健康に良さそうなものの正体は実は不調の原因!?
私たちの身の回りには健康商品や健康グッズなどさまざまな健康に関するものが溢れています。昔よりも研究がすすみ、気軽に自分たちで意識的にそういったものを取り入れて健康体になろう!とできるようになったのはとてもよいのですが、本当にその「健康に良さそうなもの」は健康に良いのでしょうか?
今回は、知らず知らずのうちに体の不調を作っているものについて知っておきましょう!
本当にその飲み物って大丈夫?
朝にコーヒーを飲んで1日を始める人は多いことでしょう。朝食時にコーヒーを飲む人、出勤時にコーヒーを飲む人、飲み方はさまざまであれどコマーシャルで「コーヒーを飲んですっきりと!」という印象をもつコーヒーは、現代人の日課の1つとなっている人もいるのではないでしょうか。
しかし、実はコーヒーの中でも、缶コーヒーは健康を大事にしたい人にとっては口にするのは避けた方が良い飲み物なのです。缶だけではなく、ペットボトルにはいったものも同様ですが、「コーヒー飲料」は、カフェで売られている淹れたてのコーヒーとはまったくの別物です。砂糖の塊が液体化したものであり、健康に悪いことはあってもいいことはありません。
「甘さ控えめ」という記載がされている商品でも、角砂糖15個分にもなるのです。「甘さ控えめ」と書いてあると、それなら健康にも良いかな?と勘違いしてしまう人も少なくないでしょう。
このことは、コーヒー飲料に限ったことではありません。清涼飲料水や野菜ジュースも実は大量の糖分が含まれているのです。
本来、人間の体内には約4.5リットルの血液があります。その中のブドウ糖濃度は空腹時で90mg/dℓです。わかりやすくいうと、血液中には4g前後のブドウ糖が存在しているということです。そして、これだけあれば十分なのです。
では、この4gで良いところに、コーヒー飲料や清涼飲料水を飲み大量の糖分を摂取するとどうなるでしょう?体が想定していなかった糖分はどう考えても悪影響を与えるしかないですよね。
健康をしっかり管理するなら「血糖値」を要チェック!
「血糖値」という名前はよく出てくるのでみなさんもご存じですよね。健康診断でも、「空腹時血糖値」や「ヘモグロビンA1c値」を調べていることでしょう。そして、これらの数値が高いと糖尿病の疑いがあるということになるため、みなさんも気を付けているのではないでしょうか。
この血糖値ですが、糖尿病だけではなく実は健康状態のすべてを決めるといっても過言ではありません。そして、血糖値が高い状態は肥満を作り出すということがわかっています。
私たちが太ってしまうのは、脂っこい食べ物を食べたからではなく「血糖値が上がったため」なのです。逆に、血糖値を低く抑えることができれば、肉を食べてもそれこそ揚げ物を食べても太ることがないといえます。
太っている人が「痩せなさい」とお医者さんから言われるのは、肥満がさまざまな病気の引き金になるからです。脳疾患や心疾患、がん、認知症などの身近の怖い病気はすべて肥満と関係しています。
その一方で、糖尿病患者にはこの様な病気の罹患率が高いことがわかっています。つまり、血糖値が高いこと自体が、体に悪さをしているということがわかります。血糖値が高い状態でいると、体の免疫力が落ちてしまい、さらには体の中で「AGE」という悪玉物質が作られ老化が進みます。血糖値が高いということは、血管も内臓も、皮膚までもぼろぼろになってしまうのです。
また、血糖値が低い時や高い時があるといった安定しない状態ですと、イライラ・眠気・倦怠感・吐き気・頭痛といった症状を引き起こしてしまいます。まさに、血糖値は健康管理における最大のカギだといえるのです。このことをしっかりと理解している人は、自分の血糖値に無関心ではいないでしょう。
現代人の多くは「糖質中毒」である
ビジネスマンの多くは、飲む必要がない糖質がたっぷりのコーヒー飲料を摂り、朝から血糖値を上げているのはなぜでしょうか?もちろん、引き立てのコーヒーを飲んでいる人もいるので全員とは言えないですが、コーヒー飲料の間違った知識が血糖値を上げる大きな原因であることには間違いないでしょう。
血糖値を上げるのは「糖質」です。脂質やたんぱく質などは血糖値を上げる要因にはなりません。例えば、バターで焼いたお肉をたくさん食べても血糖値は上がりません。血糖値が上がらないので太ることにはつながりません。
しかし、たった1本の飲物が血糖値を急激に上昇させ、肥満を作り、健康を崩す原因になります。これはすべて大量の糖質が含まれているからです。
糖質は、炭水化物と言い換えることもできます。驚くかもしれませんが、ペットボトル飲料には「糖質○○グラム」ではなく、「炭水化物○○グラム」と記載されているものが多くあります。だからこそ気付きにくいといえます。
炭水化物で考えると、ごはん・パン・麺類と普段から口にするものになりますので、全部食べてはいけないのかというとそうではありません。また、これらの糖質(炭水化物)を含む食べ物を摂取すると、血糖値は必ず上がりますが、上がり方はさまざまです。ごはんやパンなどの固体の方が血糖値の上昇は緩やかであり、液体の場合は一気に血糖値を上げてしまいます。
健康な人の血糖値は空腹時で80~90mg/dℓ前後です。空腹時にご飯やパンなどの炭水化物を含んだ食事をすると、1時間後には120mg/dℓ程度まで上がり、やがてゆっくりと下降していきます。このような緩やかなカーブならば良いのですが、液体で大量の糖質をとると一気に血糖値が上がってしまいます。
液体の糖質は口にしてすぐに血糖値が上がり始め、30分後にピークに達します。なんと、缶コーヒーを1本飲むと糖尿病ではない健康な人でも30分後には血糖値が140mg/dℓ程度まで急上昇するのです。このことを「血糖値スパイク」と呼びます。
血糖値スパイクが起こると、次に起こるのは急降下です。一気に加工して、今度は血糖値が低すぎる状態に陥ります。さて、この時体の中ではどんなことが起きているのでしょうか?
血糖値が上がるとセロトニンやドーパミンと言った脳内物質が分泌され、気持ちが上がって楽しくなります。この様な影響があるため、「仕事前に缶コーヒーを飲むと気持ちが入り込む」といった情報が流れるわけです。この気分が上がっている状態を「至福点」と呼びます。
その一方で、血糖値が急激に上がったことを体が認識すると、上がってしまった血糖値を下げるためにすい臓から大量のインスリンを放出させます。インスリンが放出されると、血糖値が下がります。
緩やかな上昇や下降ならばよいのですが、一気に上昇し一気に下降すると、楽しかった気分がイライラに変わったり、吐き気や眠気に襲われるといった症状が出るのです。そして、その気分から脱したいために血糖値を上げる糖質が欲しくなるという悪循環を繰り返してしまうのです。
これを「糖質中毒」と呼びます。しかし、糖質中毒に陥っている本人にはその自覚はまったくないのが怖いところ。
実は、清涼飲料などのメーカーは、人の至福点について計算し商品を作っているのです。ちょっと悪い言い方になってしまいますが、糖質中毒者を増やすことで利益を得ているといえます。
http://bodyke-live.com/food/healthy-trap/http://bodyke-live.com/wp-content/uploads/2017/11/coffee-beans-2258839_1280-e1509463396204-1024x659.jpghttp://bodyke-live.com/wp-content/uploads/2017/11/coffee-beans-2258839_1280-e1509463396204-150x150.jpg食事私たちの身の回りには健康商品や健康グッズなどさまざまな健康に関するものが溢れています。昔よりも研究がすすみ、気軽に自分たちで意識的にそういったものを取り入れて健康体になろう!とできるようになったのはとてもよいのですが、本当にその「健康に良さそうなもの」は健康に良いのでしょうか?今回は、知らず知らずのうちに体の不調を作っているものについて知っておきましょう! 本当にその飲み物って大丈夫?朝にコーヒーを飲んで1日を始める人は多いことでしょう。朝食時にコーヒーを飲む人、出勤時にコーヒーを飲む人、飲み方はさまざまであれどコマーシャルで「コーヒーを飲んですっきりと!」という印象をもつコーヒーは、現代人の日課の1つとなっている人もいるのではないでしょうか。しかし、実はコーヒーの中でも、缶コーヒーは健康を大事にしたい人にとっては口にするのは避けた方が良い飲み物なのです。缶だけではなく、ペットボトルにはいったものも同様ですが、「コーヒー飲料」は、カフェで売られている淹れたてのコーヒーとはまったくの別物です。砂糖の塊が液体化したものであり、健康に悪いことはあってもいいことはありません。「甘さ控えめ」という記載がされている商品でも、角砂糖15個分にもなるのです。「甘さ控えめ」と書いてあると、それなら健康にも良いかな?と勘違いしてしまう人も少なくないでしょう。このことは、コーヒー飲料に限ったことではありません。清涼飲料水や野菜ジュースも実は大量の糖分が含まれているのです。本来、人間の体内には約4.5リットルの血液があります。その中のブドウ糖濃度は空腹時で90mg/dℓです。わかりやすくいうと、血液中には4g前後のブドウ糖が存在しているということです。そして、これだけあれば十分なのです。では、この4gで良いところに、コーヒー飲料や清涼飲料水を飲み大量の糖分を摂取するとどうなるでしょう?体が想定していなかった糖分はどう考えても悪影響を与えるしかないですよね。 健康をしっかり管理するなら「血糖値」を要チェック!「血糖値」という名前はよく出てくるのでみなさんもご存じですよね。健康診断でも、「空腹時血糖値」や「ヘモグロビンA1c値」を調べていることでしょう。そして、これらの数値が高いと糖尿病の疑いがあるということになるため、みなさんも気を付けているのではないでしょうか。この血糖値ですが、糖尿病だけではなく実は健康状態のすべてを決めるといっても過言ではありません。そして、血糖値が高い状態は肥満を作り出すということがわかっています。私たちが太ってしまうのは、脂っこい食べ物を食べたからではなく「血糖値が上がったため」なのです。逆に、血糖値を低く抑えることができれば、肉を食べてもそれこそ揚げ物を食べても太ることがないといえます。太っている人が「痩せなさい」とお医者さんから言われるのは、肥満がさまざまな病気の引き金になるからです。脳疾患や心疾患、がん、認知症などの身近の怖い病気はすべて肥満と関係しています。その一方で、糖尿病患者にはこの様な病気の罹患率が高いことがわかっています。つまり、血糖値が高いこと自体が、体に悪さをしているということがわかります。血糖値が高い状態でいると、体の免疫力が落ちてしまい、さらには体の中で「AGE」という悪玉物質が作られ老化が進みます。血糖値が高いということは、血管も内臓も、皮膚までもぼろぼろになってしまうのです。また、血糖値が低い時や高い時があるといった安定しない状態ですと、イライラ・眠気・倦怠感・吐き気・頭痛といった症状を引き起こしてしまいます。まさに、血糖値は健康管理における最大のカギだといえるのです。このことをしっかりと理解している人は、自分の血糖値に無関心ではいないでしょう。 現代人の多くは「糖質中毒」であるビジネスマンの多くは、飲む必要がない糖質がたっぷりのコーヒー飲料を摂り、朝から血糖値を上げているのはなぜでしょうか?もちろん、引き立てのコーヒーを飲んでいる人もいるので全員とは言えないですが、コーヒー飲料の間違った知識が血糖値を上げる大きな原因であることには間違いないでしょう。血糖値を上げるのは「糖質」です。脂質やたんぱく質などは血糖値を上げる要因にはなりません。例えば、バターで焼いたお肉をたくさん食べても血糖値は上がりません。血糖値が上がらないので太ることにはつながりません。しかし、たった1本の飲物が血糖値を急激に上昇させ、肥満を作り、健康を崩す原因になります。これはすべて大量の糖質が含まれているからです。糖質は、炭水化物と言い換えることもできます。驚くかもしれませんが、ペットボトル飲料には「糖質○○グラム」ではなく、「炭水化物○○グラム」と記載されているものが多くあります。だからこそ気付きにくいといえます。炭水化物で考えると、ごはん・パン・麺類と普段から口にするものになりますので、全部食べてはいけないのかというとそうではありません。また、これらの糖質(炭水化物)を含む食べ物を摂取すると、血糖値は必ず上がりますが、上がり方はさまざまです。ごはんやパンなどの固体の方が血糖値の上昇は緩やかであり、液体の場合は一気に血糖値を上げてしまいます。健康な人の血糖値は空腹時で80~90mg/dℓ前後です。空腹時にご飯やパンなどの炭水化物を含んだ食事をすると、1時間後には120mg/dℓ程度まで上がり、やがてゆっくりと下降していきます。このような緩やかなカーブならば良いのですが、液体で大量の糖質をとると一気に血糖値が上がってしまいます。液体の糖質は口にしてすぐに血糖値が上がり始め、30分後にピークに達します。なんと、缶コーヒーを1本飲むと糖尿病ではない健康な人でも30分後には血糖値が140mg/dℓ程度まで急上昇するのです。このことを「血糖値スパイク」と呼びます。血糖値スパイクが起こると、次に起こるのは急降下です。一気に加工して、今度は血糖値が低すぎる状態に陥ります。さて、この時体の中ではどんなことが起きているのでしょうか?血糖値が上がるとセロトニンやドーパミンと言った脳内物質が分泌され、気持ちが上がって楽しくなります。この様な影響があるため、「仕事前に缶コーヒーを飲むと気持ちが入り込む」といった情報が流れるわけです。この気分が上がっている状態を「至福点」と呼びます。その一方で、血糖値が急激に上がったことを体が認識すると、上がってしまった血糖値を下げるためにすい臓から大量のインスリンを放出させます。インスリンが放出されると、血糖値が下がります。緩やかな上昇や下降ならばよいのですが、一気に上昇し一気に下降すると、楽しかった気分がイライラに変わったり、吐き気や眠気に襲われるといった症状が出るのです。そして、その気分から脱したいために血糖値を上げる糖質が欲しくなるという悪循環を繰り返してしまうのです。これを「糖質中毒」と呼びます。しかし、糖質中毒に陥っている本人にはその自覚はまったくないのが怖いところ。実は、清涼飲料などのメーカーは、人の至福点について計算し商品を作っているのです。ちょっと悪い言い方になってしまいますが、糖質中毒者を増やすことで利益を得ているといえます。BodykeLIVE kumi.fukagawa@example.comEditorBodykeLIVE