トレーニング用語って覚えづらい!なんとなく覚えてればOK!
- バンプアップ
- バーニング
- バルクアップ
など、トレーニング用語はいろいろありますが、日常生活では使わない言葉のためいまいちどんなものなのかすぐに想像することは難しいですよね。
でも大丈夫、トレーニング用語は絶対に覚えておかなくてはいけないわけではないのです!用語を覚えていても筋肉はつきません(笑)ですが、なんとなくでも覚えておくと、これからのトレーニング時に「今バンプアップしている」とか思えるかもしれないのでちょっとだけ触れてみましょう。
Contents
「バンプアップ」って何?
ボディビルダーなど、鍛えた体を人前で見せる機会がある人は、人前に出る前に腕立て伏せなどのトレ―ニングをしてからコンテストで見せます。これは、腕立て伏せなどを行った後には筋肉が膨らんで体がより大きく見えるからです。
このことを「バンプアップ」といいます。トレーニング業界での用語としては、かなり広く使われているので聞いたことはあるかもしれません。
バンプアップの仕組みとは
トレーニングをすると、乳酸やアデノシン、ATPの分解産物などのさまざまな物質(代謝産物)が筋肉に溜まっていきます。このことにより、金銭に周辺の溶液の濃度が高くなると、筋肉の働きを維持するのが難しくなります。この状態に陥ると、血液から血漿の成分が筋肉に流れてきて、水分で薄めようとするのです。
つまり、筋肉が水ぶくれしているような状態ということですね。
トレーニング後、10分程度筋肉が腫れているような感じがするのはこういうことなのです。これが、バンプアップの仕組みです。
水分の移行は持続性が高い
この状態は毛細血管も開いてきて、血液が大量に筋肉に流れ込みます。これもパンプアップのメカニズムのひとつです。
血液が大量に流れ込むという状態はさほど長引かないのですが、最初の水分が移行した分は持続性が高いため、運動後はしばらく筋肉がパンパンに張っている状態が続きます。
「バーニング」ってどういうこと?
激しいトレーニングをすると、代謝産物がたくさんつくられます。そしてこれらの代謝産物は、筋肉の中にある神経を刺激することがあるのです。
筋肉の中には、「侵害受容器」というケガや感染に対して敏感に反応する神経がたくさんつまっています。例えば筋肉をたたくと痛みが走ったり、トレーニング後に筋肉痛が起こるのは、この神経が原因なのです。
この神経の中にはさまざまな種類があります。
- 乳酸を感じる神経
- 圧迫や熱に反応する神経
- メントールや辛みの成分のカプサイシンのような物質に反応する神経
などがあります。
これらの神経が、一気に活性化すると、筋肉の中が燃えているような感覚が起こります。このことを、「バーン」や「バーニング」という言葉で表すのです。
「バルクアップ」とは?
バルク(bulk)とは「量」という意味です。では、バルクアップというと、単純に、筋肉の量を増やすことを指します。ボディビル業界やトレーニングジムなどでは使うことが多い言葉です。
バルクアップは、筋肉の完成度を競うボディビルのコンテストで非常に重要な意味を持ちます。
ボディビルのコンテストでは、大きく分けて3つの審査要素があります。
- バルク
- ディフィニション
- プロポーション
の3つです。
バルクとは、筋肉量のことをいいます。ディフィニションは、皮下脂肪が少なく筋肉にキレがあるかどうか。最後のプロポーションとは、筋肉がバランスよくついているかということです。この中でも1番の基本となるのは「バルク」です。
アクション俳優のブルース・リーさんは、非常にすばらしいカラダをもっていますが、バルクというよりもディフィニションにすぐれた体です。もしも、ブルース・リーさんがボディビルの競技に出たとしたら、さらにバルクアップをしたほうが良い結果が出るでしょう。
スポーツ選手がバルクアップをする場合は競技の特性と相談すること
今の筋肉が足りてないと感じてバルクアップをしたい場合、今行っている競技種目の特性とよく相談するのが必要です。筋肉量が上がると筋力が上がるということには間違いありませんが、その分体重や手足の重量も増えるのも事実です。
ハンマー投げやウエイトリフティングなど、筋肉のパワーが直接関係するような種目であれば問題はありませんが、スプリント競技などでは足の筋肉量が増えることで足の振りが遅くなることが考えられます。そうなると、かえってタイムが出なくなるというマイナスも考えられます。
つまり、単純に結果を出したいからバルクアップをすればいいということではないのです。とくに、足や腕の先端が重くなると「惰性モーメント(軸の周りを回転するものの惰性の大きさを表す量)」が大きくなるため、問題になるでしょう。
どうしても筋力やパワーが不足している時にはバルクアップがおすすめ
どんなスポーツであれ、バルクアップは基本的なパフォーマンスの向上の要因となります。しかし、どのくらい基本的かは種目だけではなく各個人のレベルによっても変わってくるため、その選手によって何が一番問題なのかを把握する必要があります。
総合的に判断したうえで、どうしても筋力やパワーが不足しているということであればバルクアップを第一の要素としてトレーニングに取り入れるのがよいでしょう。
これからバルクアップを行うのであれば、オフの期間にバルクアップに集中する期間を作り、じっくりと筋肉を太くしましょう。そのあとに、筋肉の動かし方を鍛えていくなど、計画的にトレーニングを行うのが重要です。
以上はスポーツを行っている人に対してのバルクアップに対する考え方であり、今現在何かしらのスポーツをしているわけでもなく、健康なカラダを目指したい、カラダを大きくしたいということであればトレーナーと相談してバルクアップの計画を立ててみましょう。
http://bodyke-live.com/basic-knowledge/training-glossary/http://bodyke-live.com/wp-content/uploads/2017/09/joshua-munoz-113671-e1505576834441-1024x643.jpghttp://bodyke-live.com/wp-content/uploads/2017/09/joshua-munoz-113671-e1505576834441-150x150.jpg基礎知識バンプアップ バーニング バルクアップなど、トレーニング用語はいろいろありますが、日常生活では使わない言葉のためいまいちどんなものなのかすぐに想像することは難しいですよね。でも大丈夫、トレーニング用語は絶対に覚えておかなくてはいけないわけではないのです!用語を覚えていても筋肉はつきません(笑)ですが、なんとなくでも覚えておくと、これからのトレーニング時に「今バンプアップしている」とか思えるかもしれないのでちょっとだけ触れてみましょう。 「バンプアップ」って何?ボディビルダーなど、鍛えた体を人前で見せる機会がある人は、人前に出る前に腕立て伏せなどのトレ―ニングをしてからコンテストで見せます。これは、腕立て伏せなどを行った後には筋肉が膨らんで体がより大きく見えるからです。このことを「バンプアップ」といいます。トレーニング業界での用語としては、かなり広く使われているので聞いたことはあるかもしれません。バンプアップの仕組みとはトレーニングをすると、乳酸やアデノシン、ATPの分解産物などのさまざまな物質(代謝産物)が筋肉に溜まっていきます。このことにより、金銭に周辺の溶液の濃度が高くなると、筋肉の働きを維持するのが難しくなります。この状態に陥ると、血液から血漿の成分が筋肉に流れてきて、水分で薄めようとするのです。つまり、筋肉が水ぶくれしているような状態ということですね。トレーニング後、10分程度筋肉が腫れているような感じがするのはこういうことなのです。これが、バンプアップの仕組みです。水分の移行は持続性が高いこの状態は毛細血管も開いてきて、血液が大量に筋肉に流れ込みます。これもパンプアップのメカニズムのひとつです。血液が大量に流れ込むという状態はさほど長引かないのですが、最初の水分が移行した分は持続性が高いため、運動後はしばらく筋肉がパンパンに張っている状態が続きます。「バーニング」ってどういうこと?激しいトレーニングをすると、代謝産物がたくさんつくられます。そしてこれらの代謝産物は、筋肉の中にある神経を刺激することがあるのです。筋肉の中には、「侵害受容器」というケガや感染に対して敏感に反応する神経がたくさんつまっています。例えば筋肉をたたくと痛みが走ったり、トレーニング後に筋肉痛が起こるのは、この神経が原因なのです。この神経の中にはさまざまな種類があります。乳酸を感じる神経 圧迫や熱に反応する神経 メントールや辛みの成分のカプサイシンのような物質に反応する神経などがあります。これらの神経が、一気に活性化すると、筋肉の中が燃えているような感覚が起こります。このことを、「バーン」や「バーニング」という言葉で表すのです。 「バルクアップ」とは?バルク(bulk)とは「量」という意味です。では、バルクアップというと、単純に、筋肉の量を増やすことを指します。ボディビル業界やトレーニングジムなどでは使うことが多い言葉です。バルクアップは、筋肉の完成度を競うボディビルのコンテストで非常に重要な意味を持ちます。ボディビルのコンテストでは、大きく分けて3つの審査要素があります。バルク ディフィニション プロポーションの3つです。バルクとは、筋肉量のことをいいます。ディフィニションは、皮下脂肪が少なく筋肉にキレがあるかどうか。最後のプロポーションとは、筋肉がバランスよくついているかということです。この中でも1番の基本となるのは「バルク」です。アクション俳優のブルース・リーさんは、非常にすばらしいカラダをもっていますが、バルクというよりもディフィニションにすぐれた体です。もしも、ブルース・リーさんがボディビルの競技に出たとしたら、さらにバルクアップをしたほうが良い結果が出るでしょう。スポーツ選手がバルクアップをする場合は競技の特性と相談すること今の筋肉が足りてないと感じてバルクアップをしたい場合、今行っている競技種目の特性とよく相談するのが必要です。筋肉量が上がると筋力が上がるということには間違いありませんが、その分体重や手足の重量も増えるのも事実です。ハンマー投げやウエイトリフティングなど、筋肉のパワーが直接関係するような種目であれば問題はありませんが、スプリント競技などでは足の筋肉量が増えることで足の振りが遅くなることが考えられます。そうなると、かえってタイムが出なくなるというマイナスも考えられます。つまり、単純に結果を出したいからバルクアップをすればいいということではないのです。とくに、足や腕の先端が重くなると「惰性モーメント(軸の周りを回転するものの惰性の大きさを表す量)」が大きくなるため、問題になるでしょう。どうしても筋力やパワーが不足している時にはバルクアップがおすすめどんなスポーツであれ、バルクアップは基本的なパフォーマンスの向上の要因となります。しかし、どのくらい基本的かは種目だけではなく各個人のレベルによっても変わってくるため、その選手によって何が一番問題なのかを把握する必要があります。総合的に判断したうえで、どうしても筋力やパワーが不足しているということであればバルクアップを第一の要素としてトレーニングに取り入れるのがよいでしょう。これからバルクアップを行うのであれば、オフの期間にバルクアップに集中する期間を作り、じっくりと筋肉を太くしましょう。そのあとに、筋肉の動かし方を鍛えていくなど、計画的にトレーニングを行うのが重要です。以上はスポーツを行っている人に対してのバルクアップに対する考え方であり、今現在何かしらのスポーツをしているわけでもなく、健康なカラダを目指したい、カラダを大きくしたいということであればトレーナーと相談してバルクアップの計画を立ててみましょう。BodykeLIVE kumi.fukagawa@example.comEditorBodykeLIVE