糖質を食べすぎると死の危険も…
私たちが普段口にする食べ物には当たり前ですが糖質が含まれています。この糖質ですが、疲れをとるためにも必要な栄養素ですが、現代の食生活ではちょっと気を付けていないとすぐに必要以上の糖質をとってしまいます。
この糖質ですが、摂りすぎると太るだけではなく…体に非常に悪影響を及ぼしてしまいます。
今回は、気を付けなくてはいけない糖質について説明いたします。
清涼飲料水に気を付けないと糖尿病が迫ってくる…
清涼飲料水は私たちが日常的に口にする飲み物です。少し口にするくらいなら問題はありませんが、缶コーヒーを常飲している場合は注意が必要です。缶コーヒーや清涼飲料水などの糖質が多い飲み物をとると、血糖値が急激に上がります。それを察知したカラダガすい臓からインスリンを出し、血糖値を下げる仕組みになっています。
しかし、すい臓はあまりにも酷使されていると動きが鈍くなってしまうのです。血糖値が思うようにコントロールできないということは、糖尿病を発症してしまいます。
さらに、すい臓がまったく働かなくなりインスリンが不足してしまうと、缶コーヒーを1本飲んだだけでなんと血糖値は500にも1000にも上がっていきます。血糖値が800を超えると、意識を失い命の危険にさらされます。救急車で運ばれ命はとりとめたとしても、重度の糖尿病患者になってしまうのは間違いありません。さらに、心疾患や脳疾患、がん、認知症といったその他の病気にかかる確率も上がります。
貧困層に糖尿病が増える理由とは
昔はそれほど血糖値は注目されていませんでしたが、なぜ現在血糖値が注目されているのでしょうか?それは、糖尿病患者、隠れ血糖値異常の人が極端に増加したからだと考えられます。ひと昔前は、成人の100人に1人くらいの割合でしたが、なんと現在成人男性の約20%、成人女性の約10%が糖尿病の疑いがあるという結果が出ています。さらに、「隠れ血糖値異常」の人を含めたらその数はさらに増えていきます。
この様な状態になってしまったのは「日本人の生活が欧米化したから」という一言でまとめるのは早計です。「欧米化」により自動車が普及したため運動量が減ったこともありますし、コーラのような糖質がたっぷり入った清涼飲料水が多く飲まれるようになったのは間違いなく糖尿病増加の原因になります。しかし、欧米化でよく言われる「お肉を食べる機会が増えた」ことは糖尿病とは関係ありません。
かつては糖尿病のことを「贅沢病」と呼ぶこともあり、美味しいものを食べている人がかかる病気だという誤認識がありましたが、これは戦時など食べるものが少ない状態の際の話であり現在は当てはまりません。むしろ貧困層に糖尿病が増えているのです。
アメリカのスーパーにいくと、大きなピザが10枚ほどセットになったような食品が多数売られています。もちろん栄養バランスで考えるとまったくよくないものですが、安くて電子レンジでチンするだけのお手軽な料理は大人気です。そして、こういったものを常食している人たちが、肥満や糖尿病、その他の病気になっているのです。これは、世界的傾向であり、日本でも同様の流れになっているといえます。
日本人のDNAはたくさんの食料を食べることに向いていない?
戦後まもなくは、「白いご飯」をたくさん食べるということは多くの日本人にとって願っていたことのひとつでしょう。しかし、その時代に白いご飯をたくさん食べるということは滅多にないことですので、たまに食べたからと言っても糖尿病になることなど考えられません。
しかし、現代ではどうでしょうか?毎日白いご飯を食べていませんか?朝食・昼食・夕食と白いご飯を食べることはそんなに難しいことではありません。
ところが、私たちのDNAは白いご飯をたくさん食べることには向いていないのです。というのも、私たちの祖先は、採取した木の実などのほんのわずかな食料を食べて生き残っていた種族です。そのDNAを引き継いでいる私たちが、食べるものを変えていったことが今日の不健康社会の原因のひとつだといえます。命の基本となるのは食です。この食べ物を簡単に変えてしまったことで体が対応しきれていないのです。そんな昔のこと関係ある?と思う人も少なくないでしょう。
しかし考えてみてください。稲作ができるようになってからも、私たちの祖先は白米ではなく玄米を基本的に食べていました。白く精製したお米を食べるようになったのは最近のことなのです。ましてや、白い砂糖や砂糖を溶かした飲料水なんてここ数十年にできあがったものです。これらを作ったのは、産業革命以降の現代人です。ここには、「美味しいからこれを食べよう。」という理由だけではなく、「美味しいということはみんなが購入する。つまりは儲かる。」という企業の考えが存在するのです。
糖質中毒に要注意!?
現代人は企業の思惑により、「糖質中毒」になっている人が非常に多くいます。砂糖として考えると、一日にそんなに多くは摂っていないと思うかもしれませんが、知らず識らずのうちに摂取している糖質を砂糖にするとなんと「スプーン40杯もの砂糖」をいつの間にか食べていると聞くと誰もが驚くことでしょう。こんなにも多くの砂糖を知らず識らずのうちに摂っていたならば糖質中毒になっても仕方ないですよね。
お菓子やジャンクフードなどの明らかに砂糖が多いとわかる食品ならば避けることも可能ですが、ヘルシーだと考えられている「シリアル」や「ヨーグルト」などにも糖質は含まれています。これらを食べ続けていると、精神的にも毒されていくのです。
- 朝目覚めると体がだるい。
- 砂糖を摂ると脳が美味しいと感じ、幸せな気分が続く。
- 1時間くらいすると効果が切れて集中力が低下する
- 砂糖を欲する
この様な悪循環が続くのです。これは糖質中毒以外のなにものでもありません。糖質は完全な悪ではありませんが、必要以上は体に毒になってしまいます。糖質中毒にならないよう、日頃の食生活を見直すことが重要だといえるでしょう。
http://bodyke-live.com/basic-knowledge/sugar-overeating-danger-of-death/http://bodyke-live.com/wp-content/uploads/2017/11/ELFA_IMG_1512_TP_V-e1511190124102-1024x642.jpghttp://bodyke-live.com/wp-content/uploads/2017/11/ELFA_IMG_1512_TP_V-e1511190124102-150x150.jpg基礎知識私たちが普段口にする食べ物には当たり前ですが糖質が含まれています。この糖質ですが、疲れをとるためにも必要な栄養素ですが、現代の食生活ではちょっと気を付けていないとすぐに必要以上の糖質をとってしまいます。この糖質ですが、摂りすぎると太るだけではなく…体に非常に悪影響を及ぼしてしまいます。今回は、気を付けなくてはいけない糖質について説明いたします。清涼飲料水に気を付けないと糖尿病が迫ってくる…清涼飲料水は私たちが日常的に口にする飲み物です。少し口にするくらいなら問題はありませんが、缶コーヒーを常飲している場合は注意が必要です。缶コーヒーや清涼飲料水などの糖質が多い飲み物をとると、血糖値が急激に上がります。それを察知したカラダガすい臓からインスリンを出し、血糖値を下げる仕組みになっています。しかし、すい臓はあまりにも酷使されていると動きが鈍くなってしまうのです。血糖値が思うようにコントロールできないということは、糖尿病を発症してしまいます。さらに、すい臓がまったく働かなくなりインスリンが不足してしまうと、缶コーヒーを1本飲んだだけでなんと血糖値は500にも1000にも上がっていきます。血糖値が800を超えると、意識を失い命の危険にさらされます。救急車で運ばれ命はとりとめたとしても、重度の糖尿病患者になってしまうのは間違いありません。さらに、心疾患や脳疾患、がん、認知症といったその他の病気にかかる確率も上がります。 貧困層に糖尿病が増える理由とは昔はそれほど血糖値は注目されていませんでしたが、なぜ現在血糖値が注目されているのでしょうか?それは、糖尿病患者、隠れ血糖値異常の人が極端に増加したからだと考えられます。ひと昔前は、成人の100人に1人くらいの割合でしたが、なんと現在成人男性の約20%、成人女性の約10%が糖尿病の疑いがあるという結果が出ています。さらに、「隠れ血糖値異常」の人を含めたらその数はさらに増えていきます。この様な状態になってしまったのは「日本人の生活が欧米化したから」という一言でまとめるのは早計です。「欧米化」により自動車が普及したため運動量が減ったこともありますし、コーラのような糖質がたっぷり入った清涼飲料水が多く飲まれるようになったのは間違いなく糖尿病増加の原因になります。しかし、欧米化でよく言われる「お肉を食べる機会が増えた」ことは糖尿病とは関係ありません。かつては糖尿病のことを「贅沢病」と呼ぶこともあり、美味しいものを食べている人がかかる病気だという誤認識がありましたが、これは戦時など食べるものが少ない状態の際の話であり現在は当てはまりません。むしろ貧困層に糖尿病が増えているのです。アメリカのスーパーにいくと、大きなピザが10枚ほどセットになったような食品が多数売られています。もちろん栄養バランスで考えるとまったくよくないものですが、安くて電子レンジでチンするだけのお手軽な料理は大人気です。そして、こういったものを常食している人たちが、肥満や糖尿病、その他の病気になっているのです。これは、世界的傾向であり、日本でも同様の流れになっているといえます。 日本人のDNAはたくさんの食料を食べることに向いていない?戦後まもなくは、「白いご飯」をたくさん食べるということは多くの日本人にとって願っていたことのひとつでしょう。しかし、その時代に白いご飯をたくさん食べるということは滅多にないことですので、たまに食べたからと言っても糖尿病になることなど考えられません。しかし、現代ではどうでしょうか?毎日白いご飯を食べていませんか?朝食・昼食・夕食と白いご飯を食べることはそんなに難しいことではありません。ところが、私たちのDNAは白いご飯をたくさん食べることには向いていないのです。というのも、私たちの祖先は、採取した木の実などのほんのわずかな食料を食べて生き残っていた種族です。そのDNAを引き継いでいる私たちが、食べるものを変えていったことが今日の不健康社会の原因のひとつだといえます。命の基本となるのは食です。この食べ物を簡単に変えてしまったことで体が対応しきれていないのです。そんな昔のこと関係ある?と思う人も少なくないでしょう。しかし考えてみてください。稲作ができるようになってからも、私たちの祖先は白米ではなく玄米を基本的に食べていました。白く精製したお米を食べるようになったのは最近のことなのです。ましてや、白い砂糖や砂糖を溶かした飲料水なんてここ数十年にできあがったものです。これらを作ったのは、産業革命以降の現代人です。ここには、「美味しいからこれを食べよう。」という理由だけではなく、「美味しいということはみんなが購入する。つまりは儲かる。」という企業の考えが存在するのです。 糖質中毒に要注意!?現代人は企業の思惑により、「糖質中毒」になっている人が非常に多くいます。砂糖として考えると、一日にそんなに多くは摂っていないと思うかもしれませんが、知らず識らずのうちに摂取している糖質を砂糖にするとなんと「スプーン40杯もの砂糖」をいつの間にか食べていると聞くと誰もが驚くことでしょう。こんなにも多くの砂糖を知らず識らずのうちに摂っていたならば糖質中毒になっても仕方ないですよね。お菓子やジャンクフードなどの明らかに砂糖が多いとわかる食品ならば避けることも可能ですが、ヘルシーだと考えられている「シリアル」や「ヨーグルト」などにも糖質は含まれています。これらを食べ続けていると、精神的にも毒されていくのです。朝目覚めると体がだるい。 砂糖を摂ると脳が美味しいと感じ、幸せな気分が続く。 1時間くらいすると効果が切れて集中力が低下する 砂糖を欲するこの様な悪循環が続くのです。これは糖質中毒以外のなにものでもありません。糖質は完全な悪ではありませんが、必要以上は体に毒になってしまいます。糖質中毒にならないよう、日頃の食生活を見直すことが重要だといえるでしょう。BodykeLIVE kumi.fukagawa@example.comEditorBodykeLIVE