プロトレーナーが考えるダイエットに失敗する人の特徴10選
色々な方法でダイエットに取り組んでいるのに、「結局は失敗してしまう」なんてことはありませんか。努力しているのに結果が出ないと嫌になりますよね。
トレーナー目線でお話しすると、ダイエットに失敗する人には共通する特徴があります。具体的にどのような特徴があるのでしょうか。
この記事ではダイエットに失敗する人の10の特徴と成功のアドバイスを紹介しています。以下の情報を参考にすることで、失敗の原因と成功のコツがわかるはずです。気になる人は参考にしてください。
Contents
ダイエット失敗は誰しも経験すること
ダイエットに失敗する人は少なくありません。失敗した人の口コミを紹介します。
パスタスナックが止まらんw
ダイエットやめたー
週末着たかったワンピ入らないの諦めた←— Rose*** (@rose_____mickey) 2019年6月11日
ちょっとしたことをきっかけに、ダイエットを辞めてしまう人は多いもの。ストレスをためすぎているせいかもしれません。
三日坊主すぎてダイエット続かないどうしよう😭
— 碧 棺 あ の 💍 (@hc_love_a) 2019年6月11日
無理なダイエットは長続きしません。上手にメンタルをコントロールしながら、継続できるダイエットに取り組むことが重要です。
絶賛ダイエット中で断食?してたんだけど3キロ落ちたところで爆食いしてしまいリバウンドしたよってゆうお話。🍜おやすみなさい pic.twitter.com/RlKo4WEYEw
— とちおとめ25@るな (@t25_luna) 2017年5月22日
ダイエット中の気のゆるみは誰にでも起こり得ます。気持ちを切り替えて、再スタートを切ることが重要です。
そもそもプロのサポートを受けずダイエットに成功することは難しいもの。失敗しても自分を責める必要はありません。
ダイエットを失敗する人の10個の特徴
ダイエットに失敗する人には共通する特徴があります。あてはまる点がないか、確認しておきましょう。
朝食を抜く
忙しいから、あるいは摂取カロリーを減らすためなどの理由で朝食を抜く人は少なくありません。この行動がダイエットの成功を妨げている恐れがあります。
原因
ダイエットに効果があるように思える朝食抜き。しかし、朝食を抜いて食事回数を減らすと、身体が栄養不足を感じてエネルギーを蓄えようとするので体脂肪は付きやすくなります。
さらに、摂取する栄養素が不足するので、タンパク質不足に陥る恐れや血中アミノ酸濃度が低下する恐れまであります。これらにより筋肉の分解が進むと、活動時のエネルギー代謝量や基礎代謝が低下する懸念があるので、お勧めできるダイエット方法とはいえません。
参考:厚生労働省:平成29年版厚生労働白書 -社会保障と経済成長-
解決策
解決策は食事を抜くと痩せられるという思い込みを捨てることです。世間一般に根付いている思い込みなので簡単に捨てることは難しいかもしれませんが、ダイエットを成功させる大切なポイントになります。
まずは1日3食、規則正しく食べることを心がけましょう。朝食の内容は、栄養バランスの整っているものが基本です。手軽で便利ですが、菓子パンなどは控えるほうが良いでしょう。
糖質制限をかける
糖質制限とは、炭水化物に含まれる糖質をカットすること。
糖質の摂取を減らすと、脂肪を分解して不足したエネルギーを補おうとするのでダイエットにつながります。また、余った糖を脂肪に変えるインスリンの分泌を抑えられるので、太りにくくもなります。
すぐに痩せられると話題になりましたが、糖質制限をかけることでダイエットに失敗するケースもあります。
原因
糖質制限をかけて急激に痩せると、脂肪だけでなく筋肉まで落ちてしまう恐れがあります。筋肉まで落としてしまうと、活動時のエネルギー代謝量まで低くなってしまいます。つまり、24時間で消費できるエネルギー量も減るということ。
結果的に、痩せづらい体質になりダイエットに失敗してしまうことがあるのです。
解決策
「糖質=ダイエットの敵」と考えがちですが、糖質も身体に必要な栄養です。
例えば運動前後の糖質補給は筋肉の合成を助けてくれます。
無計画に制限するとリバウンドしやすい体質になるかもしれません。糖質が気になる人は、完全にカットするのではなく摂り過ぎている分を制限するように心がけると良いでしょう。
様々なダイエットを平行している
ダイエットに取り組む人の中には、効果を高めるため複数の方法を並行して行う人もいます。
意欲的なので成功しそうに思えますが、実際はダイエットに失敗する人が多いようです。なぜ様々なダイエット方法を並行すると失敗してしまうのでしょうか。
原因
ひとつ目の原因として挙げられるのが、自分で期待値を挙げてしまっていることです。これだけ頑張っているのだからダイエットに成功するはずと期待してしまいますが、実際はそれほど簡単ではありません。
思うように痩せられないと、心が折れてダイエットを中断してしまう人がいます。
ふたつ目の原因として挙げられるのが、ダイエットが習慣化しづらいことです。様々なダイエットに並行して取り組むと、ルールが複雑になるので継続しづらくなります。どれだけ優れたダイエット方法であっても、継続できなければ痩せられません。
解決策
解決策のひとつは、ダイエットの前に期待値をあげ過ぎないことです。高い期待値はモチベーションアップにつながりますが、あまりに高すぎると現実とのギャップに悩むことになります。
小さな目標を立ててひとつずつクリアしていくつもりでダイエットに取り組むとよいでしょう。
もうひとつの解決策は、信頼できるダイエット方法を見極めることです。
信頼できるダイエット方法が見つかったら、よそ見をせずダイエットに取り組みます。信頼できるダイエット方法がわからない人は、プロトレーナーに相談すると良いかもしれません。
ダイエット成功の定義が定まっていない
根本的なところでは、自分なりのダイエットの定義が定まっていないことも失敗の原因になります。
一般的なダイエットの定義は、食事量の制限や運動などに取り組んで減量することです。定義が定まっていないと、どうしてダイエットに失敗するのでしょうか。
原因
自分なりのダイエットの定義は、ダイエットの目的・目標と言い換えることもできます。目的や目標が定まっていないと、何をどのように、どれくらい行えばよいか決めることができません。
モチベーションを維持しづらいので、ダイエットに失敗する確率は高くなります。
解決策
解決策はダイエットを始める前に「どのような目的」で「どれくらい痩せるか」を明確にすることです。
目的を明確にすることでモチベーションが高まり、目標を明確にすることでダイエット方法を決めやすくなります。
目標を高く設定する人は、大きな目標の前に小さな目標を設定してクリアしていくとよいかもしれません。
成功体験を重ねることで、最後までモチベーションを維持できます。
短期間の成果を求めてしまう
短期間で成果を求める人もダイエットに失敗しやすいといえます。
できるだけ早くダイエットを成功させたいのは多くの人に共通する願いですが、ではなぜ短期間で成果を求めると失敗のリスクが高まるのでしょうか。
原因
短期間で成果を求める人は、絶食など過激なダイエットに取り組む傾向があります。健康的なダイエット方法だと、短期間で成果を出しづらいからです。過激なダイエットは心身に大きな負担をかけてしまいます。負担に耐え切れず、ダイエットを辞めてしまう可能性が高くなります。
また、今の結果しか見ていないので、成果が出ないとすぐに他の方法を試す傾向もあります。様々な方法を試した結果、どれも習慣化できず痩せられなかったという人もいるようです。
ちなみに短期間で成果が出たからといって、成功と言い切ることはできません。1カ月で体重の5%以上減量すると、身体が元の状態に戻ろうとするためリバウンドの恐れが高まります。
解決策
解決策は計画的にダイエットを進めること。いつまでに何キロ痩せたいなどの目標を早めに立てて、計画的にダイエットに取り組むことで過激なダイエットに取り組む必要はなくなります。
また、1カ月で落とす体重を5%以内に抑えられるので、リバウンドのリスクも低くなります。
あるいはプロトレーナーに相談することもひとつの方法です。短期間で痩せる方法、体重を維持する方法を熟知しているので成功の確率は高くなります。
食事のバランスが悪い
一生懸命ダイエットに取り組んでいるのに痩せられない人の中には、食事のバランスが悪い人もいます。食事のバランスが悪いとなぜ痩せられないのでしょうか。
原因
食事制限をしていても、食事のバランスが悪いと思うように痩せられません。1回の食事量を減らしてもカロリーの高い食べ物を摂取していると総カロリーは減らないからです。
特に注意したいのが間食です。ドーナツはひとつで200kcal~300kcal程度、ポテトチップスは1袋で500kcal程度もあります。間食をする人は注意が必要です。
解決策
栄養バランスのとれた食事を、1日3回食べることが解決策になります。食事内容が気になる人は、高タンパク・低脂肪の食生活を心がけると良いかもしれません。
ダイエット中であっても間食を食べることはできます。ただし食べ方に注意が必要です。カロリーが低く、不足しがちな栄養を補えるものがお勧めです。例えばカルシウムやプロテインを補えるヨーグルト、ビタミンを補えるフルーツなどが挙げられます。間食をとる人は、3食に間食を加えた摂取カロリーが消費カロリーを超えないように注意しましょう。
カロリーしか気にしていない
ダイエットの基本は、消費カロリーが摂取カロリーを上回ることです。この状態を維持することで体重は減ります。カロリーはとても重要な要素ですが、これだけを気にしているとダイエットに失敗する恐れがあります。なぜカロリーしか気にしていないとダイエットに失敗するのでしょうか。
原因
ダイエットの基本は消費カロリーと摂取カロリーの差なので、単純に摂取カロリーを減らせば体重は落ちます。
非常に効率的なやり方に思えますが、摂取カロリーだけを減らすダイエットをしていると、筋肉や集中力も一緒に落ちてしまいます。
さらには栄養バランスを崩して、貧血や便秘に悩まされる恐れもあります。体重は減ったものの、理想の状態とは程遠いとなる恐れがあるのです。
解決策
摂取カロリーを抑えることはもちろん重要ですが、それと同じくらい重要なのが必要な栄養を摂ることです。
具体的にはタンパク質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラルで構成される5大栄養素をバランスよく摂ることが重要です。
摂取カロリーの増加分はトレーニングなどで消費カロリーを増やすことで相殺できます。この方法であれば筋肉や集中力を落とさずダイエットに取り組めます。
ストレスを抱えている
大きなストレスを抱えている人も、ダイエットに失敗しやすいといえます。ではなぜストレスを抱えていると失敗してしまうことが多いのでしょうか。
原因
ストレスは一時的なストレスと慢性的なストレスに分かれます。ダイエットに悪影響を与える恐れがあるのは慢性的なストレスです。
慢性的なストレスがかかると、ストレスホルモンが分泌されて脂肪を溜め込んでしまします(逆に痩せる人もいます)。よってストレスを抱えているとダイエットに失敗しやすくなります。もちろんストレス発散のために行う暴飲暴食もダイエット失敗の原因になります。
解決策
ダイエットも慢性的なストレスの原因になり得ますから、過度な食事制限を続けている人などは注意しましょう。
解決策のひとつは無理をし過ぎないことと自分に合っているダイエット方法を選ぶことです。
できる範囲の努力を長期的に続けることで、ダイエットに成功する確率を高められます。甘いものを完全にカットしない、お休みの日を作るなどストレスを溜めずに取り組めるダイエット方法を見つけると良いでしょう。
筋肉のバランスが悪い
一生懸命トレーニングしているのに、うまく痩せられないと考える人もいるはず。あてはまる人は筋肉のバランスが悪いかもしれません。筋肉のバランスが悪いとなぜ痩せにくいのでしょうか。
原因
基本的に筋肉量の多い人は、太りにくく痩せやすいと考えられています。身体を支える働きや体温を維持する働きを担う筋肉は、大きなエネルギーを消費するからです。
そのためダイエットで運動に取り組むわけですが、闇雲に筋肉を増やしても効率よく痩せることはできません。小さな筋肉を一生懸命鍛えても、エネルギー消費を大きく増やすことはできないからです。
解決策
ダイエットに役立つ筋肉をつけたい人は、大きな筋肉を鍛えると良いでしょう。
大きな筋肉を鍛えることで、効率よくエネルギーを消費できるようになります。
大きな筋肉として挙げられるのが、大腿四頭筋・ハムストリング・大殿筋・大胸筋・広背筋など。これらを意識的に鍛えることで、太りにくく痩せやすい身体を作ることができます。
モチベーション維持が下手
ダイエットを中断する大きな原因がモチベーションの低下です。モチベーションを維持することが下手な人もダイエットに失敗しやすいといえます。なぜモチベーションは低下するのでしょうか。
原因
モチベーション低下の原因のひとつが、成果を実感できないこと。努力に対して成果が少ないと感じるとやる気を失ってしまいます。
ダイエットの成果を期待しすぎることもモチベーションの低下につながります。思ったほど痩せていないと感じるので、達成感を得られないからです。モチベーションの低下は、ダイエットに失敗する大きな原因といえるでしょう。
解決策
解決策のひとつとして挙げられるのが、少し頑張れば達成できそうな小さな目標を設定すること。成功体験を積み重ねることでモチベーションを維持できます。できていないことよりもできていることに目を向けることも重要です。わずかしか痩せていなくても痩せていることは事実。現状維持であったとしても太っていないことは事実。こうした努力の結果を自覚することでモチベーションを維持できます。
トレーナー渡辺からのアドバイス
ダイエットを続けていると、ほとんどの人が停滞期と呼ばれる体重が減りづらい時期に突入します。成果を実感しづらいので踏ん張りどころといえるでしょう。
モチベーションが落ちてしまいそうな人は、同じ境遇にいるダイエット仲間を探すと良いかもしれません。悩みを共有することや新しいトレーニング方法を教えてもらうことなどでモチベーションを回復できます。
ダイエットに成功してから着たい洋服を買うことも刺激になります。ダイエットの目標を見失ってしまった人やダイエットがマンネリ化した人お勧めの対策といえるでしょう。少し高いくらいの洋服を買うと気合が入りますよ。
トレーナー藤野からのダイエット成功アドバイス
ダイエットを始めるからには成功させたいですよね。成功させたい人は、次のポイントを意識してみてはいかがでしょうか。
明確な目標を設定する
ダイエットを成功させる最初の一歩は、明確な目標を設定することです。
ダイエットに失敗する人は、漠然と「痩せたい」と考えているケースが多いように感じます。
目標が明確でないと、何をどうすればよいか決められませんよね。ではどのような目標を立てればよいのでしょうか。
単に「○○キロ痩せたい」だけでは、不十分だと考えます。本当に成功させたいのであれば、「いつまでに」を付け加えなくてはなりません。
「いつまでに○○キロ痩せる」と決めることで、1カ月で何キロ痩せなければならないか、そのために何をやらなければならないかが明らかになります。
計画的な食事制限とトレーニング
目標が定まったらダイエット方法を検討します。おすすめの方法は、中炭水化物&高タンパク&低脂質の食事とトレーニングの組合せ。
炭水化物を食べて筋肉を維持しながら脂肪を削るダイエットです。大きな筋肉を鍛える日は炭水化物を多めに、小さな筋肉を鍛える日は炭水化物を少なめにします。
トレーニングで心がけるポイントは、使用重量を落とさないことです。以前あがった重量があがらなくなった人は、ダイエットで筋肉が落ちている可能性があります。つまり、体脂肪ではなく筋肉が減って体重が落ちている可能性があるのです。
体重だけを気にしていると、この点を見逃してしまう恐れがあります。筋肉が落ちている可能性がある人は、炭水化物の摂取量を少しだけ増やして、体脂肪を減らす方向でダイエットに取り組むとよいでしょう。
以上の取り組みで理想の身体を手に入れられるはずです。
ダイエット成功のカギは失敗の原因を正しく把握すること
ダイエットに失敗すると、悪いことをしたわけではないのに落ち込んでしまいますよね。気持ちはわかりますが、とても難しい取り組みなので気にしすぎる必要はありません。
ダイエットに失敗しやすい人には、「朝食を抜く」「糖質制限をかける」「様々なダイエットを並行している」など共通する10の傾向があります。ダイエットを成功させたい人は、失敗した原因を正しく把握して対策を講じるとよいでしょう。具体的なダイエット方法としては、明確な目標を設定すること、計画的な食事制限とトレーニングに取り組むことをおすすめします。
失敗した原因を把握して正しい方法でダイエットに取り組めば、多くの人が理想の身体を手に入れられるはずです。一人で続けるのは難しいと感じる人は、プロトレーナーにサポートしてもらうと良いでしょう。適切な指導を行うとともにモチベーターとしての役割も果たしてくれるので、大きな助けになりますよ。
http://bodyke-live.com/diet/characteristics_of_fail_to_diet10/http://bodyke-live.com/wp-content/uploads/2019/07/fail-to-diet.jpghttp://bodyke-live.com/wp-content/uploads/2019/07/fail-to-diet-150x150.jpgダイエット色々な方法でダイエットに取り組んでいるのに、「結局は失敗してしまう」なんてことはありませんか。努力しているのに結果が出ないと嫌になりますよね。トレーナー目線でお話しすると、ダイエットに失敗する人には共通する特徴があります。具体的にどのような特徴があるのでしょうか。この記事ではダイエットに失敗する人の10の特徴と成功のアドバイスを紹介しています。以下の情報を参考にすることで、失敗の原因と成功のコツがわかるはずです。気になる人は参考にしてください。ダイエット失敗は誰しも経験することダイエットに失敗する人は少なくありません。失敗した人の口コミを紹介します。パスタスナックが止まらんwダイエットやめたー週末着たかったワンピ入らないの諦めた←— Rose*** (@rose_____mickey) 2019年6月11日ちょっとしたことをきっかけに、ダイエットを辞めてしまう人は多いもの。ストレスをためすぎているせいかもしれません。三日坊主すぎてダイエット続かないどうしよう😭— 碧 棺 あ の 💍 (@hc_love_a) 2019年6月11日無理なダイエットは長続きしません。上手にメンタルをコントロールしながら、継続できるダイエットに取り組むことが重要です。絶賛ダイエット中で断食?してたんだけど3キロ落ちたところで爆食いしてしまいリバウンドしたよってゆうお話。🍜おやすみなさい pic.twitter.com/RlKo4WEYEw— とちおとめ25@るな (@t25_luna) 2017年5月22日ダイエット中の気のゆるみは誰にでも起こり得ます。気持ちを切り替えて、再スタートを切ることが重要です。そもそもプロのサポートを受けずダイエットに成功することは難しいもの。失敗しても自分を責める必要はありません。ダイエットを失敗する人の10個の特徴ダイエットに失敗する人には共通する特徴があります。あてはまる点がないか、確認しておきましょう。朝食を抜く忙しいから、あるいは摂取カロリーを減らすためなどの理由で朝食を抜く人は少なくありません。この行動がダイエットの成功を妨げている恐れがあります。原因ダイエットに効果があるように思える朝食抜き。しかし、朝食を抜いて食事回数を減らすと、身体が栄養不足を感じてエネルギーを蓄えようとするので体脂肪は付きやすくなります。さらに、摂取する栄養素が不足するので、タンパク質不足に陥る恐れや血中アミノ酸濃度が低下する恐れまであります。これらにより筋肉の分解が進むと、活動時のエネルギー代謝量や基礎代謝が低下する懸念があるので、お勧めできるダイエット方法とはいえません。参考:厚生労働省:平成29年版厚生労働白書 -社会保障と経済成長-解決策解決策は食事を抜くと痩せられるという思い込みを捨てることです。世間一般に根付いている思い込みなので簡単に捨てることは難しいかもしれませんが、ダイエットを成功させる大切なポイントになります。まずは1日3食、規則正しく食べることを心がけましょう。朝食の内容は、栄養バランスの整っているものが基本です。手軽で便利ですが、菓子パンなどは控えるほうが良いでしょう。糖質制限をかける糖質制限とは、炭水化物に含まれる糖質をカットすること。 糖質の摂取を減らすと、脂肪を分解して不足したエネルギーを補おうとするのでダイエットにつながります。また、余った糖を脂肪に変えるインスリンの分泌を抑えられるので、太りにくくもなります。すぐに痩せられると話題になりましたが、糖質制限をかけることでダイエットに失敗するケースもあります。原因糖質制限をかけて急激に痩せると、脂肪だけでなく筋肉まで落ちてしまう恐れがあります。筋肉まで落としてしまうと、活動時のエネルギー代謝量まで低くなってしまいます。つまり、24時間で消費できるエネルギー量も減るということ。結果的に、痩せづらい体質になりダイエットに失敗してしまうことがあるのです。参考:厚生労働省:加齢とエネルギー代謝解決策「糖質=ダイエットの敵」と考えがちですが、糖質も身体に必要な栄養です。 例えば運動前後の糖質補給は筋肉の合成を助けてくれます。無計画に制限するとリバウンドしやすい体質になるかもしれません。糖質が気になる人は、完全にカットするのではなく摂り過ぎている分を制限するように心がけると良いでしょう。様々なダイエットを平行しているダイエットに取り組む人の中には、効果を高めるため複数の方法を並行して行う人もいます。 意欲的なので成功しそうに思えますが、実際はダイエットに失敗する人が多いようです。なぜ様々なダイエット方法を並行すると失敗してしまうのでしょうか。原因ひとつ目の原因として挙げられるのが、自分で期待値を挙げてしまっていることです。これだけ頑張っているのだからダイエットに成功するはずと期待してしまいますが、実際はそれほど簡単ではありません。 思うように痩せられないと、心が折れてダイエットを中断してしまう人がいます。ふたつ目の原因として挙げられるのが、ダイエットが習慣化しづらいことです。様々なダイエットに並行して取り組むと、ルールが複雑になるので継続しづらくなります。どれだけ優れたダイエット方法であっても、継続できなければ痩せられません。解決策解決策のひとつは、ダイエットの前に期待値をあげ過ぎないことです。高い期待値はモチベーションアップにつながりますが、あまりに高すぎると現実とのギャップに悩むことになります。 小さな目標を立ててひとつずつクリアしていくつもりでダイエットに取り組むとよいでしょう。もうひとつの解決策は、信頼できるダイエット方法を見極めることです。 信頼できるダイエット方法が見つかったら、よそ見をせずダイエットに取り組みます。信頼できるダイエット方法がわからない人は、プロトレーナーに相談すると良いかもしれません。ダイエット成功の定義が定まっていない根本的なところでは、自分なりのダイエットの定義が定まっていないことも失敗の原因になります。 一般的なダイエットの定義は、食事量の制限や運動などに取り組んで減量することです。定義が定まっていないと、どうしてダイエットに失敗するのでしょうか。原因自分なりのダイエットの定義は、ダイエットの目的・目標と言い換えることもできます。目的や目標が定まっていないと、何をどのように、どれくらい行えばよいか決めることができません。 モチベーションを維持しづらいので、ダイエットに失敗する確率は高くなります。解決策解決策はダイエットを始める前に「どのような目的」で「どれくらい痩せるか」を明確にすることです。 目的を明確にすることでモチベーションが高まり、目標を明確にすることでダイエット方法を決めやすくなります。目標を高く設定する人は、大きな目標の前に小さな目標を設定してクリアしていくとよいかもしれません。 成功体験を重ねることで、最後までモチベーションを維持できます。短期間の成果を求めてしまう短期間で成果を求める人もダイエットに失敗しやすいといえます。 できるだけ早くダイエットを成功させたいのは多くの人に共通する願いですが、ではなぜ短期間で成果を求めると失敗のリスクが高まるのでしょうか。原因短期間で成果を求める人は、絶食など過激なダイエットに取り組む傾向があります。健康的なダイエット方法だと、短期間で成果を出しづらいからです。過激なダイエットは心身に大きな負担をかけてしまいます。負担に耐え切れず、ダイエットを辞めてしまう可能性が高くなります。また、今の結果しか見ていないので、成果が出ないとすぐに他の方法を試す傾向もあります。様々な方法を試した結果、どれも習慣化できず痩せられなかったという人もいるようです。ちなみに短期間で成果が出たからといって、成功と言い切ることはできません。1カ月で体重の5%以上減量すると、身体が元の状態に戻ろうとするためリバウンドの恐れが高まります。解決策解決策は計画的にダイエットを進めること。いつまでに何キロ痩せたいなどの目標を早めに立てて、計画的にダイエットに取り組むことで過激なダイエットに取り組む必要はなくなります。また、1カ月で落とす体重を5%以内に抑えられるので、リバウンドのリスクも低くなります。 あるいはプロトレーナーに相談することもひとつの方法です。短期間で痩せる方法、体重を維持する方法を熟知しているので成功の確率は高くなります。食事のバランスが悪い一生懸命ダイエットに取り組んでいるのに痩せられない人の中には、食事のバランスが悪い人もいます。食事のバランスが悪いとなぜ痩せられないのでしょうか。原因食事制限をしていても、食事のバランスが悪いと思うように痩せられません。1回の食事量を減らしてもカロリーの高い食べ物を摂取していると総カロリーは減らないからです。特に注意したいのが間食です。ドーナツはひとつで200kcal~300kcal程度、ポテトチップスは1袋で500kcal程度もあります。間食をする人は注意が必要です。参考:e-ヘルスネット:間食のエネルギー解決策栄養バランスのとれた食事を、1日3回食べることが解決策になります。食事内容が気になる人は、高タンパク・低脂肪の食生活を心がけると良いかもしれません。ダイエット中であっても間食を食べることはできます。ただし食べ方に注意が必要です。カロリーが低く、不足しがちな栄養を補えるものがお勧めです。例えばカルシウムやプロテインを補えるヨーグルト、ビタミンを補えるフルーツなどが挙げられます。間食をとる人は、3食に間食を加えた摂取カロリーが消費カロリーを超えないように注意しましょう。カロリーしか気にしていないダイエットの基本は、消費カロリーが摂取カロリーを上回ることです。この状態を維持することで体重は減ります。カロリーはとても重要な要素ですが、これだけを気にしているとダイエットに失敗する恐れがあります。なぜカロリーしか気にしていないとダイエットに失敗するのでしょうか。原因ダイエットの基本は消費カロリーと摂取カロリーの差なので、単純に摂取カロリーを減らせば体重は落ちます。 非常に効率的なやり方に思えますが、摂取カロリーだけを減らすダイエットをしていると、筋肉や集中力も一緒に落ちてしまいます。 さらには栄養バランスを崩して、貧血や便秘に悩まされる恐れもあります。体重は減ったものの、理想の状態とは程遠いとなる恐れがあるのです。解決策摂取カロリーを抑えることはもちろん重要ですが、それと同じくらい重要なのが必要な栄養を摂ることです。 具体的にはタンパク質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラルで構成される5大栄養素をバランスよく摂ることが重要です。摂取カロリーの増加分はトレーニングなどで消費カロリーを増やすことで相殺できます。この方法であれば筋肉や集中力を落とさずダイエットに取り組めます。ストレスを抱えている大きなストレスを抱えている人も、ダイエットに失敗しやすいといえます。ではなぜストレスを抱えていると失敗してしまうことが多いのでしょうか。原因ストレスは一時的なストレスと慢性的なストレスに分かれます。ダイエットに悪影響を与える恐れがあるのは慢性的なストレスです。 慢性的なストレスがかかると、ストレスホルモンが分泌されて脂肪を溜め込んでしまします(逆に痩せる人もいます)。よってストレスを抱えているとダイエットに失敗しやすくなります。もちろんストレス発散のために行う暴飲暴食もダイエット失敗の原因になります。参考:e-ヘルスネット:ストレスと食生活解決策ダイエットも慢性的なストレスの原因になり得ますから、過度な食事制限を続けている人などは注意しましょう。 解決策のひとつは無理をし過ぎないことと自分に合っているダイエット方法を選ぶことです。できる範囲の努力を長期的に続けることで、ダイエットに成功する確率を高められます。甘いものを完全にカットしない、お休みの日を作るなどストレスを溜めずに取り組めるダイエット方法を見つけると良いでしょう。筋肉のバランスが悪い一生懸命トレーニングしているのに、うまく痩せられないと考える人もいるはず。あてはまる人は筋肉のバランスが悪いかもしれません。筋肉のバランスが悪いとなぜ痩せにくいのでしょうか。原因基本的に筋肉量の多い人は、太りにくく痩せやすいと考えられています。身体を支える働きや体温を維持する働きを担う筋肉は、大きなエネルギーを消費するからです。 そのためダイエットで運動に取り組むわけですが、闇雲に筋肉を増やしても効率よく痩せることはできません。小さな筋肉を一生懸命鍛えても、エネルギー消費を大きく増やすことはできないからです。解決策ダイエットに役立つ筋肉をつけたい人は、大きな筋肉を鍛えると良いでしょう。 大きな筋肉を鍛えることで、効率よくエネルギーを消費できるようになります。大きな筋肉として挙げられるのが、大腿四頭筋・ハムストリング・大殿筋・大胸筋・広背筋など。これらを意識的に鍛えることで、太りにくく痩せやすい身体を作ることができます。モチベーション維持が下手ダイエットを中断する大きな原因がモチベーションの低下です。モチベーションを維持することが下手な人もダイエットに失敗しやすいといえます。なぜモチベーションは低下するのでしょうか。原因モチベーション低下の原因のひとつが、成果を実感できないこと。努力に対して成果が少ないと感じるとやる気を失ってしまいます。ダイエットの成果を期待しすぎることもモチベーションの低下につながります。思ったほど痩せていないと感じるので、達成感を得られないからです。モチベーションの低下は、ダイエットに失敗する大きな原因といえるでしょう。解決策解決策のひとつとして挙げられるのが、少し頑張れば達成できそうな小さな目標を設定すること。成功体験を積み重ねることでモチベーションを維持できます。できていないことよりもできていることに目を向けることも重要です。わずかしか痩せていなくても痩せていることは事実。現状維持であったとしても太っていないことは事実。こうした努力の結果を自覚することでモチベーションを維持できます。トレーナー渡辺からのアドバイスダイエットを続けていると、ほとんどの人が停滞期と呼ばれる体重が減りづらい時期に突入します。成果を実感しづらいので踏ん張りどころといえるでしょう。モチベーションが落ちてしまいそうな人は、同じ境遇にいるダイエット仲間を探すと良いかもしれません。悩みを共有することや新しいトレーニング方法を教えてもらうことなどでモチベーションを回復できます。ダイエットに成功してから着たい洋服を買うことも刺激になります。ダイエットの目標を見失ってしまった人やダイエットがマンネリ化した人お勧めの対策といえるでしょう。少し高いくらいの洋服を買うと気合が入りますよ。トレーナー藤野からのダイエット成功アドバイスダイエットを始めるからには成功させたいですよね。成功させたい人は、次のポイントを意識してみてはいかがでしょうか。明確な目標を設定するダイエットを成功させる最初の一歩は、明確な目標を設定することです。 ダイエットに失敗する人は、漠然と「痩せたい」と考えているケースが多いように感じます。 目標が明確でないと、何をどうすればよいか決められませんよね。ではどのような目標を立てればよいのでしょうか。単に「○○キロ痩せたい」だけでは、不十分だと考えます。本当に成功させたいのであれば、「いつまでに」を付け加えなくてはなりません。 「いつまでに○○キロ痩せる」と決めることで、1カ月で何キロ痩せなければならないか、そのために何をやらなければならないかが明らかになります。計画的な食事制限とトレーニング目標が定まったらダイエット方法を検討します。おすすめの方法は、中炭水化物&高タンパク&低脂質の食事とトレーニングの組合せ。 炭水化物を食べて筋肉を維持しながら脂肪を削るダイエットです。大きな筋肉を鍛える日は炭水化物を多めに、小さな筋肉を鍛える日は炭水化物を少なめにします。トレーニングで心がけるポイントは、使用重量を落とさないことです。以前あがった重量があがらなくなった人は、ダイエットで筋肉が落ちている可能性があります。つまり、体脂肪ではなく筋肉が減って体重が落ちている可能性があるのです。体重だけを気にしていると、この点を見逃してしまう恐れがあります。筋肉が落ちている可能性がある人は、炭水化物の摂取量を少しだけ増やして、体脂肪を減らす方向でダイエットに取り組むとよいでしょう。 以上の取り組みで理想の身体を手に入れられるはずです。ダイエット成功のカギは失敗の原因を正しく把握することダイエットに失敗すると、悪いことをしたわけではないのに落ち込んでしまいますよね。気持ちはわかりますが、とても難しい取り組みなので気にしすぎる必要はありません。ダイエットに失敗しやすい人には、「朝食を抜く」「糖質制限をかける」「様々なダイエットを並行している」など共通する10の傾向があります。ダイエットを成功させたい人は、失敗した原因を正しく把握して対策を講じるとよいでしょう。具体的なダイエット方法としては、明確な目標を設定すること、計画的な食事制限とトレーニングに取り組むことをおすすめします。失敗した原因を把握して正しい方法でダイエットに取り組めば、多くの人が理想の身体を手に入れられるはずです。一人で続けるのは難しいと感じる人は、プロトレーナーにサポートしてもらうと良いでしょう。適切な指導を行うとともにモチベーターとしての役割も果たしてくれるので、大きな助けになりますよ。BodykeLIVE thinkaphase@example.comEditorBodykeLIVE