ジムトレーナーが伝授!糖質制限で痩せない3つの原因と、痩せるためのテクニック
「糖質制限で痩せない!」という場合、何かしら原因があります。食事の摂り方が間違っているケース、糖質制限に向かない生活習慣をしているケース、そもそも糖質制限に向いていない人であるケースなど。
糖質制限をする前に、糖質制限のやり方やメカニズムを知っておくことは大切。そこで今回は糖質制限で痩せない3つの原因について解説します。
そもそもなぜ糖質制限で痩せることができるのかと、糖質制限のためのテクニックもご紹介するので、これからの体づくりに活かしてくださいね。
Contents
なぜ糖質制限で痩せるの?
糖質制限はダイエット方法として有名ですが、どうして糖質制限で痩せるのでしょうか?
ポイントとなるのは、血糖値とインスリンの分泌を抑えられることです。太るメカニズムと比較してみると、糖質制限で体重が減る理由がわかってきます。
(1)炭水化物、つまり糖質の摂取によって血糖値が上昇する
(2)血糖値の上昇を抑える働きがあるインスリンは、脂肪細胞にブドウ糖などの糖質を取り込み、これが脂肪に変わる
(3)結果、肥満になる
とするのである。そのため、炭水化物の摂取を制限すれば脂肪は増えず、肥満にはならないとするのである。
太る原因である脂肪を作り出すのはインスリン。そしてインスリンは血糖値の上昇を抑える物質なので、血糖値が上がらなければ分泌を抑制できます。
血糖値を上げないために糖質を摂取しないというのが糖質制限で痩せるメカニズムなのです。
痩せない原因1:食事が間違っている
気づかず糖質を摂取している
糖質の摂取を最小限に抑えて、脂質をエネルギーに変えるのが糖質制限。糖質制限で痩せない場合、食事の中で無意識に糖質を摂取しているかもしれません。
糖質が多い食材・少ない食材
野菜の糖質を考えないと、意外なところで過剰な糖質を摂取することになります。
特に糖質の多い野菜は、かぼちゃ、人参、ごぼう、玉ねぎ、コーン、ブロッコリー、トマト、れんこん。かぼちゃ100gあたりの糖質含有量は17g。小麦粉57gと比較しても多めです[1]。
糖質の少ない野菜は葉野菜です。レタス、ほうれん草、はくさい、きゅうり、大根は安心して食べられます[1]。
焼き肉のタレ、揚げ物の衣にも意外と多くの糖質が含まれています。
糖質が多いお酒・少ないお酒
糖質の少ないお酒は蒸留酒です。蒸留酒で代表的なのは、焼酎、ウイスキー、ブランデー、ウォッカ、ジンなど。これらには糖質が含まれません。
反対に糖質が多く含まれているお酒は醸造酒。醸造酒とは、ビール、日本酒、ワインなど、米や麹、果物から作られているお酒です。
「糖質0」と書かれていても、100mlあたり約0.5gの糖質が含まれているので注意してくださいね[2]。
塩分を摂りすぎている
塩分を摂りすぎると腸による糖質の吸収が促進されます。特に糖質として代表的な「ブドウ糖(グルコース)」の吸収が良くなってしまうのです。
腸管からのグルコースの吸収には,前述のように糖輸送蛋白 SGLT1 と GLUT2が重要であり,ASBT は回腸末端において,アミノ酸抱合胆汁酸の Na+依存性吸収を行う.
SGLT1とGLUT2は糖質を運ぶ物質で、ASBTが消化管での吸収を行います。ASBTの働きは塩分であるナトリウムに依存しているので、塩分を摂りすぎると摂取した糖質が効率よく吸収されることに。
糖質制限中の食事は塩分が多くなりがちですが、その場合は「カリウム」を十分に摂取しましょう!
カリウムは、細胞内液の浸透圧を調節して一定に保つ働きがあります。…中略…ナトリウムを身体の外に出しやすくする作用があるため、塩分の摂り過ぎを調節するのに役立ちます。
カリウムにはナトリウムの排出を促す働きがあるので、「痩せないな・・・」と感じたら摂取量を増やしてみましょう。
海藻類、豆類、柿、スイカに多く含まれています。
人工甘味料を摂りすぎている
「糖質制限中でも人工甘味料なら大丈夫」と思っていませんか?確かに糖質制限に適しているように思えますが、人工甘味料は腸に悪影響を与えて太りやすい体質になると言われているので要注意です!
その理由は「脂肪吸収ホルモン」と呼ばれるインスリンが増えること、糖質の吸収が促進されること、腸内細菌を変化させて通常時の血糖値が高まることの3つです。
腸管で甘味を感じると、腸から分泌されるインクレチンというホルモンがインスリン分泌を促進したり、腸からの糖の吸収が促進されたりすることが報告され、…中略…
最近、人工甘味料による糖代謝の影響を考える上で重要視されているのが腸内細菌叢そう(腸内フローラ)である。…中略…サッカリン投与により腸内細菌のグリカン分解経路が活性化し、 それに伴いエネルギー吸収の増加につながる短鎖脂肪酸が腸管内に増加することが示され、そのことが耐糖能異常を誘発したと考えられている。
人工甘味料を摂取していると、糖質もエネルギーも吸収されやすくなります。糖質制限中はなるべくインスリンの分泌を抑えたいので、摂取するとしても3日に1回程度にすることがおすすめです。
単純に食べ過ぎている
糖質制限のメリットとして、摂取カロリーをそれほど考えずに食べても痩せると言われています。
しかし、ダイエットには「摂取カロリー<消費カロリー=痩せる」という原則があります。
活動量に対してあまりにもオーバーなカロリーを摂取してしまっては、徐々に脂肪を蓄えてしまう可能性もあります。必要な分を極端に超えないように摂取していきましょう。
痩せない原因2:糖質制限が向いていない
そもそも体質的に合っていない人もいます。ちなみにTOSHIは体質的に絶対にあっていない1人です(笑)
糖質が好きでたまらないケース
そもそも糖質が好きな方には、糖質制限をすることはオススメできません。
好きなものを完全に制限して痩せたとしても、辛くて楽しくないダイエットになってしまいます。ダイエットを成功させるには、ストレスを抑えながら長い期間続けるという成功の法則があります。
そもそも糖質が好きな人が糖質制限をして痩せても、もれなくリバウンドキャンペーンがついてきます(笑)TOSHIも1度だけ糖質制限をしたことがありますが、もちろんリバウンドしました。
肝臓か腎臓が弱いケース
糖質制限中はお肉を中心に食事をするので、一般の方が摂取するタンパク質量より、多いタンパク質量を摂取することになります。
食事から摂ったタンパク質で余ってしまったものは、分解されて窒素となります。
窒素を体の外に排泄するためには、肝臓と腎臓の働きが必要です。しかし、必要のない窒素はアンモニアと化してしまいます。
学生時代、理科の授業でアンモニアを嗅いだことはありませんか?強烈な匂いを放つアンモニアは私たちの体にとってもちろん有害な物質なんです。
有害なものを体の中に溜め込んでいては身体も壊れてしまいますので、肝臓で無害な尿素に変換されて腎臓で尿として排出されます。
ただ、タンパク質を過剰に摂取しすぎるとその分多くの窒素を、尿に変換しなくてはいけませんよね^^;すると肝臓や腎臓に莫大な負担がかかってしまい、内臓疲労を引き起こす原因に繋がるとも言われています。
肝臓か腎臓が弱い方は、糖質制限を控えたほうがいいでしょう。
コンテストに出場するケース
糖質制限ダイエットは、究極まで絞る方法ではありません。選手のなかには、減量初期は糖質制限で脂肪を落として、減量中期~炭水化物を食べながら脂質を削って減量をする選手ももちろんいます。
しかし、体脂肪率1桁まで絞るための減量には向いていないと言われているため、ボディビルダーを目指す人や、サマースタイルアワードなどのFITNESSコンテスト選手には向いていない減量方法です。
糖質制限では、糖質以外は比較的自由に摂取できます。が、減量中に停滞期がきたら、結局は摂取カロリーをさらに抑えなくてはなりません。そのため、糖質制限中に主なエネルギー源となる脂質までカットしなくては、体脂肪が減らなくなってしまいます。
ということは、食べる量を減らすしか手段がなくなってしまうわけです。食べる量が減るということは、減量中でもともとカロリーを抑えているのに、さらにカロリーを減らすことに繋がるので、筋肉も落ちてしまい、基礎代謝が落ちてしまいます。
代謝が落ちているのに食べる量を減らすという行為は、充分な栄養摂取ができず、自ら筋肉を削りにかかっている行為だと言えます。
せっかく大きくしてきた筋肉もドンドン減ってしまい、筋肉が萎える。その結果として、コンテストでの結果も望めなくなってしまうので、糖質制限は絶対に向いていないと断言してもいいでしょう。
痩せない原因3:生活習慣に問題がある
ストレスが溜まる生活をしている
ストレスが原因で基礎代謝が下がってしまい、ダイエットが進まなくなるケースもあります。なぜならストレスが溜まると、交感神経を刺激して血管を収縮させてしまい、血液の流れを悪くするからです。
血液の流れが悪くなると、体に必要な栄養素が運ばれなくなり、様々な臓器に悪影響を及ぼしてしまうのです。
また、ストレスが溜まるとセロトニンという幸せホルモンとも呼ばれているホルモンが分泌されなくなってしまいます。
セロトニンには、精神を安定させて落ち着かせる働きや、不安感をなくしてくれる働きがあります。なので、ストレスが蓄積され、セロトニンが分泌されなくなると、ちょっとしたことで怒りやすくなったり、うつ病になるリスクも高くなると言われています。
ストレスが溜まって体にとっていいことは、何1つありませんね^^;
筋トレを全くしていない
どんなにたんぱく質を摂取していても、筋トレをしていなければ、基礎代謝があがらず痩せやすい体を手にすることができません。
そうはいっても、毎日筋トレをすることは現実的に難しいですよね^^;
それでも、最低でも週に2回程度は適度な筋トレをすることができれば、効率的に筋肉もつき、基礎代謝がUPします。基礎代謝が上がると、太りにくく痩せやすい体を手に入れることができます。ですから、糖質制限の有無にかかわらず、ぜひとも生活の一部に取り入れてみることをオススメします^^
睡眠不足
成長ホルモンは筋肉を回復させたり、筋肉を成長させるためのホルモンです。筋肉がつけば基礎代謝がUPして、太りにくい体を手に入れることができます。
しかし、睡眠不足が続いてしまうと、成長ホルモンが分泌されにくくなってしまいます。
毎日良質な睡眠を取るというのは、現実的に難しいかもしれません。が、できる限り休みの日に休息をとったり、毎日早めに体を休めたり、スマホやパソコンでの夜更かしをSTOPさせて体を休ませてあげることが大切です。
それだけでも、効率よく成長ホルモンを分泌することができ、筋肉がつきやすい状態をつくることができます。
㊙テクニック
チートデイを作る
チートデイとは体重が7日以上減らなくなったとき、1日だけ摂取カロリーを増やして下がった代謝を一時的に戻すこと。糖質制限で痩せるための高難度テクニックです。
実践する前に覚えておいてほしいことは、停滞期の原因のひとつとして、脂肪細胞から分泌されるレプチンの減少が考えられるということ。
レプチンは脳の視床下部に働きかけ、食欲を抑え、エネルギー消費量を増加させます。
レプチンの働きは非常に強力で、通常の約10倍のレプチン量を持つマウスによる実験では、マウスの全身の脂肪がなくなるほど痩せたそうです!
このマウスではインスリンの分泌抑制、糖代謝の促進、交感神経の活性化が見られたと言います[3]。
レプチンの働きを活性化させるには、チートデイで1日だけ高炭水化物・低脂質の食事を構成すること。とても難しいテクニックですが、停滞していた体が驚いて働き始めてくれるかもしれませんよ。
Bodykeが考える糖質制限
お話したように、糖質制限は理にかなっていて、スムーズに体重を減らせる方法です。
ですが一生糖質制限を続けるわけにはいきませんよね?
白米やパン、ラーメン、チョコレート、ケーキなど・・・好きなもの、食べたいものをずっと我慢するのはとてもつらく、我慢を重ねた結果、リバウンドをしてしまう可能性が高いでしょう。
Bodykeが考える糖質制限とは、「無理な食事制限で一時的に痩せる」ダイエット法。食べたいものをバランスよく食べながらスリムになり、その体型を一生維持できるダイエットが本当の「ダイエット成功」なのです。
糖質を抜いて無理やり痩せるのではなく、「Bodyke=Body Make」をして、楽しく健康的な体作りをしていきましょう。
まとめ
糖質制限をしているのに、思うように体が変わらない場合は以下の3つのうち、どれかを改善する必要があります^^
・糖質制限のやりかたを見直す。
・糖質制限が向いていない
・生活習慣に問題がある
振り返ってみて、あなたに当てはまる項目はありましたか?
また、糖質制限が向いていない方は、Bodyke公式メールマガジンに登録してみてください。
極端な食事制限をせず、綺麗に楽しく痩せるための情報を無料で発信させていただいております。
Bodyke | ダイエット、体づくりのためのフィットネスメールマガジン
参考文献
参考[1]:厚生労働省:(PDF)「健康な食事」の基準策定の考え方及び策定方針について(案)
参考[2]:国立健康・栄養研究所:保健指導(食事・運動)に関するQ&A集 ―嗜好品(酒・間食)―
参考[3]:日本医学会:1.肥満の分子機構ーレプチンを中心に
http://bodyke-live.com/diet/carbohydrate-restriction-three-cause-lose-weight-technique/http://bodyke-live.com/wp-content/uploads/2018/01/shutterstock_205314403-1-1024x640.jpghttp://bodyke-live.com/wp-content/uploads/2018/01/shutterstock_205314403-1-150x150.jpgダイエット_r「糖質制限で痩せない!」という場合、何かしら原因があります。食事の摂り方が間違っているケース、糖質制限に向かない生活習慣をしているケース、そもそも糖質制限に向いていない人であるケースなど。糖質制限をする前に、糖質制限のやり方やメカニズムを知っておくことは大切。そこで今回は糖質制限で痩せない3つの原因について解説します。そもそもなぜ糖質制限で痩せることができるのかと、糖質制限のためのテクニックもご紹介するので、これからの体づくりに活かしてくださいね。なぜ糖質制限で痩せるの?糖質制限はダイエット方法として有名ですが、どうして糖質制限で痩せるのでしょうか?ポイントとなるのは、血糖値とインスリンの分泌を抑えられることです。太るメカニズムと比較してみると、糖質制限で体重が減る理由がわかってきます。 (1)炭水化物、つまり糖質の摂取によって血糖値が上昇する (2)血糖値の上昇を抑える働きがあるインスリンは、脂肪細胞にブドウ糖などの糖質を取り込み、これが脂肪に変わる (3)結果、肥満になる とするのである。そのため、炭水化物の摂取を制限すれば脂肪は増えず、肥満にはならないとするのである。 出典:独立行政法人 農畜産業振興機構:肥満の予防と治療太る原因である脂肪を作り出すのはインスリン。そしてインスリンは血糖値の上昇を抑える物質なので、血糖値が上がらなければ分泌を抑制できます。血糖値を上げないために糖質を摂取しないというのが糖質制限で痩せるメカニズムなのです。痩せない原因1:食事が間違っている気づかず糖質を摂取している糖質の摂取を最小限に抑えて、脂質をエネルギーに変えるのが糖質制限。糖質制限で痩せない場合、食事の中で無意識に糖質を摂取しているかもしれません。糖質が多い食材・少ない食材野菜の糖質を考えないと、意外なところで過剰な糖質を摂取することになります。特に糖質の多い野菜は、かぼちゃ、人参、ごぼう、玉ねぎ、コーン、ブロッコリー、トマト、れんこん。かぼちゃ100gあたりの糖質含有量は17g。小麦粉57gと比較しても多めです[1]。糖質の少ない野菜は葉野菜です。レタス、ほうれん草、はくさい、きゅうり、大根は安心して食べられます[1]。焼き肉のタレ、揚げ物の衣にも意外と多くの糖質が含まれています。糖質が多いお酒・少ないお酒糖質の少ないお酒は蒸留酒です。蒸留酒で代表的なのは、焼酎、ウイスキー、ブランデー、ウォッカ、ジンなど。これらには糖質が含まれません。反対に糖質が多く含まれているお酒は醸造酒。醸造酒とは、ビール、日本酒、ワインなど、米や麹、果物から作られているお酒です。「糖質0」と書かれていても、100mlあたり約0.5gの糖質が含まれているので注意してくださいね[2]。塩分を摂りすぎている塩分を摂りすぎると腸による糖質の吸収が促進されます。特に糖質として代表的な「ブドウ糖(グルコース)」の吸収が良くなってしまうのです。腸管からのグルコースの吸収には,前述のように糖輸送蛋白 SGLT1 と GLUT2が重要であり,ASBT は回腸末端において,アミノ酸抱合胆汁酸の Na+依存性吸収を行う. 出典:JSTAGE:(PDF)メタボリック症候群における消化・吸収SGLT1とGLUT2は糖質を運ぶ物質で、ASBTが消化管での吸収を行います。ASBTの働きは塩分であるナトリウムに依存しているので、塩分を摂りすぎると摂取した糖質が効率よく吸収されることに。糖質制限中の食事は塩分が多くなりがちですが、その場合は「カリウム」を十分に摂取しましょう!カリウムは、細胞内液の浸透圧を調節して一定に保つ働きがあります。…中略…ナトリウムを身体の外に出しやすくする作用があるため、塩分の摂り過ぎを調節するのに役立ちます。 出典:e-ヘルスネット:カリウム(かりうむ)カリウムにはナトリウムの排出を促す働きがあるので、「痩せないな・・・」と感じたら摂取量を増やしてみましょう。 海藻類、豆類、柿、スイカに多く含まれています。人工甘味料を摂りすぎている「糖質制限中でも人工甘味料なら大丈夫」と思っていませんか?確かに糖質制限に適しているように思えますが、人工甘味料は腸に悪影響を与えて太りやすい体質になると言われているので要注意です!その理由は「脂肪吸収ホルモン」と呼ばれるインスリンが増えること、糖質の吸収が促進されること、腸内細菌を変化させて通常時の血糖値が高まることの3つです。腸管で甘味を感じると、腸から分泌されるインクレチンというホルモンがインスリン分泌を促進したり、腸からの糖の吸収が促進されたりすることが報告され、…中略… 最近、人工甘味料による糖代謝の影響を考える上で重要視されているのが腸内細菌叢そう(腸内フローラ)である。…中略…サッカリン投与により腸内細菌のグリカン分解経路が活性化し、 それに伴いエネルギー吸収の増加につながる短鎖脂肪酸が腸管内に増加することが示され、そのことが耐糖能異常を誘発したと考えられている。 出典:独立行政法人 農畜産業振興機構:人工甘味料と糖代謝人工甘味料を摂取していると、糖質もエネルギーも吸収されやすくなります。糖質制限中はなるべくインスリンの分泌を抑えたいので、摂取するとしても3日に1回程度にすることがおすすめです。単純に食べ過ぎている糖質制限のメリットとして、摂取カロリーをそれほど考えずに食べても痩せると言われています。しかし、ダイエットには「摂取カロリー<消費カロリー=痩せる」という原則があります。活動量に対してあまりにもオーバーなカロリーを摂取してしまっては、徐々に脂肪を蓄えてしまう可能性もあります。必要な分を極端に超えないように摂取していきましょう。痩せない原因2:糖質制限が向いていないそもそも体質的に合っていない人もいます。ちなみにTOSHIは体質的に絶対にあっていない1人です(笑)糖質が好きでたまらないケースそもそも糖質が好きな方には、糖質制限をすることはオススメできません。好きなものを完全に制限して痩せたとしても、辛くて楽しくないダイエットになってしまいます。ダイエットを成功させるには、ストレスを抑えながら長い期間続けるという成功の法則があります。そもそも糖質が好きな人が糖質制限をして痩せても、もれなくリバウンドキャンペーンがついてきます(笑)TOSHIも1度だけ糖質制限をしたことがありますが、もちろんリバウンドしました。肝臓か腎臓が弱いケース糖質制限中はお肉を中心に食事をするので、一般の方が摂取するタンパク質量より、多いタンパク質量を摂取することになります。食事から摂ったタンパク質で余ってしまったものは、分解されて窒素となります。窒素を体の外に排泄するためには、肝臓と腎臓の働きが必要です。しかし、必要のない窒素はアンモニアと化してしまいます。学生時代、理科の授業でアンモニアを嗅いだことはありませんか?強烈な匂いを放つアンモニアは私たちの体にとってもちろん有害な物質なんです。有害なものを体の中に溜め込んでいては身体も壊れてしまいますので、肝臓で無害な尿素に変換されて腎臓で尿として排出されます。ただ、タンパク質を過剰に摂取しすぎるとその分多くの窒素を、尿に変換しなくてはいけませんよね^^;すると肝臓や腎臓に莫大な負担がかかってしまい、内臓疲労を引き起こす原因に繋がるとも言われています。肝臓か腎臓が弱い方は、糖質制限を控えたほうがいいでしょう。コンテストに出場するケース糖質制限ダイエットは、究極まで絞る方法ではありません。選手のなかには、減量初期は糖質制限で脂肪を落として、減量中期~炭水化物を食べながら脂質を削って減量をする選手ももちろんいます。しかし、体脂肪率1桁まで絞るための減量には向いていないと言われているため、ボディビルダーを目指す人や、サマースタイルアワードなどのFITNESSコンテスト選手には向いていない減量方法です。糖質制限では、糖質以外は比較的自由に摂取できます。が、減量中に停滞期がきたら、結局は摂取カロリーをさらに抑えなくてはなりません。そのため、糖質制限中に主なエネルギー源となる脂質までカットしなくては、体脂肪が減らなくなってしまいます。ということは、食べる量を減らすしか手段がなくなってしまうわけです。食べる量が減るということは、減量中でもともとカロリーを抑えているのに、さらにカロリーを減らすことに繋がるので、筋肉も落ちてしまい、基礎代謝が落ちてしまいます。代謝が落ちているのに食べる量を減らすという行為は、充分な栄養摂取ができず、自ら筋肉を削りにかかっている行為だと言えます。せっかく大きくしてきた筋肉もドンドン減ってしまい、筋肉が萎える。その結果として、コンテストでの結果も望めなくなってしまうので、糖質制限は絶対に向いていないと断言してもいいでしょう。痩せない原因3:生活習慣に問題があるストレスが溜まる生活をしているストレスが原因で基礎代謝が下がってしまい、ダイエットが進まなくなるケースもあります。なぜならストレスが溜まると、交感神経を刺激して血管を収縮させてしまい、血液の流れを悪くするからです。血液の流れが悪くなると、体に必要な栄養素が運ばれなくなり、様々な臓器に悪影響を及ぼしてしまうのです。また、ストレスが溜まるとセロトニンという幸せホルモンとも呼ばれているホルモンが分泌されなくなってしまいます。セロトニンには、精神を安定させて落ち着かせる働きや、不安感をなくしてくれる働きがあります。なので、ストレスが蓄積され、セロトニンが分泌されなくなると、ちょっとしたことで怒りやすくなったり、うつ病になるリスクも高くなると言われています。ストレスが溜まって体にとっていいことは、何1つありませんね^^;筋トレを全くしていないどんなにたんぱく質を摂取していても、筋トレをしていなければ、基礎代謝があがらず痩せやすい体を手にすることができません。そうはいっても、毎日筋トレをすることは現実的に難しいですよね^^;それでも、最低でも週に2回程度は適度な筋トレをすることができれば、効率的に筋肉もつき、基礎代謝がUPします。基礎代謝が上がると、太りにくく痩せやすい体を手に入れることができます。ですから、糖質制限の有無にかかわらず、ぜひとも生活の一部に取り入れてみることをオススメします^^睡眠不足成長ホルモンは筋肉を回復させたり、筋肉を成長させるためのホルモンです。筋肉がつけば基礎代謝がUPして、太りにくい体を手に入れることができます。しかし、睡眠不足が続いてしまうと、成長ホルモンが分泌されにくくなってしまいます。毎日良質な睡眠を取るというのは、現実的に難しいかもしれません。が、できる限り休みの日に休息をとったり、毎日早めに体を休めたり、スマホやパソコンでの夜更かしをSTOPさせて体を休ませてあげることが大切です。それだけでも、効率よく成長ホルモンを分泌することができ、筋肉がつきやすい状態をつくることができます。㊙テクニックチートデイを作るチートデイとは体重が7日以上減らなくなったとき、1日だけ摂取カロリーを増やして下がった代謝を一時的に戻すこと。糖質制限で痩せるための高難度テクニックです。実践する前に覚えておいてほしいことは、停滞期の原因のひとつとして、脂肪細胞から分泌されるレプチンの減少が考えられるということ。レプチンは脳の視床下部に働きかけ、食欲を抑え、エネルギー消費量を増加させます。レプチンの働きは非常に強力で、通常の約10倍のレプチン量を持つマウスによる実験では、マウスの全身の脂肪がなくなるほど痩せたそうです!このマウスではインスリンの分泌抑制、糖代謝の促進、交感神経の活性化が見られたと言います[3]。レプチンの働きを活性化させるには、チートデイで1日だけ高炭水化物・低脂質の食事を構成すること。とても難しいテクニックですが、停滞していた体が驚いて働き始めてくれるかもしれませんよ。Bodykeが考える糖質制限お話したように、糖質制限は理にかなっていて、スムーズに体重を減らせる方法です。ですが一生糖質制限を続けるわけにはいきませんよね?白米やパン、ラーメン、チョコレート、ケーキなど・・・好きなもの、食べたいものをずっと我慢するのはとてもつらく、我慢を重ねた結果、リバウンドをしてしまう可能性が高いでしょう。Bodykeが考える糖質制限とは、「無理な食事制限で一時的に痩せる」ダイエット法。食べたいものをバランスよく食べながらスリムになり、その体型を一生維持できるダイエットが本当の「ダイエット成功」なのです。糖質を抜いて無理やり痩せるのではなく、「Bodyke=Body Make」をして、楽しく健康的な体作りをしていきましょう。まとめ糖質制限をしているのに、思うように体が変わらない場合は以下の3つのうち、どれかを改善する必要があります^^・糖質制限のやりかたを見直す。・糖質制限が向いていない・生活習慣に問題がある振り返ってみて、あなたに当てはまる項目はありましたか?また、糖質制限が向いていない方は、Bodyke公式メールマガジンに登録してみてください。極端な食事制限をせず、綺麗に楽しく痩せるための情報を無料で発信させていただいております。http://teambodyke.com/welcome/mag/参考文献参考[1]:厚生労働省:(PDF)「健康な食事」の基準策定の考え方及び策定方針について(案)参考[2]:国立健康・栄養研究所:保健指導(食事・運動)に関するQ&A集 ―嗜好品(酒・間食)―参考[3]:日本医学会:1.肥満の分子機構ーレプチンを中心にパーソナルトレーナー 坂本季生 bodykesakatoshi@gmail.comUserBodykeLIVE