トレーニングでも遊びでも、体を動かすと筋肉痛になる人が多いことでしょう。

では、なぜ筋肉痛になるのでしょうか?筋肉を動かしているから?

今回は筋肉痛になる仕組みを見ていきましょう。

筋肉痛には種類がある

筋肉痛には2つの種類があります。1つは「即発性筋痛」といって、運動後すぐに起こるものです。即発性筋痛には筋膜の断裂のような場合と、疲労物質がたまることなどによって起こる場合がありますが、ほとんどが疲労物質がたまるのが原因です。

疲労物質とは、乳酸と一緒につくられる水素イオンのことです。よく、疲労は乳酸によるものだと勘違いされていますが、実は乳酸そのものではなく一緒に作られる水素イオンが原因なのです。

この水素イオンによって筋肉が極度に産生となると、「痛い」「だるい」「体が重い」という感覚が生じます。

もう1つは「遅発性筋痛」といい、翌日や翌々日に筋肉が痛いと感じるもので、いわゆる一般的な筋肉痛のことです。運動をすると、筋細胞の中に傷ができてそこで炎症反応が起こります。

炎症が起こると、外相や毒素などで活性化する「ヒスタミン」などがたくさんつくられます。その中には痛みやかゆみを引き起こす物質があるため、炎症と共に筋肉がはれて熱っぽくなったり、力を入れると痛くなるという状態に陥るのです。

 

筋肉痛が起こりやすい動作って?

とくに筋肉痛が起こりやすい運動は「ブレーキング動作」です。例えば、ベンチプレスのトレーニングをした場合、バーベルを上げる動作ではなく、下ろす動作の方が筋肉は傷つきやすいのです。

山登りならば、登っただけでは実は筋肉痛は起こりにくいのですが、上った山は下りないといけないですよね。この下りるという動作で筋肉痛が引き起こります。スキーも同様です。

 

運動をあまりしていない人は筋肉が傷つきやすい

筋肉の傷つきやすさは、筋肉の状態にも依存しています。

毎日運動をしている人と、運動をたまにしかしない人が同じ運動をするとたまにしかしない人の筋肉の方が傷つきやすいといえます。よく、「年を取ったから筋肉痛にすぐなる」と聞きますが、これは加齢によって筋肉が弱くなっているだけではなく、普段の運動量が減ることで運動レベルが低くなっていることも原因のひとつと言えるでしょう。

 

筋肉痛と活性酸素は深い結びつきがある

筋肉痛が起こると、白血球が集まって活性酸素を作り出します。この活性酸素は、細菌などの病原体を殺したり、傷ついた場所を治したりする効果があります。その際には足りなくならないように多めに治そうとする特性があるため、筋肉痛がひどくなったり長引いたりすることがあります。

この活性酸素に対する抵抗力は、若い人ほど強く年齢を重ねていくことにより弱くなっていきます。若いころは数日で治った筋肉痛が、何日も続くのは活性酸素に対する抵抗力が弱くなったことによるものでしょう。

 

筋肉痛を早く治すには

筋肉痛が起こってしまった場合、どのように治すのがベストだと思いますか?

運動直後であれば「冷やす」のが良い行動です。そして、運動から時間が経って夜になったのならば、お風呂に入り血流を良くしてストレッチを行いましょう。血行を促すことにより、炎症の治癒を早めます。また、運動後にストレッチやダウン動作をいれることで筋肉痛を軽減することができます。

 

筋肉を回復させるには抗酸化物質を摂取しよう

活性酸素のオーバーリアクションを防ぐために、ビタミンCやビタミンE、ポリフェノールなどの抗酸化物質を摂取するのもよいでしょう。

柑橘類やごま油などを積極的に料理に使い、不足している分はサプリメントで補うのがおすすめです。これらの栄養素をしっかりと摂ることで筋肉痛を早く治して、筋肉を回復させることができます。

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