慣」は残しつつ、「変えられる習慣」を少しずつ増やしていくのです。時間がかかっても、これがリバウンドを防ぐ唯一の方法なのです。2か月で10kgやせて、2か月後に戻ってしまうのでは悔しいですよね。すぐにリバウンドしてしまうのではなく、2年後も体形をキープできる食事習慣が必要なのです。
ダイエットだけではありませんが、一度にたくさんのルールを決めることや見切り発車は失敗のもとです。何をどうすれば変われるのか、何が自分にとって変えられないことなのか。これを客観的かつ論理的な視点で見つめ直すことができれば、ストレスを感じることなく食事習慣を継続していけることでしょう。
簡単にできるスッキリ習慣を覚えておこう
前項までで食事習慣についてまとめてきましたが、健康な体を維持する上でもトレーニングを行う上でも、腸をすっきりさせておくことが重要です。しかし、食事習慣と同様に、腸をすっきりさせる習慣も面倒なものだと続きません。そこで簡単にできるスッキリ方法をいくつかご紹介いたします。
おなかが軽くなる左脚ケンケン
小さいころにおそらく誰もがやった遊び「ケンケンパ」を覚えていますか?最後にケンケンをしたのはいつでしょう?「もう10年も20年も行っていない」「どのようにやるのか忘れてしまった」という人は少なくないでしょう。腸が垂れ下がっている人はどんどん老化を進んでしまいますので、これ以上腸を下げないためにもぜひ行ってほしいのが左脚でのケンケンを3回行うことです。
いったいなぜ左脚ケンケンが良いのかというと、ケンケンをすることで全身に上下の振動を与えられます。振動が体に加わることで、腸がゆさぶられるのです。そして、左脚でケンケンをすることで、腸の左側を重点的にゆさぶることができます。
腸の左側というと、腸内細菌の連携がうまくいかずに食べかすが滞りやすい「横行結腸」と「下行結腸」の境目があるポイントです。だからこそ、左脚でケンケンをおこなって、このポイントに刺激を与えることが重要なのです。
おすすめの時間は、朝の排泄前です。排泄間に左足でケンケンをすることで、食べかすが滞るポイントに適度に刺激を与えて、便の渋滞を解消していきましょう!
脂肪のデトックス!ひじ上げ歯磨き
おそらくほとんどの人が、1日に2~3回は歯磨きをしていることでしょう。じつはこのなにげない歯磨きの時間も、やり方次第で効果的な腸ストレッチタイムにできるのです。
やり方はとっても簡単。ひじをわざと上げて磨くだけです。ひじを地面と垂直にするのではなく、地面と平行にするイメージです。腕を上げることで、脇腹あたりが上に引っ張られる感じがするでしょう。この時に、腸やその周りの筋肉もつられて上がろうとします。
このひじ上げ歯磨きですが、簡単といえば簡単なのですが、ずっとひじを上げているというのは結構きつくて、腕のダイエットにもつながります。腕全体の引き締め効果も期待できますので、ぜひ取り入れてみてください。
また、右利きの人は右手で歯磨きをすることが多いと思いますが、この利き腕を使うというのは体のバランスが崩れてしまっているので、左右のバランスをとるためにも利き手と反対側の手で磨いてみるのもおすすめです。
階段の1段飛ばしは腸に効く
毎日、職場や買い物に行くとき階段を使っていますか?以前にお話ししたことがありますが、階段があるのにエスカレーターやエレベーターを使うのはもったいないことです。腸を上げる習慣として、自分自身の足を使って階段を上り下りするようにしてください。なぜ階段がいいのかというと、腸を支えている「腸腰筋」によく効く動きだからなのです。
とはいっても、ただ単に足を大きく上げれば上げるほどいいのかというと、そうではありません。階段を2段飛ばしや3段飛ばしなんてしなくていいです。むしろ、無理に足をひらくことでの股関節のケガや、バランスを崩してケガをしてしまうことにつながるかもしれませんので、やめておきましょう。一番おすすめなのは「1段飛ばし」です。いかにうまく1段飛ばしで階段を上り下りできるかを考えてみてください。
なぜ、2段飛ばしではなく1段飛ばしが腸腰筋にいいのかというと、「1段飛ばしの時に開く足の角度」が、腸にとってちょうどいいストレッチになるからです。細かい話になりますが、2段飛ばしのときよりも、大腰筋や腸腰筋にうまく負荷をかけられるのが1段飛ばしの足の角度なのです。
余談になりますが、改札を通過するときはあえて「左手」でICカードなどを持って改札を通るようにしてみてください。改札機の切符の投入口やICカードの接触部はほとんどの場合右側にあると思います。わざと左手で持って切符を通したり、ICカードをタッチすことで、腕を反対側にぐっと入れ込むことになります。これにより、腸に刺激を与えることができますし、腕や横腹のストレッチになります。
ちょっとしたことですが、通勤・通学時間も工夫次第で腸を上げる運動を入れることができるのです。
かかとの上げ下げでいい振動を与えられる
腸に刺激を与えてあげることで、腸の動きが活性化したり血流がアップすることはご存知でしょうか?しかし、無理やり腸を揉みしだいたり、ギューギューと押せばいいということではありません。腸には、上下に細かく揺れるくらいのちょっとした振動が良い刺激となるのです。
どんな姿勢でいたとしても、こっそり体を揺らして腸に刺激を与えることができれば素晴らしいです。たとえば、座っているときに、ひざを細かく動かしたり、立っている時ならばケンケンをしたり。細かいジャンプをしても良いでしょう。ただ、これはあくまでも一人でいるときにしかできないですよね。そこで街中でもできる揺れ方として、立ったまま行う「かかとの上げ下げ」がおすすめです。
駅のホームでも、人との待ち合わせの時でも大丈夫です。まっすぐ立って、かかとをトントンと上げ下げしてみましょう。それだけでも腸にとっては良い刺激になるのです。
まったりゆったりグレープフルーツ風呂でデトックス
ダイエットに効く匂いとして「グレープフルーツ」がさまざまなものに配合されているのですが、中でもおすすめしたいのが「グレープフルーツの精油成分が入った入浴剤」です。
そもそも、「入浴」には「体を温める効果」「血流改善」「基礎代謝アップ」「水圧によるマッサージ効果」「リラックス効果」といった、腸に対するというよりも体全体に対するメリットがたくさんあります。これらのメリットは、すべて腸を上げることに貢献してくれますが、なかでも「基礎代謝アップ」が腸上げに劇的に効果があるのです。
そもそも「基礎代謝」とは、人が生きていくのに最低限必要な機能を保つエネルギーのことですが、この代謝がアップすることで、腸内も整い、便秘が改善されるということが研究でわかっています。つまり、排泄しやすい腸へと変わっていくため、腸に余計な便をためておくことが少なくなり、腸が軽くなって位置が上がりやすくなるのです。
そんな体にメリットばかりがある入浴に、グレープフルーツの香りが加われば、ダイエット効果や若返り効果がさらにプラスされるのです。
グレープフルーツの香りを嗅ぐと、交感神経が活発に働き、体内脂肪の分解が進みやすくなります。逆に、ラベンダーの香りを嗅ぐと副交感神経が優位になり、リラックス効果があがるため深い睡眠がしっかりととれるようになるといった効果があります。このような事実が、ラットを使った研究によりわかってきています。
この研究では、グレープフルーツの香りをかがせた5匹のラットと、グレープフルーツの香りをかがせなかった5匹のラットを同じ状況下において6週間飼育したそうですが、グレープフルーツの香りをかがせたラットは平均20gも軽かったそうです。もちろん、健康には害がない状態で体重のみ少なかったとのことです。
これを聞いたらいますぐにでもグレープフルーツの入浴剤を探しに行きたくなるのではないでしょうか?今は多くの入浴剤が出ていますので、グレープフルーツの香りの中でも自分自身にあったものを見つけて、脂肪の分解をはやめてください!
腸を下げない食べ物を選択して美しい体を目指そう
ストレッチや生活習慣で、排泄を促して腸の位置を上げることをお勧めしていますが、そもそも腸を整えて健康にするということを考えると、「食事からのアプローチ」を考える人は多いと思います。そこで、腸を下げない食事習慣について覚えておきましょう。
下がらない腸のために考えたい食事時間
腸にゆっくり休んでもらうためには、「前日の夜ごはんから次の日の朝ごはんまで約12時間あけること」が理想とされています。食べない時間をなぜ12時間もとるのかというと、おなかが空くという感覚を感じるためです。前述しましたが、人間は空腹でなくとも食事をとる習慣がついてしまっています。しかし、本来の動物的感性でいえばおなかがすくからご飯を食べるのが基本なのです。そこで、12時間食べない時間をつくることにより、純粋な食欲で朝ぱっちりと目覚めることができます。そして、おなかが空っぽなため、腸が動きやすくなり、朝の排泄をスムーズに行えるという効果もあります。
ではどの時間をNO食事にすればいいかというと、理想でいうと夜6時~朝6時くらいの早型ですが、仕事や家事に追われているとなかなかこの時間は難しいと思います。そこでベストな食事時間をある程度余裕を見てご紹介しますので、参考にしてみてください。
- 朝ごはん:朝6~8時ごろ。午前中は腸の排泄の時間になるため、朝10時以降になると排泄時間が延びるため遅くても9時までには食べましょう。
- 昼ごはん:昼3時までがベスト。1日の内、昼の3時がもっとも血糖値が上がるため、それまでに終えるようにしましょう。
- 夜ごはん:夜6~8時が理想的。睡眠時間の3時間前には食べ終わるようにしましょう。夜10時以降になると、腸のお休み時間になってしまうので10時を超えないように要注意です。
大原則として、食間は最低3時間はあけるようにしましょう。これは空腹を感じるためにも重要です。
12時間という長さがキープできれば、夜11時~翌朝11時でもいいのか?と考える人もいるかもしれませんが、先に書いたように、午前中は腸で排泄作業が活発に行われるため、あまりこの時間は好ましくありません。腸のためにも健康のためにも、早寝早起きをこころがけてください。
忙しい朝に窓際でバナナを食べよう
朝食のフルーツとして優秀な「バナナ」ですが、これを窓際で朝日を浴びながら食べるとさらに体に良い効果を増やすことができます。陽の光を浴びることで、脳から分泌されるホルモン「メラトニン」が幸せホルモンの「セロトニン」に置き換わります。体内時計がリセットされ、自律神経が整い、セロトニンによりさわやかな気分になれるので、体調もよくなることでしょう。
バナナは、甘い食材ですが、これは「フラクトオリゴ糖」という糖分が豊富なため甘く感じられます。このフラクトオリゴ糖は、砂糖よりも低カロリーで血糖値が上がりにくいという特性があり、ほかの糖類よりも消化されにくいため、善玉菌の栄養(エサ)にもなるメリットがあります。
バナナは「水溶性」と「不溶性」の2種類の食物繊維を含んでいる食材です。
「水溶性食物繊維」は、便を柔らかく排出しやすい状態にしたり、余分な脂質を吸収して、ベント一緒に排出させたり、コレステロール値や血糖値を安定させる働きがあります。
一方で、「不溶性食物繊維」は、水分を多く吸収して、便をふやかして多くしたり、大腸に適度な刺激を与えることで便意をうながします。
これら2つの長所を兼ね備えているバナナは、いい便を出すためにぴったりの食材です。もし便秘に悩まされているならば、まずはバナナを食べてみてください。
といっても、バナナを1日に2本も3本も食べてはいけません。バナナは1日に1本でいいのです。
バナナ1本のエネルギーはごはん1/3杯分に当たります。糖分量もなかなかの高さにある食材ですので、多くとってしまうと、太ってしまう可能性もある食材なのです。手軽にとれる食事ですが、食べる量には気を付けておきましょう。
腸を下げないためには温かいものからがベスト
ダイエット目的での食事ルールとしては、最初に野菜を食べることをおすすめしていますが、これはあくまでもダイエット目的であり、腸を下げない目的の食事ルールとしては不適切なのです。
腸を下げない目的での食べる順番としては
- 温かいスープや汁もの(飲み物でも可能)
- そのあとはなんでもOK
この最初の「温かいスープや汁もの」が重要なのです。野菜から食べること、主食の炭水化物は後回しというのは、食後の血糖値の急上昇を防ぐという意味では適切な食べ方になります。しかし、腸のことだけを考えると、温かい物から食べるのがベストなのです。反対に、冷たいものから食べ始めると、腸が冷えてしまい余計な負担をかけることになります。
このようなストレスを受け続けていると、腸は機能を低下させてしまい、さらには腸の位置をさげてしまうのです。
まずは、温かいもので腸を温めることから始めると覚えておきましょう。
甘さが欲しいならオリゴ糖
大人はもちろんのこと、2歳くらいの子供にもおすすめししたいのが「オリゴ糖」です。ではオリゴ糖ならばなんでもいいのかというと実はそうではありません。オリゴ糖とは、約20種類の糖の総称です。このうち、腸内環境を調整して腸の位置を上げることに貢献してくれるオリゴ糖は4種類です。
- フラクトオリゴ糖:にんにく・たまねぎ・バナナ・ごぼうなどに多く含まれている
- イソマルトオリゴ糖:ハチミツなどに多く含まれている
- ガラクトオリゴ糖:牛乳や乳製品などに多く含まれている
- 大豆オリゴ糖:大豆・豆乳・みそなどに多く含まれている
これらのオリゴ糖の良さを一言で表すと、「胃や小腸で消化されにくく、そのまま大腸まで届いて善玉菌のエサとなってくれる」ということです。誤解されがちなオリゴ糖ですが、オリゴ糖そのものが活躍するわけではなく、「善玉菌のエサ」となってくれることです。つまり、善玉菌が活躍しやすい状態になるということです。
オリゴ糖はもともと、大豆やアスパラガス、にんにくなどの野菜類やはちみつなどに多く含まれています。このような天然由来の食品からオリゴ糖を積極的にとるのが理想的です。
手軽にとれる、オリゴ糖と名前の付く甘味料ですが、実はショ糖が多く含まれていたり、人工甘味料やその他添加物が含まれている商品も多いので、食品表示をしっかりと見て製品を選ぶようにしましょう。
まとめ
今回は、本当に正しい知識の大切さと覚えておきたい「健康で綺麗な体」になる方法についてまとめてみました。
正しい知識といっても、極端なことを言ってしまえば、学会で発表されるような研究を重ねた情報でも、数年たつと新しい情報に覆されたりします。これは、その時に調べられる限界まで調べた結果でも、数年するともっと詳しく調べられる機械がでてきたり、その時よりももっと健康になれる美肌になれる食品が発見されたりすると、当然ですがその結果は間違っていたりもっと正しいことがわかるといったように、常に情報が更新されるためおこることなのです。
人間の体も年齢を重ねることで日々変化が起きています。いつまでも昔の体でいられるということはありません。大事なのは、自分の現在の状況に合ったその時に一番正しい知識を知っておくことです。
その場で立ち止まってしまうのではなく、これから先の人生を楽しむためにも正しい知識を知って、前へ進んでいきましょう!
http://bodyke-live.com/thinking/correct-knowledge-property/http://bodyke-live.com/wp-content/uploads/2018/05/1ce0abd2c52914220298b7b25bb85f84-e1527298058933-1024x643.jpghttp://bodyke-live.com/wp-content/uploads/2018/05/1ce0abd2c52914220298b7b25bb85f84-e1527298058933-150x150.jpg考え方世の中には、健康になる方法、体を綺麗にする方法、体を鍛え上げる方法、ダイエットをする方法など、さまざまな情報があふれています。本や雑誌だけではなく、インターネットを通じて世界中の情報を集められる便利な世の中ですから、いつでもどこでも簡単に情報を手に入れることが可能です。しかし、それらの情報は本当に正しいものなのでしょうか?いま手に入れた情報は、どのような発信源からの情報なのでしょうか?今回は、是非とも皆さんに覚えておいてほしい「正しい知識の大切さ」と、「健康で綺麗な体になる方法」についてご紹介いたします。一生ものの正しい知識とはボディラインを整えたり、健康になるためには、脂肪と筋肉の両方が必要だと何度かお話ししてきています。多くの女性は、現状の自分の体に満足していなくて、「もっとやせたい」と考えているようですが、ほとんどの女性が必要以上にやせる必要はないのです。一般的に、太っているかどうかの目安としての体重や体脂肪率、BMI値がありますが、どこにどれだけの脂肪の量がついているかというのは数値だけではわかりません。実際にその人を見てみないと、見た目は細いのにもかかわらず、筋肉が少ないために体脂肪率が30%を超えているという人もいるくらいなのです。逆に、筋肉は脂肪よりも比重が大きいため、見た目がぽっちゃりしている人よりも体重が多いという人もいます。とはいっても、太っていると悩んでいる人は少なくありませんので、あえて脂肪燃焼をした方がいい目安を挙げてみると、「腕や背中、太ももなどの体全体に脂肪がついていて、おしりよりもおなかまわりの脂肪が気になっている人」は脂肪燃焼をした方が良いでしょう。しかし、もしも全体的に脂肪が多くついていて、おなかまわりについた大きな脂肪に悩んでいるとしたならば、体全体のどの脂肪から落ちるのかをコントロールするのは難しいため、食事管理で体全体の脂肪を落としつつ、平行してトレーニングを行うことで、筋力の維持をしたさらに向上をすることができます。もしも、「体全体にはそこまで脂肪はないけれども、おなかがぽっちゃりとでていて気になる」というくらいならば、むやみに食事制限をして脂肪を落とすことに執着しない方が良いでしょう。おなかに気を取られすぎて、丸みのあるきゅっとしたおしりや、美しいと思わせるボディラインを作るための脂肪まで落としてしまう可能性が大です。ただやせている人というのは、残念ながら魅力的な体とはかけ離れてしまいますし、健康だとはいえません。そもそも、理想のボディラインを目指す以前に、「増量する人」「減量する人」「現状を維持する人」の食事の量は異なるのが当たり前ですが、食事の質や管理に関しては、老若男女問わず重要なものです。それにもかかわらず、世の中に蔓延しているダイエット知識やウソか誠かわからないような健康食品に振り回されて、結果として不健康な食生活を送ってしまっている人が多いのが現代社会です。特に、ダイエットに関して女性は厳しい目線になりがちで、新しいものがでたらすぐに飛びついて挑戦してみるものの、一瞬はやせるけれども結果的にリバウンドを繰り返してしまうという人は少なくありません。トレーニングを行う人が陥りがちな食に関する間違いや、一生ものの正しい知識をしっかりと覚えていき、今後のトレーニングに活用してみてください。 頑張ってもやせない理由とは人がやせるかやせないのかは、運動量の多さでも、厳密な食事管理でもありません。簡単に言ってしまえば、摂取カロリーと消費カロリーの差で決まってくるのです。消費カロリーよりも摂取カロリーの方が少なければ必ずやせていきます。また、「夜に食べすぎてしまって1kgも太ってしまった」と、体重計に乗ってどんよりしている人もいますが、消費カロリーよりも摂取カロリーが1日上回ったくらいで、すぐに脂肪になるということはありません。最低でも1週間くらいは様子を見てみましょう。といっても、毎日1kgずつ太っていくぐらい暴食を続けていたら絶対に太りますので、あくまでも1日だけで判断するのはやめましょうということです(笑)また、ダイエット食として人気の高い「ささみ」ばかりを食べていたとしても、消費カロリー以上にささみを食べていたらやせることはありません。なぜささみがダイエット食として人気が高いのかというと、「脂質が少なくたんぱく質が豊富」なためです。食事管理をしている人にとって計算しやすい食材でもあり、それなりの量を食べても脂質が少ないため脂肪に変換される量は牛肉や豚肉に比べて少ないのです。量を食べられるということは、それだけ満腹感を得られやすいため、ダイエットをしている人に重宝されています。しかし、ささみならばいくら食べても大丈夫なのかというとそうではありません。ささみに限らずですが、「これを食べていればやせられるという食材は無い」ということを覚えておきましょう。 栄養不足になってはいけない前述したささみは、ダイエット食として人気ですが、実は落とし穴もあります。それは「栄養不足」です。ささみや鶏むね肉の「白いたんぱく質」は、鉄分が少ない食材のため、そればかりを食べていると鉄分不足に陥ってしまい、疲れが出やすくなります。トレーニングをしている人にも人気が高いささみですが、ささみだけを食べ続けて摂取カロリーが大幅に減少すると、疲れやすいうえに栄養不足になってしまいます。体が栄養不足を感じた時に、「今体は鉄分が不足しているよ!」と教えてくれればいいのですが、残念ながら体は「もっと何かを食べるべき(おなかがすく)」というあいまいなサインしか出してくれません。こうなると、人は何かを食べたいという衝動にかられますが、何を食べたら正解なのかが分からないので、とにかく何かを食べようとします。しかし、本当に不足しているもの以外を食べても体は満たされず、ただ単におなかが満腹になるだけなのです。必要な栄養素が補えていないと、さらに食べ続けてしまい暴飲暴食に陥ることも…。これまで、「消費カロリーよりも摂取カロリーが少なければやせる」と何度もお話ししてきていますが、それだけではなく「質や栄養素にも配慮する」ことができて、はじめて健康的に減量することができるのです。たんぱく質には、鶏むね肉や白身魚のような鉄分の少ない「白いたんぱく質」もあれば、かつおやラム肉、レバーといった鉄分が多く含まれる「赤いたんぱく質」もありますし、豆腐や納豆といった植物性のものもあります。たんぱく質ひとつでもこのように種類がありますので、食事の際はいろいろな種類の食材を食べて、まんべんなく栄養素をとるようにしていきましょう。 たんぱく質の過剰摂取は体に毒になるトレーニングをしている人の多くは、「筋肉をつけたい」という理由でたんぱく質をしっかりととるようにしていると思いますが、勘違いしてほしくないのが「たんぱく質を大量にとれば、筋肉は自動で大きくなるわけではない」ということです。筋肉のためにはたんぱく質が必要というのは決して間違いではありませんが、とにかくたんぱく質をとればいいという思い込みにつながってしまい、たんぱく質の過剰摂取をしてしまっている人が多くいらっしゃいます。摂取されたたんぱく質は、体内で分解され、アミノ酸になり、この栄養素が筋肉や体のあらゆる部分の源となるのです。ところが、一回の食事に含まれるたんぱく質を分解できる能力というのは限度があります。もしも、それを超えるたんぱく質を摂取したとすると、過剰分のたんぱく質の分解は内臓への大きな負担になってしまうのです。豆腐や納豆もダイエットや健康の強い味方とされています。大豆に含まれるイソフラボンは、女性ホルモンの「ストロゲン」に似た働きをするため、女性の美容や健康にも良いといわれてきました。しかし、大豆たんぱく質の過剰な摂取は、ホルモンバランスを狂わせてしまうという面もあります。大豆たんぱく質をとりすぎてしまった女性が月経不順になってしまったという研究報告もあります。また、大豆の皮は体内で分解されにくいという特性があるため、たくさん摂取すると内臓への負担が増してしまうのです。さらにいうと、豆は自然界を生き抜きための毒素も蓄えていて、この毒素が、たんぱく質やミネラルの吸収を妨げています。そういった点で考えると、大豆食品を食べるならば、「発行している大豆」がおすすめです。大豆や大豆食品は、食べすぎには気を付けたいところですね。また、豆乳も注意が必要です。たとえば、カフェラテを飲むときに、ダイエットのために牛乳を豆乳に変更する人がいますが、ソイラテのほうがヘルシーというのは実はただの思い込みなのです。もう一つ、たんぱく質の過剰摂取で注意したいことがあります。それは、体内の酸性・アルカリ性の度合いを示すphバランスです。肉や魚、卵といったたんぱく質は酸性食品であるため、これらを過剰に摂取すると、体内が酸性に傾いてしまうのです。すると、体は血液のphを通常の状態に戻そうと必死になります。カルシウムはアルカリ性のため、すばやく体のphバランスをとるために骨からカルシウムを抜き出してしまうこともあるのです。しかし、その分骨や体全体に負担をかけていることになります。健康のためには酸性とアルカリ性のバランスも重要なのです。筋肉をつける=たんぱく質をたくさん食べる ささみをたくさん食べる=筋肉がつくというのは完全に思い込みだということを忘れず、肉や魚を食べるにしても適度な量にとどめ、生野菜や海藻、きのこ類などのアルカリ性食品を一緒に食べることが大切です。世間一般で「体にいい食品」「ダイエットにおすすめな食品」といわれているものをそのまま鵜呑みにせず、なぜその食品が体にいいと言われているのか、なぜダイエットにおすすめと言われているのか根拠をしっかりと知って見極めて食べていきましょう。 おなかが空いていないのに食べるのは人間だけ動物は、本来空腹時以外に食事をするという習慣はありません。人間だけが、おなかが空いていないのにもかかわらず「目の前に食べ物がある」「周りの人が食べている状況」「ランチ(ディナー)タイムになったから」といった理由で食事をします。このような思い込みや習慣で食べ続けていると、摂取カロリーは簡単に消費カロリーを上回ってしまいます。現代の日本人の多くはいつでもどこでも手軽に食品を食べることができる環境にいます。この環境に慣れてしまっているため、空腹の感覚が感じ取れないという人が増えてきています。もしも、「おなかが空いたから食事をする」「おなかがいっぱいになったから食べるのをやめる」という、動物本来の感覚を取り戻すことができれば、ダイエットやリバウンドの苦しみからは解放されることでしょう。食事は1日3回。これは基本中の基本ですが、しかしこの回数にとらわれていませんか?トレーニングをしているから、とにかく食べなくてはいけない。食事の内容もさながら、食べ続けなくてはいけないと思い込んでいませんか?人気のパンケーキやお菓子があるから今食べたい。このような誘惑に負けていませんか?空腹でもないのに、余分なものを食べてしまうというのは引き締まった体を手に入れたいと考える人にとっては今すぐにやめておきたい習慣です。もし前日や朝ごはんを食べすぎている場合は、エネルギーは十分に蓄えられていますので、お昼ご飯の時間にはおなかが空いていないでしょう。しかし、空腹ではないのに「食事は1日3回」という思い込みにより、通常通りの量を食べたとすると明らかに食べすぎです。また、食事をしっかりととっているのに、さらにおやつなどの誘惑に負けてしまって間食している場合はさらに摂取カロリーが増えていきます。では、おなかが空いたらいつでも食べていいのかというと、そういうことではありません。夜遅くに食事をとると、食べたものを睡眠中に消化することになります。本来、睡眠は体を回復させるために必要なことなのですが、睡眠の前に食事をすることで、回復できるはずなのに逆に消化するためにエネルギーを使ってしまうため、疲れがとれなくなってしまうのです。時間が遅くなくとも、睡眠の直前に食べるということはできるだけ避けておきたいですね。また、「夜は少なめの食事が良い」と言われているのは、太るからだけではなく、体の負担を減らすためなのです。寝起きが悪い人は、夜に食べすぎていないかを疑ってみてください。まずは、食事の前に「本当におなかが空いているのか?」ということを自分に問いかける習慣をつけてみましょう。おなかが減った時に、減った分だけ食べれば、エネルギーを過剰に摂取してしまうということはありません。もしも少々食べすぎだと感じたら、次の食事との間隔を調整するようにしましょう。この感覚がつかめるようになってから、何をどのように食べればいいのかというステップに進みましょう。 運動の過大評価と食事の過小評価を今すぐやめようダイエットをしたいという人を見ているとよく感じることですが、「運動に対する過大評価、食事に対する過小評価」をしている人の多いこと多いこと…。たとえば、ランニングを1時間したとしましょう。汗だくになって帰ってくるとたくさん運動をした気分になりますよね。しかし、1時間程度のランニングで消費できるのはなんと菓子パン1個分ほど。ランニングの後に、菓子パンとジュースでも摂取した日には、残念ながら消費カロリーよりも摂取カロリーが上回ってしまうのです。とくに脂肪を落としたい!と考えている人は注意が必要です。「こんなにも運動をしているし、食事もほとんど食べていないのにま全然やせないのは何で⁈」と思った人、それは運動の過大評価と食事の過小評価による、理想と現実の差による結果なのです。ついつい自分に都合よく解釈してしまいがちですが、現実をしっかりと見てください。自分が行っている運動はどのくらいカロリーを消費できるのか、自分がとった食事はどのくらいのカロリーを摂取するのか。それを知ることが大切です。また、自分に都合よく解釈をせず、客観的にみられるようにするためにも、食の知識や体のメカニズムを正しく理解することというのは非常に重要なことなのです。ただやせるだけならば、食事管理で達成することもできます。何度もお話ししているように、摂取カロリーよりも消費カロリーを多くすればいいだけなのです。しかし、きれいなボディラインを作りたい、健康的な体を手に入れたいと考えているならば、食事管理だけではなく、トレーニングを欠かさないようにしていきましょう。 続けられない食事管理はリバウンドが潜んでいるたとえば、期間限定で食事制限をして一気にダイエットを行ったとしましょう。そうすると、その期間はいったんはやせられることでしょう。しかし、その食事ルールが厳しすぎた場合は、本当に期間限定になってしまい続けることが困難になるでしょう。そして、その先には…リバウンドという地獄が待っています。そのため、食事内容や食事習慣を見直す時には、ダイエット期間が終わっても続けられるのかどうかということがポイントになります。たとえば、「お酒を毎晩飲むのをやめたいけれどもなかなかやめられない…。週末の晩酌は楽しみのひとつだからやめたくない」という場合は、「すべてのお酒をやめる」というルール決めをするのではなく、「週末の晩酌をするためにも、平日のお酒を控える」というルールならばできるのではないでしょうか?他にも、「昼食と夕食の合間の間食がどうしてもやめられない…」という場合は、間食をスナック菓子からフルーツに代えるなど、「変えたくない習慣」は残しつつ、「変えられる習慣」を少しずつ増やしていくのです。時間がかかっても、これがリバウンドを防ぐ唯一の方法なのです。2か月で10kgやせて、2か月後に戻ってしまうのでは悔しいですよね。すぐにリバウンドしてしまうのではなく、2年後も体形をキープできる食事習慣が必要なのです。ダイエットだけではありませんが、一度にたくさんのルールを決めることや見切り発車は失敗のもとです。何をどうすれば変われるのか、何が自分にとって変えられないことなのか。これを客観的かつ論理的な視点で見つめ直すことができれば、ストレスを感じることなく食事習慣を継続していけることでしょう。 簡単にできるスッキリ習慣を覚えておこう前項までで食事習慣についてまとめてきましたが、健康な体を維持する上でもトレーニングを行う上でも、腸をすっきりさせておくことが重要です。しかし、食事習慣と同様に、腸をすっきりさせる習慣も面倒なものだと続きません。そこで簡単にできるスッキリ方法をいくつかご紹介いたします。 おなかが軽くなる左脚ケンケン小さいころにおそらく誰もがやった遊び「ケンケンパ」を覚えていますか?最後にケンケンをしたのはいつでしょう?「もう10年も20年も行っていない」「どのようにやるのか忘れてしまった」という人は少なくないでしょう。腸が垂れ下がっている人はどんどん老化を進んでしまいますので、これ以上腸を下げないためにもぜひ行ってほしいのが左脚でのケンケンを3回行うことです。いったいなぜ左脚ケンケンが良いのかというと、ケンケンをすることで全身に上下の振動を与えられます。振動が体に加わることで、腸がゆさぶられるのです。そして、左脚でケンケンをすることで、腸の左側を重点的にゆさぶることができます。腸の左側というと、腸内細菌の連携がうまくいかずに食べかすが滞りやすい「横行結腸」と「下行結腸」の境目があるポイントです。だからこそ、左脚でケンケンをおこなって、このポイントに刺激を与えることが重要なのです。おすすめの時間は、朝の排泄前です。排泄間に左足でケンケンをすることで、食べかすが滞るポイントに適度に刺激を与えて、便の渋滞を解消していきましょう! 脂肪のデトックス!ひじ上げ歯磨きおそらくほとんどの人が、1日に2~3回は歯磨きをしていることでしょう。じつはこのなにげない歯磨きの時間も、やり方次第で効果的な腸ストレッチタイムにできるのです。やり方はとっても簡単。ひじをわざと上げて磨くだけです。ひじを地面と垂直にするのではなく、地面と平行にするイメージです。腕を上げることで、脇腹あたりが上に引っ張られる感じがするでしょう。この時に、腸やその周りの筋肉もつられて上がろうとします。このひじ上げ歯磨きですが、簡単といえば簡単なのですが、ずっとひじを上げているというのは結構きつくて、腕のダイエットにもつながります。腕全体の引き締め効果も期待できますので、ぜひ取り入れてみてください。また、右利きの人は右手で歯磨きをすることが多いと思いますが、この利き腕を使うというのは体のバランスが崩れてしまっているので、左右のバランスをとるためにも利き手と反対側の手で磨いてみるのもおすすめです。 階段の1段飛ばしは腸に効く毎日、職場や買い物に行くとき階段を使っていますか?以前にお話ししたことがありますが、階段があるのにエスカレーターやエレベーターを使うのはもったいないことです。腸を上げる習慣として、自分自身の足を使って階段を上り下りするようにしてください。なぜ階段がいいのかというと、腸を支えている「腸腰筋」によく効く動きだからなのです。とはいっても、ただ単に足を大きく上げれば上げるほどいいのかというと、そうではありません。階段を2段飛ばしや3段飛ばしなんてしなくていいです。むしろ、無理に足をひらくことでの股関節のケガや、バランスを崩してケガをしてしまうことにつながるかもしれませんので、やめておきましょう。一番おすすめなのは「1段飛ばし」です。いかにうまく1段飛ばしで階段を上り下りできるかを考えてみてください。なぜ、2段飛ばしではなく1段飛ばしが腸腰筋にいいのかというと、「1段飛ばしの時に開く足の角度」が、腸にとってちょうどいいストレッチになるからです。細かい話になりますが、2段飛ばしのときよりも、大腰筋や腸腰筋にうまく負荷をかけられるのが1段飛ばしの足の角度なのです。余談になりますが、改札を通過するときはあえて「左手」でICカードなどを持って改札を通るようにしてみてください。改札機の切符の投入口やICカードの接触部はほとんどの場合右側にあると思います。わざと左手で持って切符を通したり、ICカードをタッチすことで、腕を反対側にぐっと入れ込むことになります。これにより、腸に刺激を与えることができますし、腕や横腹のストレッチになります。ちょっとしたことですが、通勤・通学時間も工夫次第で腸を上げる運動を入れることができるのです。 かかとの上げ下げでいい振動を与えられる腸に刺激を与えてあげることで、腸の動きが活性化したり血流がアップすることはご存知でしょうか?しかし、無理やり腸を揉みしだいたり、ギューギューと押せばいいということではありません。腸には、上下に細かく揺れるくらいのちょっとした振動が良い刺激となるのです。どんな姿勢でいたとしても、こっそり体を揺らして腸に刺激を与えることができれば素晴らしいです。たとえば、座っているときに、ひざを細かく動かしたり、立っている時ならばケンケンをしたり。細かいジャンプをしても良いでしょう。ただ、これはあくまでも一人でいるときにしかできないですよね。そこで街中でもできる揺れ方として、立ったまま行う「かかとの上げ下げ」がおすすめです。駅のホームでも、人との待ち合わせの時でも大丈夫です。まっすぐ立って、かかとをトントンと上げ下げしてみましょう。それだけでも腸にとっては良い刺激になるのです。 まったりゆったりグレープフルーツ風呂でデトックスダイエットに効く匂いとして「グレープフルーツ」がさまざまなものに配合されているのですが、中でもおすすめしたいのが「グレープフルーツの精油成分が入った入浴剤」です。そもそも、「入浴」には「体を温める効果」「血流改善」「基礎代謝アップ」「水圧によるマッサージ効果」「リラックス効果」といった、腸に対するというよりも体全体に対するメリットがたくさんあります。これらのメリットは、すべて腸を上げることに貢献してくれますが、なかでも「基礎代謝アップ」が腸上げに劇的に効果があるのです。そもそも「基礎代謝」とは、人が生きていくのに最低限必要な機能を保つエネルギーのことですが、この代謝がアップすることで、腸内も整い、便秘が改善されるということが研究でわかっています。つまり、排泄しやすい腸へと変わっていくため、腸に余計な便をためておくことが少なくなり、腸が軽くなって位置が上がりやすくなるのです。そんな体にメリットばかりがある入浴に、グレープフルーツの香りが加われば、ダイエット効果や若返り効果がさらにプラスされるのです。グレープフルーツの香りを嗅ぐと、交感神経が活発に働き、体内脂肪の分解が進みやすくなります。逆に、ラベンダーの香りを嗅ぐと副交感神経が優位になり、リラックス効果があがるため深い睡眠がしっかりととれるようになるといった効果があります。このような事実が、ラットを使った研究によりわかってきています。この研究では、グレープフルーツの香りをかがせた5匹のラットと、グレープフルーツの香りをかがせなかった5匹のラットを同じ状況下において6週間飼育したそうですが、グレープフルーツの香りをかがせたラットは平均20gも軽かったそうです。もちろん、健康には害がない状態で体重のみ少なかったとのことです。これを聞いたらいますぐにでもグレープフルーツの入浴剤を探しに行きたくなるのではないでしょうか?今は多くの入浴剤が出ていますので、グレープフルーツの香りの中でも自分自身にあったものを見つけて、脂肪の分解をはやめてください! 腸を下げない食べ物を選択して美しい体を目指そうストレッチや生活習慣で、排泄を促して腸の位置を上げることをお勧めしていますが、そもそも腸を整えて健康にするということを考えると、「食事からのアプローチ」を考える人は多いと思います。そこで、腸を下げない食事習慣について覚えておきましょう。 下がらない腸のために考えたい食事時間腸にゆっくり休んでもらうためには、「前日の夜ごはんから次の日の朝ごはんまで約12時間あけること」が理想とされています。食べない時間をなぜ12時間もとるのかというと、おなかが空くという感覚を感じるためです。前述しましたが、人間は空腹でなくとも食事をとる習慣がついてしまっています。しかし、本来の動物的感性でいえばおなかがすくからご飯を食べるのが基本なのです。そこで、12時間食べない時間をつくることにより、純粋な食欲で朝ぱっちりと目覚めることができます。そして、おなかが空っぽなため、腸が動きやすくなり、朝の排泄をスムーズに行えるという効果もあります。ではどの時間をNO食事にすればいいかというと、理想でいうと夜6時~朝6時くらいの早型ですが、仕事や家事に追われているとなかなかこの時間は難しいと思います。そこでベストな食事時間をある程度余裕を見てご紹介しますので、参考にしてみてください。朝ごはん:朝6~8時ごろ。午前中は腸の排泄の時間になるため、朝10時以降になると排泄時間が延びるため遅くても9時までには食べましょう。 昼ごはん:昼3時までがベスト。1日の内、昼の3時がもっとも血糖値が上がるため、それまでに終えるようにしましょう。 夜ごはん:夜6~8時が理想的。睡眠時間の3時間前には食べ終わるようにしましょう。夜10時以降になると、腸のお休み時間になってしまうので10時を超えないように要注意です。大原則として、食間は最低3時間はあけるようにしましょう。これは空腹を感じるためにも重要です。12時間という長さがキープできれば、夜11時~翌朝11時でもいいのか?と考える人もいるかもしれませんが、先に書いたように、午前中は腸で排泄作業が活発に行われるため、あまりこの時間は好ましくありません。腸のためにも健康のためにも、早寝早起きをこころがけてください。 忙しい朝に窓際でバナナを食べよう朝食のフルーツとして優秀な「バナナ」ですが、これを窓際で朝日を浴びながら食べるとさらに体に良い効果を増やすことができます。陽の光を浴びることで、脳から分泌されるホルモン「メラトニン」が幸せホルモンの「セロトニン」に置き換わります。体内時計がリセットされ、自律神経が整い、セロトニンによりさわやかな気分になれるので、体調もよくなることでしょう。バナナは、甘い食材ですが、これは「フラクトオリゴ糖」という糖分が豊富なため甘く感じられます。このフラクトオリゴ糖は、砂糖よりも低カロリーで血糖値が上がりにくいという特性があり、ほかの糖類よりも消化されにくいため、善玉菌の栄養(エサ)にもなるメリットがあります。バナナは「水溶性」と「不溶性」の2種類の食物繊維を含んでいる食材です。「水溶性食物繊維」は、便を柔らかく排出しやすい状態にしたり、余分な脂質を吸収して、ベント一緒に排出させたり、コレステロール値や血糖値を安定させる働きがあります。一方で、「不溶性食物繊維」は、水分を多く吸収して、便をふやかして多くしたり、大腸に適度な刺激を与えることで便意をうながします。これら2つの長所を兼ね備えているバナナは、いい便を出すためにぴったりの食材です。もし便秘に悩まされているならば、まずはバナナを食べてみてください。といっても、バナナを1日に2本も3本も食べてはいけません。バナナは1日に1本でいいのです。バナナ1本のエネルギーはごはん1/3杯分に当たります。糖分量もなかなかの高さにある食材ですので、多くとってしまうと、太ってしまう可能性もある食材なのです。手軽にとれる食事ですが、食べる量には気を付けておきましょう。 腸を下げないためには温かいものからがベストダイエット目的での食事ルールとしては、最初に野菜を食べることをおすすめしていますが、これはあくまでもダイエット目的であり、腸を下げない目的の食事ルールとしては不適切なのです。腸を下げない目的での食べる順番としては温かいスープや汁もの(飲み物でも可能) そのあとはなんでもOKこの最初の「温かいスープや汁もの」が重要なのです。野菜から食べること、主食の炭水化物は後回しというのは、食後の血糖値の急上昇を防ぐという意味では適切な食べ方になります。しかし、腸のことだけを考えると、温かい物から食べるのがベストなのです。反対に、冷たいものから食べ始めると、腸が冷えてしまい余計な負担をかけることになります。このようなストレスを受け続けていると、腸は機能を低下させてしまい、さらには腸の位置をさげてしまうのです。まずは、温かいもので腸を温めることから始めると覚えておきましょう。 甘さが欲しいならオリゴ糖大人はもちろんのこと、2歳くらいの子供にもおすすめししたいのが「オリゴ糖」です。ではオリゴ糖ならばなんでもいいのかというと実はそうではありません。オリゴ糖とは、約20種類の糖の総称です。このうち、腸内環境を調整して腸の位置を上げることに貢献してくれるオリゴ糖は4種類です。フラクトオリゴ糖:にんにく・たまねぎ・バナナ・ごぼうなどに多く含まれている イソマルトオリゴ糖:ハチミツなどに多く含まれている ガラクトオリゴ糖:牛乳や乳製品などに多く含まれている 大豆オリゴ糖:大豆・豆乳・みそなどに多く含まれているこれらのオリゴ糖の良さを一言で表すと、「胃や小腸で消化されにくく、そのまま大腸まで届いて善玉菌のエサとなってくれる」ということです。誤解されがちなオリゴ糖ですが、オリゴ糖そのものが活躍するわけではなく、「善玉菌のエサ」となってくれることです。つまり、善玉菌が活躍しやすい状態になるということです。オリゴ糖はもともと、大豆やアスパラガス、にんにくなどの野菜類やはちみつなどに多く含まれています。このような天然由来の食品からオリゴ糖を積極的にとるのが理想的です。手軽にとれる、オリゴ糖と名前の付く甘味料ですが、実はショ糖が多く含まれていたり、人工甘味料やその他添加物が含まれている商品も多いので、食品表示をしっかりと見て製品を選ぶようにしましょう。 まとめ今回は、本当に正しい知識の大切さと覚えておきたい「健康で綺麗な体」になる方法についてまとめてみました。正しい知識といっても、極端なことを言ってしまえば、学会で発表されるような研究を重ねた情報でも、数年たつと新しい情報に覆されたりします。これは、その時に調べられる限界まで調べた結果でも、数年するともっと詳しく調べられる機械がでてきたり、その時よりももっと健康になれる美肌になれる食品が発見されたりすると、当然ですがその結果は間違っていたりもっと正しいことがわかるといったように、常に情報が更新されるためおこることなのです。人間の体も年齢を重ねることで日々変化が起きています。いつまでも昔の体でいられるということはありません。大事なのは、自分の現在の状況に合ったその時に一番正しい知識を知っておくことです。その場で立ち止まってしまうのではなく、これから先の人生を楽しむためにも正しい知識を知って、前へ進んでいきましょう!BodykeLIVE kumi.fukagawa@example.comEditorBodykeLIVE